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71話 あらあら、配下魔獣ですって

 はぁ~。

 孫に会えた喜びで、色んな事が吹き飛んでしまったと認めるわ。

 そもそも、この世界に生まれて初めての夏休み。

 浮かれまくっていた事……認める。

 そして、王様の生誕祭で起こった襲撃。

 思いもしなかったわ。

 私がネズミ隊の話に耳を傾けていたら、もう少しゆとりのある対応が出来ていたと思う。

 でも、だれ1人被害が出ていなかった事は不幸中の幸いだわね。

 それにしても、圧倒的な強さだったわ。

 龍王様。

 忠大の機転で、夜に元スラム街の牢獄の塔で待ち合わせることにしたの。

 そしたら件の龍王様は……『信用できん』……の一言よ。

 頭に来ちゃうわ。

 その返答は私ではなく忠大がしたの。


『で、御座いましたなら。私がご一緒に行きましょう』


 などと言うのよ。

 驚いちゃったわ。

 あれよあれよと、忠大を掴んだ手で空へと舞い上がったの。

 そして夜半過ぎ、牢獄の塔で落ち合った私達。

 この時、冷静に考えれば、最後の結末は予想できたかも?

 だって、龍王様は私と竜坊を会わしてくれたんですもの。

 根は優しい人……もかね。

 大人になった竜坊はイケメンだったわ。

 先ずは、私の話をしたの。

 包み隠さずね。

 次に竜坊の話を聞いたわ。


「ばあちゃんは、人族側に転生して来てラッキーだったね。僕も竜族に保護されてラッキー! と、思ったけれど、ばあちゃんの方が良かったね」

「竜坊、どう言う意味だい?」

「う〜ん、今のばあちゃんに理解出来るかなぁ? とりあえず話すよ。始めに言っておくけれど、僕は嘘ついてないからね! 脚色もしてないからね! 最後まで話を聞いてよ」

「分かったよ。話してごらん。ばあちゃんが聞いてあげる」

「ばあちゃんはやめてよ。美人の姿と可愛い声で、ばあちゃんはないよね」

「今はいいんだよ。くろがねナナなんだから。いいんだよ。でも、いつもね。呪文の様に、私は若い私は若い若い若いと、唱えているんだよ。笑っちまうだろう」

「あははは! 確かにね」

「あははは! だろう」


 久しぶりの孫の笑顔に癒されるわ。

 私の初孫だったものね。

 ばあちゃん、ばあちゃんって私の後をついて回ったものさぁ。

 望郷の念に囚われていたのは、私の方だった様だね。

 竜坊は、笑うのをやめて自分の事を話し出したわ。


「僕の話なんてたいしたことないよ。川で溺れて、気が付くと竜族の領地だった。そのまま保護されたんだ。ばあちゃん、竜族って面白いんだよ。2つの形態を持っていて、1つはドラゴンの姿。もう1つはトカゲ人間みたいな姿なんだ。その姿の時は、人語を操るんだよ。で、僕はばあちゃんと同じで魔力が無かったんだ。その代わり魔力を取り込み自分の力に変えてしまう能力、暴食之王ベルゼビュートを持っているんだよ。そこに目を着けたのが、前龍王のトッシュなんだ。僕を育ててくれた大恩人。……ばあちゃん、龍王に成るにはどんなことをするか知ってる?」


 楽しそうに話していた竜坊が、下を向いたの。

 足元を見つめ、小石を蹴って私の返答を待ったわ。

 その仕草は昔ままね。

 微笑ましくも、私の知っている知識を披露したわ。


「指名制よね。たしか、龍は1匹だけでリザードマンやワイヴァーンはドラゴン種。そうそう、龍王が次の龍王を指名して、魔力を注ぎ込み龍王となるのよね。そうだったわ。思い出した! 完食する事で、龍の力と魔力と記憶を受け継ぐ……と、言うことは……」


 黙って私の話を最後まで聞いていた竜坊。

 顔を上げてニコッと笑い、私を見たわ。

 あぁ、私の竜坊! この世界で逢えるなんて! ……と、イケないわ! また、私1人だけ違う望郷の念に足を踏み入れてしまったようね。

 戻りましょう。

 戻りましょう。

 そんな私を笑ったのかは分からないけれど、微笑みながら話し出した。


「厳密に言うなら、ばあちゃんので当たっているけれど……ドラゴン族って無いよ。リザードマンやワイヴァーンだって竜族なんだ。それらを統べる王が龍王なんだよ。そして、王位継承の儀も基本、その通りなんだ。ただ、僕の場合、能力、暴食之王ベルゼビュートのおかげで丸飲みしたんだ。もちろん、口から入れたんじゃないよ! 手で触れて食べると思えば目の前から消える。僕の中で2つに別れるみたいなんだ。倉庫みたいな場所と胃みたいな場所に別れていて、倉庫には何でも入るんだ。胃の中に入ったモノは、僕の意思で消化吸収される。これまでは僕自信で管理していたけれど、トッシュを取り込んだことですべてを任せてるんだ」

