暴食のラトリー
ラトリー
愛機:タイラント(CAU(カスタム アーマー ユニット))
特技:大食い
超消化(食べた物を完全に消化する)
バカ力
スキル剣術3
拳術8
「モグモグ…なるほど…モグモグ」
ナナの説明中にも咀嚼は止めない。
「…それだけか?」
後いい加減食べるの止めろよ…
「任務もモグモグ終わったっすモグモグ…から、モグモグ美味しいもの食べられればどこでもモグモグ…」
…こいつの名前はラトリー通称≪暴食≫見た目小学生かというほど小柄だが特殊AU≪タイタン≫の改良機≪タイラント≫のパイロットである。
汎用機のイオシリーズと比べ火力特化の超重量機で強襲殲滅型として数機ロールアウトしたがあまりの重量に扱える者が少なくその数少ない使い手が彼女である。
本人も機体同様短期決戦型…悪く言えば燃費が悪い。
人の3倍は食べるが3倍の力で半分の時間しか持たない…割りに合ってない。
「気にならないならいいが…お前は今まで船の何処にいた?」
よく考えるとこいつ5日位亜空間にいたはずだその間ナナが気がつかないはずは無い。
「ゴクン…ん?ずっと倉庫に居たっすよ?」
ようやく食べるのを止めてこちらに顔を向けた。
「ずっと?」
こいつあれからずっと食ってたと?
「合成食品に飽きてきたらちょうど美味しそうなお肉が送られて来たので美味しくいただいたっす!」
…あの大きさを一人で食ったと…
「あれは俺のだったんだが勝手に食ったんだな?」
「よく言うじゃ無いっすか!お前の物(食べ物)は俺の物って…痛い痛いっす!!」
ふざけたことをのたまう部下にアイアンクローをかました。
「いてて…もうお金払えばいいんすよね!」
アイアンクローから逃れ逆ギレする。
「…この世界で連邦通貨は意味が無いぞ?おそらく金貨20枚位だが払えるのか?」
肉の値段は今一わからんがそんなもんだろう。
「え…?」
唖然としてる。今ごろ気がついたのか…
「えーと……ごめんなさい…払え無いっす…」
…だよな…こいつ飯にしか金使わないから貴金属でとか無理だし…
「とりあえず冒険者登録に行くか…」
こいつ馬力はあるから向いてるだろうし…
目立たない服装に着替えさせるともう一度ギルドに向かった。




