表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
24/42

気がつけばお約束…

ギルドの戸を開けると今までとは違い多くの人がいた。

(あれ?他に人がいるのは初めてだな…)

受付の行列に並び順番を待っているとやたらと注目されていることに気がつく。


(何処かおかしいか?)

格好を見回すが特におかしな点は見つからない。


そうこうしているうちに順番が回って来た。


「次の…あ、ケインズさん!」

なんか警戒してる?


「次はいったい何を…?」


「こいつの冒険者登録を頼みたい…」

そんなに怯えなくてもいいだろ…

ひょいとカウンターの下に隠れていたラトを持ち上げる。


「え、あ、はい!」

書類を取りだしラトに渡す。


「今日は人が多い様だが何か合ったのか?」

ラトが記入してる間に気になっていたことを聞く。


「いえ、何か合ったのでは無くブルボアの討伐に向かっていた人たちが帰ってきたんですよ。」

落ち着きを取り戻したゼオラは平然と答えた。


「あーなるほど緊急クエストだったもんな…」


「無名のケインズさんが討伐されたので皆様興味があるようですね。」

辺りを見回すと何人か目を逸らした。


だから…とラト年令は変えなさい135には見えないから!


「はい、記入はOKですね。ではこちらに…」

またあの水晶が出された。

「えーと、火と土の素養があるみたいですね。」

…え、ラトは魔法使えるの?なんかズルい…


「今からでしたら試験を受けれますがどうしますか?」

おお、今日は待たなくてもいいのか。


「今からで大丈夫っす。」

ではこちらに…と他の職員に受付の代わりを頼むとゼオラはラトを裏へと向かっていった。


「おい!お前ががブルボアを殺ったのか?」

二人が居なくなったとたんに男達が周りを囲んだ。


「…だったらどうする?」

なんか面倒な事になりそう…


「俺達の獲物を横取りしやがって!!」


…いやもう面倒事になった。





ギルドに行ったら先輩に絡まれるお約束ですよね(  ̄▽ ̄)

評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