66話 あらあら、アイザックですって
果報は寝て待て……だったんだけれど結局、分からずじまいだったわ。
それでも、忠大と忠凶に調べてもらった事は無駄で無かったの。
先ずは、暖かい理由よね。
それは、4月ごろに起こった揺れに起因している様なの。
今思うと、震源地はソルだったかもしれないわね。
その地震でマグマが隆起し、洞窟内の気温を上げていたみたい。
次は大問題だった、ホワイトベアーの主が暴れている理由よね。
実は……コレが1番知りたかったのに……スキル“走破”が使えず調査を断念。
その代わりに暴走している訳の一端を知る事が出来たわ。
忠大の話では、崩壊の落石がホワイトベアーの母グマを直撃し亡くなったみたい。
傍らには子グマが2匹。
この子達には怪我ひとつないようだけれど、まだ乳児ですもの、母グマが居なくなれば立ち所に死んでしまうわ。
今も息があるのかが問題よね。
忠凶が岩陰から観察しているらしいんだけれど……。
先ほど、報告を受けたわ。
かなり危険だとね。
私は説明もそこそこにして、ソルの大地へと足を踏み入れた。
もちろん道中、みんなに知り得た情報は全て話したわ。
ダッチ村長さんとワクス村長さんは、気温が上がった理由に驚いていたけれどね。
でも、ロキアだけは何となく予測を立てていたみたい。
犯人は……ホゼね。
どうも、温泉が沸いていた事で火山地帯だと考えたみたいなの。
火山地帯=地震。
まぁ〜、日本で暮らしたことあるホゼなら納得の結論よね。
さて、ハチのスキル“闘気功・玉”とエディの特殊魔術“フライ”のおかげで、思いのほか快適に行けたんだけれど。
行って見て広がる光景に言葉を失ったわ。
……常に雹が降り晴れいる時でさえ、吹雪くのが日常の最悪の大地。
最も東に存在している、草木も生えない不毛な大地。
小人族の間では、ソルと呼ばれる極寒の大地……。
のはずが、私達の目の前には。
……金柑サイズの雹が降り、大地を抉っていた。
生き残っていたであろう草木は、無残にも折れて砕けていた。
そして、雹により陥没し元の姿を維持していない、氷漬けにされた小動物達……。
ワクスさんの言葉が頭の中で木霊した。
「ロキア様……ソルは……極寒の大地は……悪魔の大地へと変わり果てたのでしょうか?」
名指しされたロキアでさえ、固まったままだったわ。
それほどの光景にだったんですもの。
目を背けたくなる。
でも、背ける事も目を瞑る事も出来ない、有無を言わさない迫力があったわ。
生きたい! 死にたくない!
そんな叫びが、聞こえてきそうだった。
「……悪魔の大地……。ソルの洞窟が心配です。エディくん、ハチちゃん、行ってください」
「あ、あぁ、分かった」
目をそらす事が出来なかった私達。
それでも、ロキアだけは動けたわ。
彼女にはきっと、この地で生きて行くための覚悟と生きている命を助ける為の使命感があるのね。
どちらも、上に立つ者の資質だわ。
私達は、ソルの奥地へと進んだ。
入った途端、金柑サイズの雹が襲ってきた。
でも、ハチのスキル“闘気功・玉”が本当に弾いてくれたの。
驚いちゃったわ。
「ハチ! 凄い! 凄い!」
『フムフム……。想像以上の成果ワン。他の属性でも試したくなるワンね』
『確かに、試したくなるニャ』
「あははは〜」
笑うしかないわね。
この子達の発想力と行動力、それに伴う実現力に成功力。
ルバー様が欲しがるはずよ。
絶対あげないけれどね!
