エピローグ
「貴様が私を殺した所でこの世界は変わらん!」
「………………。」
少しの焦りを含んだその声に対し。
返ってきたのは無機質な表情だった。
別に貶してる訳では無い。
すると男はゆっくりもう一人の男にと近づいて行く。
「あの姫を殺したのは貴様だ!」
すると何かを察したのか、焦りを含んだ声が僅かに恐怖に変わる。
しかしそれに対しても何も言わない。
まるで人形のようにただただゆっくりと足音を立てて近づいてくる。
「やめろ!それ以上近寄るな!!」
僅かな恐怖はやがて拡大しその恐怖を全身で表現するかのようにゆっくり近づいてくる男から少しでも遠ざかるように動こうとするが四肢が不満足な状態でうまく動くことすらできない。
「うぅ〜!!」やめろ!やめろぉ〜!!私は!この世を統べる王だ!そのような暴挙が許されると思うnっ………たとえ私を殺したところで彼女は生き還ったりしない!貴様が殺した!それは紛れもない事実d」
黒く純粋な剣が話している男の目の前に突き出された。
その途端男は何を話しても無意味だと察し剣を突き出している男を責めた。
せめてものの腹いせなのだろう。
しかしそれも、話の途中で途切れた。
それは、急に喋れなくなったことや言葉も出なくなったのではなく、むしろそれとは全く別の原因だった。
喋っていた男は真っ二つにされた。
もう一人の男は黒い剣を片手に空から降り始めた雨に打たれた。この雨はきっと亡くなった人の感動の涙なのだろう。
男はそう考えた。しばらく雨に打たれていると
倒れたなんの拍子も無く突然倒れた。
しかしバタンという倒れる音はしなかった。
その代わりに男からは光の粒子が宙を浮かびそれはやがて空へと舞い上がり、やがては消えた。
ご閲覧して頂きありがとうございます。
前作(未完)の方が来た方は
お久しぶりです。
今作からの方は
初めましてよろしくお願いします。
作者のmeikaです。
さて、このような始まりにしてみました。
前作では、意味のわからん始まり方だったので、やはり少し考えて作ってみました。←決して前作考えてない訳では無い。
前作とは、打って変わって別なストーリー、しかし要素は、同じというようにしたいと思います。
また、前作同様、読者様の意見はなるべく取り入れ、最高の作品にしたいと思います。
(前作の失敗はちゃんと踏まえて)
いい作品を作るためにも読者様はどんどんコメントしていってください。
指摘でも感想でもなんでも構いません。
むしろ大歓迎です!
さて、露骨なコメント稼ぎをしたところですので
自分はこの辺で失礼致します。
コメントに関しては、きっちり全部回答していきたいと思います。
これからもよろしくお願いします。