冒険者登録2
「「テスト?」」
クラナも知らなかったようだ。
「はい、F討伐能力テストです。」
「冒険者登録は完了していますので採取依頼の受理は可能なのですが、討伐許可証が無いと討伐依頼を受ける事ができないのです。」
「それって絶対受けないといけないの?」
「いえ、採取だけでしたら問題ありませんが討伐許可証が無いと入れない地域もあるので受ける方がほとんどです」
魔物がウロウロしてるんだから必然だわな…
「お受けになりますか?」
「「はい」」
「えーと…今日の分は終了したのでまた明日の朝こちらにいらして下さい、後日受ける場合はカウンターにてその都度予約をお願いします。」
「わかりました!」
二人はギルドを後にした…
「…行ったか?」
ギルドマスターが受付嬢声をかける。
「はい」
「あの…あの方は…やはり…?」
「王族…じゃな…」
(もしや…行方不明になった第一王子の…)
「…急いで王宮に文を送るのじゃ」
「カイン王子が見つかったかも知れん…」
「は、はい!」
魔法の素養判別装置は
赤は火
青は水
緑は風
黄は雷
白は光
紫は闇
と判別されるが一つ例外が存在する。
それが『黒』魔法の素養を持たないとされているが別の意味がある。
普通は六種類の素養の幾つか少なくとも一種類はもって生まれてくる。
ただし王族はこの限りではない。
王族は魔法の素養を持たず素養が黒く表示される。これは黒の因子が他の因子より強い事が由来されている。
その黒い点がジャシンジュウの因子が原因なことをしっている者はまだいない…