エディは私達に悲惨な光景を見せない為か、スピードを上げて奥へ奥へと進んだわ。
そして、見えてきたソルの洞窟。
中に入ると、ハチがスキル“闘気功・玉”を解除したの。
その途端、雹がボコボコと大地を抉る音と獣の叫び声が耳に飛び込んできた。
「ゥグァァァ! !」
悲しみと狂気が入り混じった雄叫びに、みながみな震え上がった。
ここでも、動き出したのはロキアだったの。
「ワクス、ワクス! ! あの声は主なの?」
「は! は、はい。主です」
「みんな、先に行くのを待ってちょうだい。あなた達はボーの日に何を確認したの?」
「実は……その……」
「答えなさい!」
「はっ! 申し訳ございません。確かに、ボーの日にここへ来たのですが……。正確に言えば、ソルの入り口までです。主の雄叫びが聞こえて来て、怖くなり引き返したのです。余りの恐怖に、辺りを見る余裕も無く、震えながら帰って来た次第です。申し訳ございません」
「そうなのね。……みんな、先に行くのは止めましょう。危険だわ」
「ダメ! 今、魔術“ウインドリアクション”で確認したもん。みんな苦しんでる! 子グマも主も! 苦しみ喘いでいる姿が見えたもん! お姉ちゃんはメースロアの当主になるんでしょう。それに、洞窟の中では決して生きているモノを殺すな、でしょう。だったらここで諦めるなんて、絶対ダメだよ! ヴゥゥ……お姉ちゃん……助けてよ……お姉ちゃん」
涙声のマナス。
その願いに応えたのは……。
『大丈夫だよ。何のために僕らがいると思っているんだ! ロク、ネズミ隊! みんな出て来い! 今の僕達に倒せない者などいない。さぁ〜、行くぞ! !』
『任せな』
『『『『『はっ』』』』』
ハチの心強い言葉に、ロクとネズミ隊が応えたわ。
「ロキア、マナス、大丈夫よ。ウフフ、この子達が居るもの。あなた達に、指一本触れさせやしないわ。それに……助けたいのよね……貴女も」
私はロキアを見た。
「ナナちゃん」
「大丈夫よ、大丈夫! ハチ、ロク、忠大、忠吉、忠中、忠末、忠凶、魔獣化を許可します。思いっきり暴れなさい! でも、殺してはダメよ。生きて捕まえるの。生かすためではないわ。償いをさせるためよ!」
『分ったワン』
『分ったニャ』
『『『『『はっ』』』』』
私の隣にはロクが居て、前にはネズミ隊が並んだわ。
『『『『『『『魔獣化』』』』』』』
揃った声が、主の叫びを凌駕した。
そして現れたのは、有名な電気鼠よりやや大きく、丸いフォルムへと姿を変えたネズミ隊の面々。
魔獣・鬼鼠。
私の隣には、ライオンサイズまで体躯がアップし、漆黒のボディにしなやかな肉体のロク。
魔獣・黒豹。
そんなロクより、頭一つ高くなった私の目線。
純白な毛並みに、無駄な筋肉一つない身躯のハチ。
魔獣・大神。
何も聞かされていなかった、ロキアとマナス、ダッチさんにワクスさんは面食らい、恐れを抱いた顔をしていたわ。
いちいち構っていられないわね。
だって、拙い私のスキル“魔力察知”でも感じられるほどの、禍々しい魔力をビンビンに察知しちゃってんるですもの。
しかも、濁っていて気持ち悪い。
私達を先頭に、先へ先へと進んだわ。
少し離れた後ろからエディ、青、マノア、ロキア、マナス、ホゼを中心にして先頭にハンナ、殿にユント先生でついて来ているわ。
ダッチさんとワクスさんは馬車でお留守番。
何ないと思うけれど、帰りの馬車に何かあっても困るからね。
と、言うのが建前で本音は……ワクスさんの足が前に進まなかったの。
心配したダッチさんが付き合う形で残ったわ。
仕方がないわね。
植え付けられた恐怖は、トラウマになるもの。
でも、現実に主を目の当たりにしてトラウマになったわ。
「忠大……アレは……なに?」
『おそらく、ホワイトベアーの成れの果てかと』
「成れの……果て?」
そう、私達が見た1匹の魔獣。
アレは魔獣と言うより……化け物……正にこの言葉がピッタリだわ。