 《「竜……説明になってねぇ。俺が説明する。変われ」》

「いいけど、ばあちゃんを脅したら……許さないから」

 《「分かってるよ」》


 竜坊の姿か一変したわ。

 伸長はお父様より大きく、マギノ様より低い感じかしら。

 でも素晴らしい筋肉だわ。

 余計なモノなど一切無く、闘うためだけの肉体。

 それでいてニヒルな顔立ち。

 それでも、内に秘めた野性を隠そうとしないのがたまに傷よね。

 改めて見るといい男じゃないの! ……喋らなければね。


「そんな説明で分かるかぁ。俺がする。

 婆さん、と言っても見た目若いから言いづらいわぁ。まぁ、いい。じゃ、ナナ。

 こいつの能力、暴食之王ベルゼビュートはどんなモノでも飲み込む。実はそれが大問題だったんだ。ご飯を食べる器ごと、手で持つと消えちまう。面倒この上ない能力だったんだ。そして、俺を飲み込み消化吸収したまでは良かったんだぜ。ところが、問題が発生した。俺と竜とでは、俺の方が質量が多かったんだ。処理範囲を越えちまったん。そこで、俺と言う精神を残しつつ暴食之王ベルゼビュートの中で存在することとなったんだ。分かりやすく言うとだなぁ~」

「竜坊の中に、貴方と言う前龍王の魔力、情報すべてを1つにした人格トッシュが誕生した訳ね」

「ご明察。理解が早いじゃないかぁ」

「これでも、異世界モノは網羅したからね」

「あはははは! 俺が竜の中で生き続けることになってから、一番初めにした事は何だと思う?」


 あら?

 いたずらっ子顔も出来るのね。

 私は両手を上げて降参ポーズをしたわ。


「それはなぁ……整理整頓だ! 婆さん、あんた竜に何を教えていたんだよ。こいつの中、グチャグチャだったんだぜ。それを1つ1つ丁寧に仕訳して捨てさせたんだ」

「あら! 断◯離のお手伝いをしてくれてのね。ありがとう」

「まったくのんきな婆さんだなぁ~。って、おい! いきなり変わるなぁ! !」


 私はトッシュと話をしていたはずなのに、竜坊が突然姿を表したの。


「ばあちゃん! 僕、ばあちゃんの配下魔獣になるよ」

「《「はぁ?」》」


 突然の宣言に、私とトッシュの声が重なった。


 《「竜! おまえ何言ってんだよ! 魔獣の王だぞ! 魔力も無いような小娘のペットになれとでも? !」》

「トッシュ、落ち着いて僕の話を聞いてほしい」

 《「何だよ!」》

「僕はずっと、不思議に思っていたんだ。仮にも僕は龍王だよ。トッシュが言ったように、魔獣の王様なんだ。その王様の風圧に、ハチは耐えて見せた。そればかりか、話さえできた。それに、あのとき見せた竜巻は見事だったよ。力的に言えば間違いなく僕たちの方が上なのに、技の発動とスピードはハチの方が勝っている。これは何を意味しているのか? ……僕たちはまだ強くなる! 伸び代がある! と、言うことじゃないかなぁ」

 《「……」》


 自分の胸に手を当てて、説いていたわ。

 門扉の成れの果てに腰を下ろした竜坊は、私と目線を合わせ真摯に話し出した。


「ばあちゃん、ハチ達の秘密を僕に教えてくれる?」

「たいした秘密なんて無いさぁね。たぶん、マジックアイテム“恭順の首輪”の事を言っていると思うよ。ハチ達の事を話した時に言ったはずだよね……?」

「“恭順の首輪”かぁ。魔力では無くて、絆で繋ぐ首輪の事だよね」

「そうだよ。私の曽祖父が父の為に、マジックアイテム“魔獣の首輪”を改造して造ったの。うふふ、でも使う直前になって、魔獣との絆が繋げない事に気が付いてお蔵入りになったアイテムだね。私には特殊スキル“獣の声”があるから、うふふ、私に全部くれたわ」

「ばあちゃん。その首輪を付けた時、ハチ達は何に驚いていた?」

「そう言えば……魔術に名前があるよ! とかスキル凄い! とか何とか言っていた記憶があるわね」

「それだよ! トッシュ、聞いていたかい?」

 《「あぁ、間違いないなぁ」》

「マジックアイテム“恭順の首輪”を付ければ僕もスキルが使えるし、技名を叫べる!」

「《「はっ?」》」


 何でしょうかね。

 また、トッシュと声が重なったわ。


「と、と、とりあえず! 首輪を付けるよ」

 《「なるほど……興味が湧いた。いいぞ!」》


 私的には、反対の意見かと思って静観していたのに!

