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序章 皇との決戦

SFぽいスタートですがファンタジーな話です(  ̄▽ ̄)

「ダストンの部隊が壊滅しました!!」

「クソッ!ベルダーの部隊をあげろ!!陣形を維持するんだ‼」

旗艦であるこの艦ポーラスター号一番艦の艦橋に叫び声がこだまする。


280隻の艦隊を引き連れ攻撃を開始してから三日数は200を切っていた。


(頭があんな化け物とはな…)

「ジャシンジュウ」と数多く戦ってきた人類だったが生殖等の生態は一切判明しなかった。

それもそのはず、「ジャシンジュウ」は皇と呼ばれる(ボス)の体から分離した体の一部だったのだ。

つまり「ジャシンジュウ」とはボスの手や足、目

といった感覚器官に過ぎず倒してもすぐに湧いて来るという恐るべきものだった。


「提督!七番艦の艦長から通信が」

「ケインズからか繋げ!」


サブウインドウには15~6位の若い男の姿が映る。

ケインズ ポラリス外宇宙探索艦「ポラリス」の生き残りの子孫であり、七番艦ポーラスター今回の旅での最大の戦功者で他の艦からも一目置かれた存在であった。


「総督私から提案があります。」

背後に見えるのは艦橋では無く格納庫のようだ。

「何をするつもりだ!?」

「周りの「ジャシンジュウ」に構わず突撃し皇を討ちます。」

淡々と語るケインズ。

「バカを言うな!!そんなことできる訳が無かろう!!」

皇の元へは「ジャシンジュウ」が壁となって全く近づけない現状ただの絵空事にしか聞こえなかった。

「それ以外に手はありません。それに私に考えががあります。」

その目には破れかぶれの特攻では無く倒せると確信しているようだった。

「…何をすればいい…」

説得は無理だと悟った総督は作戦に乗ることにした。

「七番艦の非戦闘員を引き受けて欲しい、3隻ほどコントロールを回してくれ」

「…わかった3番5番6番乗員待避!!コントロールをケインズに回せ!!」

七番艦の回りに3隻の船が並ぶ。

≪艦長準備が整いましたいつでも実行可能です≫

「行くぞ‼奴等の力を逆手に取る!!」


≪亜空間航行システム起動…リンク開始……完了≫

「総督!!」

「撃て!!!」

各艦から放たれた閃光弾で辺りが真っ白に染まった。

≪ワープ開始≫


4隻の船は姿を消し皇の真ん前に出現する。


「なっ!!」


敵を含め味方も驚愕する。ワープを利用しての接近は初日に試したが防護壁のようなものに阻まれたどり着くこと無く爆散しこの方法は無理だと選択支から除外されていた。

だが、彼ら…いや彼は違った2日をかけ情報収集し、ジャシンジュウが通信に使う亜空間を使い接近することを確立した。

しかしこの亜空間を使う技術はポラリスの子孫でありジャシンジュウの細胞をもつものしかできないゆえにケインズは単身での特攻を余儀無くされたのだ。


「アーマーユニット起動!356主砲撃て!!!」

虚を突かれた皇だが全身から新たなジャシンジュウを産み迎撃しようとする。

それを阻害するため3隻で押さえ、自らのも相棒(イオ)を駆り皇に向かう。

皇は体長およそ一キロ蜥蜴のような頭をもち体は黒い毛に覆われている。

対してポーラスターは全長300mイオに至っては20mほどしかない…通常(・・)は彼のイオmk3改は違う、亜空間を扱う能力をもつポラリスの能力を使いアーマーユニットにさらに武装、装甲を追加し100mほどの巨人となっていた。



「行くぜ相棒!!」

≪了解ですマスター≫


≪GAOOOOOOOOOO!!!≫

皇の方から言葉というよりも思念に近い叫び声がすると、ジャシンジュウを分離せずそのまま触手のように伸ばしながら攻撃してくる。

「ちっ!」

触手の部分を切ってもジャシンジュウの部分が襲って来る、ジャシンジュウの部分を切っても本体と接してるせいで直ぐに再生してしまう。

「これなら!!」

亜空間に収納していたフォトンブラスターを召喚し、ジャシンジュウごと表面を焼く。

≪GUAAA!!≫

細胞が焼けた部分は再生が少し遅くなるようだ。

「よし!」

エネルギーが尽きたフォトンブラスターを収納すると主砲で援護させながら皇の頭に取り付く。

「今だやれ!!!」

七番艦は援護に参加してなかった。それはこの瞬間に全てをかけるため。

艦長が示した座標に転移し最大威力の主砲を放つため…

≪ワープ開始≫

≪主砲スターブレイカー…フルバースト≫

七番艦はケインズによって魔改造され他の艦よりも強力な主砲を持っていた。

その威力は惑星を一撃で破壊することが可能なほど…

「イッケーーー!!」

転移を確認し皇と距離を取ると光の奔流が皇を包み込む。

≪GUAAAAA!!!≫

頭部が消し飛び中から黒い玉のような物が現れる。

≪戦闘続行不能…≫

三番艦がジャシンジュウにやられて砲身と推進装置を破壊された。

拮抗が崩れ七番艦にもジャシンジュウが向かう。

「ちっ!倒しきれない!!」

収束していた主砲を迎撃に回すと出力が足らないしかし迎撃をしないと船体が持たない。

(どうする…)

ケインズの視界に航行不能になった三番艦が目に入る。

「これしか無いか!」

三番艦のワープ装置を起動させ相棒に繋ぎエネルギーを委譲する。

≪警告 エネルギー危険領域です≫

「かまわんやれ!」

亜空間から剣の柄のようなものを取り出す。

「フォトンブレード…リミッター解除」

≪モードエクスカリバー起動≫


「これで…どうだ‼」


うち下ろす光の中切り上げるようにエクスカリバーを振ると黒い核にひびがはいる。

「いける!」

≪危険 危険 対象のエネルギー反応が増大≫

「なんだと!?」

この期に及んで自爆だと!

「させるか!!!フォトエンジンオーバードライブ!!!」

全身から白い煙が上がる。

もってくれ相棒…

「どうりゃああああ!!!」

「ビキ…パリーーン!」

砕けた核がスターブレイカーで消滅する。

「やっ…た…」

皇の最後を確認するとケインズは意識を失った。

その瞬間爆発が辺りを包んだ。


アーマーユニットとは見た目ロボットぽいですが鎧の延長であり操作には自分の体を動かす必要があります。

戦艦ポーラスター号はAI制御で一人入れば操作が可能な船で遠距離から指示を出しても操作めきます(  ̄▽ ̄)


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