2メートルはゆうに超えそうな程の巨体で、身体のあちらこちらから、色とりどりの魔石が顔を出していたの。
その魔石からは、それぞれの魔力が放出されていて自身を傷つけていたわ。
当の本人は……我関せずよね。
そもそも、深紅に染まった瞳に正気を感じられなかったわ。
「忠大、話は出来るの?」
『それは無理かと存じます』
「何であんな事になっているのよ!」
『はっ。我を忘れた主が、近くにあった物を手当たり次第に飲み込みその身に宿したようです』
「魔石からでは魔力を取り込むことはできないでしょう?」
『そ通りです。こちらも、おそらくとしか言いようが無いのですが。飲み込んだ魔石の中に、水龍の勾玉が入っていたようです。その勾玉が関係しているかと存じます』
「だったら……どうするのよ?」
『あたしに考えがある。ネズミ隊、加勢しなぁ』
『『『『『はっ』』』』』
「ロク! 何をするの?殺しちゃったらダメよ」
『だったら僕にいい案がある。ついでにみんなの安全も兼ねて……魔術“エンジェルリング”』
「ちょっと……ハチ?」
目の前では、トラウトもののホワイトベアーが暴れているのに!
ハチったら突然、魔術を発動させたの。
この空間にいる全ての人や魔獣、もちろんホワイトベアーの主もその奥で動かなくなっている子グマにもリングが嵌ったわ。
乳白色でペンライトの様な光を発光していたの。
「ハチ。コレはなに?」
『これは、魔術“女神のキス”をヒントに考査をしんだ。このリングがある間は、1秒間にHP2ずつ回復していく。状態異常も少しずつ治るんだ。ただ、考査の途中だからどのくらいの魔力で、どのくらい治って、どのくらい回復するのかが分からないんだ。基礎になる魔術は“女神のキス”だから、相当な回復力だと思う。だ・か・ら! ロク、ネズミ隊! 思いっきりやって良し!』
『任せなぁ』
『『『『『はっ』』』』』
はぁ〜。
また、とんでもない魔術を考案したものね。
駆け出したのはロクとネズミ隊。
私はみんなに説明をしたわ。
このリングのね。
「ナナ、ハチはこんなのいつ思い付いたんだ?」
「朝練の時だと思うわ。エディ」
「本当に……凄いのね」
「うん!」
「ロキア、マナス。絶対マネなんか出来ないから。無理だからね」
「そんなの分かっているわよ! ホゼ!」
そんな会話をしている最中、ロクとネズミ隊は我を忘れて、猛り狂っているホワイトベアーへと向かって行ったわ。
『何とかして足を止めたいね。スキル“影法師・影縫い”はどのくらいで効くんだ』
『はっ。今のままでは、ほぼ無理かと存じます。3分の1ほど減れば、大丈夫かと』
『そうかい。だったら、あたしが攻撃に専念するからお前達は撹乱しなぁ。イケそうなら“影縫い”で動きを止めてくれ』
『『『『『はっ』』』』』
と、まぁ〜、こんな感じで打ち合わせをしたみたいなの。
そうでなければ、見事な連携は生まれないわね。
化け物と化したホワイトベアーの主は、忠大の予測通り水龍の勾玉を飲み込んでいたみたい。
ホワイトベアーの周りに、水柱が何本も現れてはロクとネズミ隊を襲った。
もちろん私達にも向かって来たけれど、ハチが魔術“トルネード”で相殺した。
でも、私達より自分に向かってくる方を優先させたみたい。
あ! また水柱が現れた。
ネズミ隊を追いかける様に水柱が移動していくわ。
でも、魔術“加速装置”で翻弄すること見事ね。
水柱同士がぶつかり相殺したり、壁に誘導したりしながら本数を減らして行ったの。
さらに、ネズミ隊は足元を行き来し、ロクの存在を忘れさせた。
危うく私達まで忘れるところだったわ。
ロクは魔術“ブラックボール”を撃ち込んでは、気配を消してを繰り返したの。
次第に水柱の本数が減り出した。
さらに、主の顎が上がり息も荒くなり始めた。
大きな口を開け、魔術“ウォーターボール”が発動する寸前!
