ルールの裏
中々更新できない( ̄▽ ̄;)
毎日更新してる方とか尊敬します(´・ω・`)
「よし!準備はいいな?始め!!」
円に全員入ったのを確認するとギドルは合図をする。
その瞬間参加者が俺目掛けて殺到した。
「ん?おいお前らそれでいいのか?」
「何がだ?」
突然の問いかけに動きを止める。
「今俺を倒しても得はないぞ?」
こいつらルールを把握してないのか?
今回のゲームの勝利条件は俺が負けるか全滅させるかであり、俺を倒した時点でゲーム終了である。
俺は強制参加のため参加費を出してないつまり…誰も倒れていない状態で俺が倒されると参加費が返ってくるだけなのだ。
「だがギドルが金貨50枚出すと…」
「俺が勝った時だけな…」
「「「「あ!?」」」」
「このゲームは俺を倒せる人数を残しながらそちらの人数を削らないと意味はないぞ」
しかも自分たちの参加費合計=賞金なのだから交渉などできない。
参加者は周りを見回すと近場の人間を殴り飛ばしたり、魔法で弾き飛ばしたりし始めた。
(しっかしこんな得も無いゲームによく参加したなコイツら…バカなのか?)
このゲーム俺以外に利点はほぼ無い。
負けても一切支払は無いし勝てば奴等の参加費+金貨50枚貰えるのだから。
おそらくマスターギドルは俺が勝つということを考えてないのだろう。
ゆえに、賞金を参加費で賄い参加者以外一切損をしないゲームにした。
と考えていると参加者が5名に減っていたが実力は似たり寄ったりだったのだろう疲労が見える。
「はぁはぁ…やるぞお前ら…」
よく見ると最初に絡んできたやつのようだ。
「魔法で牽制するから殴り飛ばせ…」
と隣の男が杖を構え…られなかった。
「え!」
杖は真ん中からポッキリと折れていた。
「何やってるんだ!」
と今度は別の男が槍を構え…ようとしたら刃が溶け落ちた。
「な!?」
ショックで動けなくなっていた二人を円から殴り飛ばす。
「魔法!?いや魔力は感じなかった…」
残った3人も唖然としている。
魔法ではないどちらも超振動による破壊である。
ワープ技術の応用で空間を超振動させ木杖を折り槍の刃を壊した(溶かした)
「さてと、まだやるか?」
残った男たちを見回す。
「くっ!負けを認め…」
「…られるか!!!」
不意を突いて殴ろうとしていたので腕をつかむとそのまま投げ飛ばした。
「グハッ!」
円の外の地面に叩きつけれうめき声をもらす。
あ、結界の外だから適用されないのか。
「あんたらは?」
向き直り殺気を浴びせる。
「「参りました!」」
二人はそそくさと結界の外に逃げてった。