 納得してどうするのよ!


「ストップ、ストップ! ダメよ、ダメ! 自分の孫に首輪なんて、付けられるわけないでしょう! 絶対無理よ!」


 この言葉に反応したのは意外な人だったわ。


 《「ナナ、それは違うぜ。こいつはあんたの孫の、鐡竜一くろがねりゅういちでも無ければ、渡来者でも無い。すでに人族ですら無い。こいつは……こいつは……魔獣を統べる王! 龍王トッシュなんだよ。今は俺がトッシュと名乗ってはいるが、厳密に言えば俺じゃ無い。鐡竜一こそが、紅蓮の龍王トッシュなんだ。この世でただのひとりの龍王だ」》

「でも……」

「ば、ナナ、僕は強くならなければいけないんだ。先代トッシュから託された命を守る事が出来なかった。守らなければいけなかったのに……」


 突然の大粒の涙を零しながら話してくれた内容に、私は違和感を覚えたわ。

 だって、聞いた事ある話だったから。


「王位継承の儀が終わると、聖誕祭と称した祭りが開かれるんだ。そこには、いろんな魔族が集まる。1日で終わる様な優しい代物じゃ無い。1ヶ月間、執り行われる盛大な祭なんだ。それに目を付けたのが……彼奴らだった。そいつらは、1日目から滞在していたんだ。その中の1人の女性に一目惚れした。でも、それが奴らの手だった。トップの人物に媚びへつらい、懐に入り食事を振る舞う。僕は、祭りが終わったらプロポーズをするつもりだったんだ。その前夜、彼奴らは豹変した。振る舞った酒に痺れ薬を仕込み……蹂躙……が始まった。僕は彼女だけは逃がそうと、山を駆けていたんだ。その手を振りほどき、本性を現した。彼女は、聡明で美しかった。天使の様な優しい女性……だったんだ。そんな人が、悪魔の様に変わった。あまりの事に一歩、出遅れてしまったんだ。その初手が、僕の致命傷になった。大量の血が、辺りを海に変えるほどにね。まぁ、その隙に逃げる事が出来たんだけれど。山を越えながら麓を見たよ。僕の家が! 家族が! 仲間が! ……喰い散らかされていく命が……。僕が、恋だ! 愛だ! と、うつつを抜かしたばかりに、全てを失った。だから僕は、どうしても強くならないとダメなんだ。その為なら何だってするよ。ばあちゃん、力を貸して欲しい」


 勢いよく立ち上がり、頭を下げたわ。

 私は、この話ととてもよく似た話を聞いた事があったの。


「忠大、いるからしら?」

『はっ』


 ハツカネズミ姿で現れた忠大。

 月明かりでも出てこれるのね。

 スキル“影法師”ってある意味すごいわね。


「今の話は聞いていたかしら?」

『はっ。おそらく、同一人物だと思われます』

「そうよね。ありがとう」

『はっ』


 私は確認をしてから、竜坊に話しかけた。

 大切な事は伏せてね。だって、私が哀しくなるもの。


「とてもよく似た話を、私は知っているわ。……仲間にね。似た様な過去をした子が居るの。大切なご主人様を、5人組の魔族に襲われ奪われた。その子はね。次こそは絶対守ってみせる! と、息巻いて私の矛になってくれているわ。大切な仲間ね。

 私、学園を卒業したらあの山を越えて、仲間の受けた哀しみを晴らそうと想っているの。許せないわ。私の大切な仲間であり家族なの。受けた哀しみは倍にして返さないと、わ・た・し・の、腹の虫が収まらないわ。竜坊……じゃ無いわね。紅蓮の龍王トッシュ、私の仲間にならない? 目的は同じ5人組よ。1人より2人、2人より多勢よね。直ぐには無理だけれど必ず見付け出し、同じ目に合わせてやるわ。どうかしら?」


 私は右手を差し出した。


「トッシュ……いいよね」

 《「現龍王はお前だ。竜の決めた事に異存はねぇ。それに、面白そうじゃねぇかよ」》

「じゃ、決まり! ばあちゃん、じゃないね。ルジーゼ・ロタ・ナナ、これからよろしくね!ナナ!」


 力強い握手だった。

 だから、私も精一杯力を込めてやったわ。

 反応は無かったけれどね。


「もう、竜坊とは呼んではダメね。でも、呼び捨ては……出来ないわ。うん、そうね! 私も竜と呼ぶことにするわ。いいわよね?」

「もちろんだよ!」


 私はマジックバック改からアイテム“恭順の首輪”を取り出した。


「竜、動かないでね。深い絆が無いとダメな首輪だけれど、貴方と私なら大丈夫。血は繋がってはいないけれど、魂で繋がっているわ。誰が何と言っても、鐡竜一は鐡ナナの孫よ! これほど深い繋がりは無いと思うの。だから、大丈夫だからね」

「ばあちゃん……ナナ、分かっているよ! ジッとしてればいいんだね。トッシュ! 動かないでね」

 《「分かってるよ」》


 内側の突起に親指を刺し、血を付けた。

 手を離すと、動き出す首輪。

 改めて見るとシュールよね。

 だって首輪が浮いて、竜の周りをグルグル。

 大きくなったり、小さくなったり。

 あれ?