『スキル“影法師・影縫い”』
忠凶が影の中に入り込み、ホワイトベアーを縫い止めた。
この時を待っていたロクは、練りに練りこんだ術をぶつけたの。
『コレでも食いなぁ。魔術“ブラックホール”………“裂”』
ロクはみかんサイズの“ブラックホール”を左の尻尾に隠し持っていたみたい。
それを主の口の中に突っ込んだの。
もちろん丸呑みよね。
そして……“裂”……と指示を出した。
今まで暴れていたのが嘘みたいに、動かなくなった。
1度、大きく跳ね上がったわ。
そして、見開いた目は深紅から漆黒へと変わっていたの。
さらに、身体のあちらこちらから顔を出していた魔石が1つ残らず消えていたわ。
良かった!
正気を取り戻したみたいね。
「忠大! その馬鹿ホワイトベアーを絶対解放しないでね。ハチ、急いで子グマを助けて!」
『もちろん! !』
私の掛け声でハチとネズミ隊が動き出したの。
忠大はホワイトベアーの影に入り、スキル“影法師・影縫い”を発動した。
そして、忠吉、忠中、忠末が洞窟の奥へと行ってしまったの? なぜ?
そんな事は後よ! 後!
ハチは猛スピードで子グマに駆け寄り、魔術“女神のキス”をかけてくれたの。
それでも、目を開けようとしない子グマ。
私は手を伸ばして触れようとしたわ。
そんな私より先に動いた人たちがいたの。
「ナナちゃん。まだ危険だわ。まずは水分補給だと思う。ホゼ、どう?」
「確かに、経口補水液かスポーツ飲料系がいいだろうね。それと、日本製の粉ミルクがあればベスト。でも……」
「はぁ〜、はぁ〜、はぁ〜。2人とも速すぎ。私に任せてよ! それよっ、と」
子グマに駆け寄って来たのは、青にホゼそしてマノア。
みんながみんな、自分が出来る事をし出したの。
心強い仲間達だわ。
マノアはスケッチブックとペンを取り出して、サラサラサラ〜と何かを書き出したの。
「私、日本で熱中症になった事があったの。それから、ママンが経口補水液を必ず常備する様になってね。わざわざ、日本から取り寄せてよ。そして、そして……粉ミルクと言えばコレよね。ステッ○! もう一個描いちゃおう。後、この一式が必要よね。コレでいいかしら?」
本当に器用な人よね。
楽しそうにお喋りしながら、某有名メーカーの経口補水液が4本と粉ミルクの缶が2個、哺乳瓶一式が2個をあっという間に書き上げてリアルにしていったの。
それを当たり前に捉えて行動した人がいたわ。
「マノア。熱湯はある?」
「そんなの無いよ〜。青」
そうなの、青がいち早く行動をしてくれたの。
だったら私も動かないとね。
「ロク、熱湯は出せる。エディ、コレを下に敷いて」
「任しとけ!」
私は厚手の毛布を出して渡したわ。
その上に手をかざして影を作り、ハチが入った。
この毛布は、エクス産よ。
実は、ワクスさんに貰ったの。
もちろん、みんなよ。
私だけでは無いわよ。
ホゼと青が子グマをそっと、毛布の上に寝かせわ。
ロクが左の尻尾でボコボコ沸騰している、魔術“ウォーターリキッド”を差し出した。
「ロクちゃん、ありがとう。少しこの中に入れてくれる?」
『OKニャ』
「ロク、こっちにも」
『はいニャ』
哺乳瓶を煮沸して、湯煎で人肌に温めた経口補水液を入れて飲ませたわ。
