ようこそ盗賊さん!
村を出発して一日辺りは森、森、森クラナが言うには方位は間違っていないらしい(ナナにも確認したので間違いは無いようだ)
ブルボアほど大きい生き物は出てこないがゴブリン3匹、リトルボア5匹に遭遇するも瞬殺リトルボアは二人のご飯となった。
「やっと街道に出ましたよ!」
「森切り開けばもう少し違うんだろうけどな…」
今通ってきた森を見ながら呟いた。
「前に村長が依頼したそうですけど報酬が低い割りに難易度高いからと誰も受けてくれなかったそうで…」
世知辛…
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(マスター前方に複数の人影があります。数14)
(ん?なんかトラブルか?)
(…待ち伏せのようです)
(待ち伏せ?誰か要人でも通るのか?)
(いえ、私たちのようです…)
「は?」
「どうしました?」
「いや、なんでもない…」
(なんで俺達なんだ!?)
(街道を通ってきた人を襲っているようです)
(おおこれはあれか【盗賊】か!)
(データベース承合…盗賊で間違いないようです)
(盗賊…天然の盗賊…)
(マスター?)
(宇宙海賊は嫌ってほど見たが盗賊なんて物語位にしか出てこないんだぞ!!)
(マスター…)
(天然の盗賊いや天然記念物の盗賊だぞ!)
(この世界では割りと存在するようですが…どうなさるのですか?)
(決まってる天然記念物は…捕まえて(檻で)保護するに決まってる)
(了解です)
「ちょっと待ちな!!」
6人の男が道を塞ぐ。それぞれ手には剣や斧を持っている。
(これが本物の盗賊!)
(え、盗賊…ってなんかケインズさんの目が輝いてるような)
「金目の物と女を置いてきな!」
後ろから6人物陰から回り込んできた。
(テンプレ的な文言だな…後二人は弓か魔術かな)
(出てきてない二人を無力化できるか?)
(完了してます。)
はやっ
「ケ、ケインズさんどうしましょう…」
「大丈夫この程度…」
「ハハハ!大した小僧だ!だが殺れ!!」
リーダー格らしき男が合図を出すが…
「どうした?何も起こらないようだが?」
ナナが直した剣を取りだし構える。
「何をやっている!?ちぃ!行くぞ野郎ども!!」
姿を見せていたうちの11人が指示を出され襲いかかってきた。
「挟撃は悪い手では無いが…」
クラナを庇いながら近い奴から切り伏せ…ず殴り倒す。
「バチッ!!」
「ガハ!?」
剣を修理する際ナナが追加した新機能電撃対生物用非殺傷機能である。
「二人に対して向かってくる人数が多すぎる、同士討ちの危険性の方が討ち取れる可能性より高いぞ!」
事実何人か仲間を切りつけて揉めているのでまとめて気絶させた。
数分後にはリーダーを残し全滅させる事に成功した。
「くっ!貴様!!」
剣を片手に後退りを始める。
「おいおい部下捨てて自分だけ逃げるのか?」
「お、覚えていやがれ!!」
ある程度距離をとると一目散に駆け出したが
「逃がすわけが無いだろう?」
逃げる男に向かって剣を投げつける。
「ギャーーー!!!」
リーダーも気絶したようだ。
「す、凄いですねケインズさんあの数をあっという間に…」
クラナは唖然としている。
「街まで後どのくらいだ?」
盗賊を縛り上げながら訊ねる。
「歩いて半日といったところですかね」
もう太陽が真上にきている、このまま歩いて行くとなるとつくのは夜。盗賊を連れて行くとなると下手したら深夜になるだろう…
「少し進んだら今日は早めに野営にしよう!」
クラナは頷いた。