 今回は長いわね。

 光の粒子が竜の足元で魔法陣を描き、首輪が首に収まったわ。

 色はクリムゾンレッド。

 濃く明るい赤色で、若干青みを含んでいるから、光の加減では紫 がかる。

 血の色より濃ゆいわね。


「《「ナナ!」》」


 やはり大興奮ね。

 ハチの時もロクの時も、同じ反応だったもの。

 さて、パティー登録をしましょう。

 その前に、ステイタスを確認して隠しましょうね……。


「ち、ち、忠大! ! 何なのこのステータスは? !」


 とんでもない数値が

 私の目の前に現れた。


 鐡竜一くろがねりゅういち(トッシュ) Sランク

 《配下魔獣 紅蓮の龍王》

 HP=∞無限

 MP=∞無限

 STR(力)=∞無限

 VIT(生命力)=∞無限

 DEX(器用さ)=∞無限

 AGI(敏捷性)=∞無限

 INT(知力)=∞無限

 《魔術=火属性》

 ファイヤーボール(火)

 ファイヤースピア(火)

 ファイヤーウォール(火)

 メルトボール(火)

 マグマホール(火)

 紅炎(火)

 ……その他

 《特殊魔術》

 魔獣化 浮遊

 《特殊スキル》

 暴食之王ベルゼビュート

 《スキル》

 影・意思疎通・完全偽装・気配察知・魔力察知


 ……。

 言葉が出ないとはこの事ね。

 惚けている私を他所に、暴走は続く。


 《「ナナ! 早くスキル“闘気功”を付けてくれ! !」》

「え! あ! はいはい」


 流されるまま、付けてしまった事を後悔したわ。


 《「おい、竜! 俺と変われ」》

「いいよ。ナナ! 僕はね」

 《「バカ! 後回しだよ!」》

「なんで!」

 《「変われ変われ!」》

「ムキィ! 後からだからね」

 《「おう!」》


 トッシュの姿に変わったわ。


「ハチ、“闘気功”のやり方を教えろ」

「その前にスキル“隠匿”で隠してから、パティー登録が先です! それからにして下さい」

「チェ! 早くしろよ」


 態度悪いわ!

 でも、引き締まった筋肉に赤みがさした焦茶のジャケットにパンツ。

 それにクリムゾンレッドの首輪。

 ……イイわねぇ。

 福眼だわ!

 目の保養!

 心の栄養!


「はい! 登録、終了。詳しい事はネズミ隊に聞いてね。スキルの事や魔術の事なら、ハチやロクも詳しいから」

「おう! 早速、ハチ! 教えろ!」

『いいワンよ。先ずは……』

「ダメだ。この姿では、何言ってるか、分かんねぇ。そうかぁ! 魔獣の姿になれば、分かる? ちょっと待ってろ」


 私は忠大と打ち合わせ。

 先ずはお父様とルバー様に連絡しないとね。

 と、思った矢先、格闘バカがやらかした。


「龍王接近!」

「龍王が現れました!」

「王! 退避! 王族、貴族様は速やかに退避!」

「元スラム街に現れました!」

「あの姿は龍王です!」


 蜂の巣を突いた。

 まさにこの言葉がピッタリね。

 はぁ〜。頭が痛くなっちゃったわ。

まず始めに近況報告から。


肺炎を患い1週間、入院しておりました。

バイトもお休みでした。

本当に皆々様!

ご迷惑をお掛け致しました。


無事帰還する事ができて、ホッとしておりますが……これからも、私自身が楽しみながら更新して行きたいと思っています。


次回予告

「マギノ。私たちの番よね」

「……ベルネ。もう1人いる」

「え? だれ?」

「俺だ!」

「「王!」」

「次回予告。龍王を仲間にする事ができたナナ。密かに事を進めるつもりが大騒動へと進化する。ナナは龍王をどうしたいのか! それを受け止めるガロスとルバーは、どうするつもりなのかぁ! 新たに齎される情報はあるのかぁ! 見逃せないストーリーは加速度的に進化する。

……ベルネ、マギノ」

「「はっ」」

「俺の方が良い男だと思うのだが、どうだ?」

「「はぁ〜」」


はい!

王様も良い男ですよ。

金と権力は申し分ないので……うふふ。


それではまた来週会いましょう!


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