初めはなかなか飲んでくれなくて難儀したけれど、少しずつ、少しずつ、飲んでくれたの。
結局、1本分を飲んで、呼吸が楽にできる様になったわ。
様子を伺っていたロキアとマナスが、駆け寄って来た。
「ナナちゃん。私にもさせて」
「私も」
「もちろんよ。青、後は頼める?」
「当たり前。私に任せて」
力強い言葉に、安心したわ。
さて、問題の親と対決ね。
ハチを呼ぼうとしたら、体が浮いたの。
「ナナ様。ハチは魔力の枯渇です。無理は禁物ですよ。私がハチの代わりを致します」
「ハンナ、ありがとう」
私は、ハンナに抱かれて動けない主へと近づいたわ。
〈「忠大、忠凶。このお馬鹿なホワイトベアーと話がしたいわ。口だけは解放してちょうだい」〉
〈『『はっ』』〉
私はスキル“意思疎通”で忠大に話したわ。
当のホワイトベアーの主は漆黒の瞳で私を見た。
威圧感が半端ないわね。
でも、“影縫い”が効いているのか、目だけしか動かせなかったんだけれど。
それでも体から発する威厳が凄いわ。
まぁ〜、私も頭に血が上っているから全く効かないんだけどね!
「初めまして、私はルジーゼ地方を統治いたします、ガロスの娘ナナで御座います。ルジーゼ・ロタ・ナナですわ。獣の王、ホワイトベアーの主様」
『我は、ホワイトベアーのアイザック。と、言っても人には理解出来ぬ。我の子に何をした!』
「そんなに吠えなくても聞こえていますは、アイザックさん」
『なぁ! 我の言っている事が理解できるのかぁ?』
「私の特殊スキル“獣の声”でお話が出来ますの。我の子に? 何をした? か、ですって。だまらっしゃい! このバカ親! 貴方が引き起こした結果でしょう! 貴方こそ現実を見なさい!」
目だけで辺りを見回した主ことアイザックさん。
そして、目を見開き愕然と肩を落としたわ。
実際には、出来なかったんだけれどね。
それでも、分かるほどの落ち込み様だったの。
『……我が……したのかぁ? 我は……何をしたんだ?』
正気を取り戻し、やっと現実を見た主様。
その目には威厳が消え、怯えが広がったわ。
自分が何をしたのかを知った今、アイザックさんは如何するのかしら?
まぁ〜、何をどう言い訳しても許さないわ。
それにしても……忠吉、忠中、忠末はどこに行ったの? ? ?
遅くなって申し訳御座いません。
今朝まで書いてありました。
リアルバイトも忙しく、少しフラフラ。
来週はゆるいシフトなので、遅れる事はないと……自分を信じたい!
さて、白熊はアイザックと言うお名前でした。
なぜか?
白熊=アイザックと記憶している私で……ごめんなさい。
それでは次回予告。
『僕が!』
『俺が!』
『オレが!』
『『『活躍するんじゃ〜、無かったの?!』』』
『頭にきたから、3人で予告するぞ!』
『『オウ!』』
『せぇ〜のぉ!』
『『『次回予告。正気を取り戻したホワイトベアーの主ことアイザック。彼から齎された真実とは? どんな形で償いをさせるのかぁ? そもそもの、配下の魔獣にする為に会いに行った事の落とし前はどう付けるのかぁ! ここに全てが決着する!』』』
『ふぅ〜、言い切ったなぁ。忠中、忠末よ』
『『オウ!』』
すまない。
次週こそは!
……たぶん……おそらく……きっと……ね!
それでは、また来週会いましょう!




