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クラナの実力

(ナナどうだった?)

ギルド職員とギルドマスターの様子が怪しかった為ナナに頼み様子を探っていた。


(はいあの装置には魔法の素養を測る他に王族かどうかの判別機能がついてるようでマスターを王族だと言ってます)


(…え?)


(マスターがカイン王子では無いかと考えているようです)


(…誰だそれ?)

カイン?確かじいちゃんの名前がカインだけどよくある名前だしな…


(情報収集に当たります…)


(頼む)



「ケインズさん?」


「ん?」


「聞いてなかったんですか!?」

あ、ナナと喋ってて聞いてなかった。


「あ、悪い考え事してた…」


「もう…明日のテストは先輩冒険者と木剣を使った模擬戦闘だそうですよ!」

ギルドからもらった冊子を広げ少し怒りながら言った。


「木剣か…」

明日は普通の剣術を使わないとダメか…

刃引きの刀ならともかく木剣では抜刀術は使えない…そもそも霞流抜刀術はケインズの考えた技を武器の固さと力任せで実現化してる為ある程度の強度が無いと武器の方が砕ける。

そういえば最初に剣術習ったのもじいちゃんだったな…


「そういえばクラナは剣術の心得はあるのか?」

ここにくる途中一度も戦っているところを見てはいないが…


「ありません!」

何故威張る!


「明日どうする気だ?」


「剣は使えませんがナイフならそこそこいけるんですよ!」

鞄からナイフを取り出す。


「ほう…」

意外とやるのか?


「ほら!リンゴでウサギが作れるんです!」

リンゴを取りだしあっという間にウサギが完成する。


「すごいな…っで戦えるのか?」


「そんなことしたことありません!」

だから威張るな!


(手先は器用だし動きは速いから向いてはいると思うが…)


「よし…今から基本を仕込んでやる」

軍では一応短剣術も学んでいる。


「え?…いや…」

そんなことを言われるとは思っていなかったようでキョトンとするクラナ


「合格したいんだろ?」


「うっ…」


「そんなに高いレベルは要求されないだろうから一夜漬けでも大丈夫だろ!」


「オネガイシマス」


その日森から悲鳴が聞こえたとか聞こえなかったとか…


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