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65話 あらあら、悪魔の大地ですって

 メースロア地方の、過酷な現実を目の当たりにしたわ。

 それと同時に、気になる事もあったわね。

 何より問題なのが、獣の王者ホワイトベアーの主が豹変した事。

 さらに、この地の掟……洞窟の中では、決して生きているモノを殺すな……破る程の何かあったとしか思えないもの。

 でも、分からないのよね。

 異変はこれだけにとどまらず起こったわ。

 まずは、最も東に位置している洞窟まちエストでは、地下水のはずが温水がに変わっていた事。

 水が温かいんですって。

 次に、メースロア地方最大の山脈ベルクドグラスを縦横無尽に貫通している洞窟アビッソグロットの一部崩落により、新たに開通した極寒の大地への出口。

 その先で起こった変異。

 そもそも、4月中頃にあった僅かな揺れが起因だと思うんだけど……謎だらけ、だと言うことが分かったわね。

 そこで、忠大と忠凶に調べてもらうことにしたの。

 後は寝て待て、よね。


 この洞窟まちエストは、田舎によくある農村の様な町だったわ。

 しかも、過疎の町よね。

 なぜ? そんな事を感じてしまったのかって?

 だって、広さと町民の数とが合っていないんですもの。

 要は広すぎなのよ。

 着いたばかりの時は気が付かなかったんだけれど、改めて見ると酷いわね。

 村長のワクスさんに話を聞いたわ。


「どこの洞窟まちも似たような造りですぞ。避難してくるモノは差別せず! を、モットーに建築しているので、土地の最大収容人数で建てて行くのですぞ」


 との事なの。

 その為、私達は初め一軒家をあてがわれたわ。

 あまりに広くて落ち着かなくて、慌ててワクス村長を呼んで女子と男子、大人と子供に分けてもらったの。

 やっと落ち着いたわ。

 さて、フカフカの絨毯はきっとベッドでも……ハンモック! !


「ウソ! 憧れのハンモックゥ〜」

「マノアちゃん。はしたないですよ」

「でもぉ〜、青〜。ハンモックよ〜、ハンモックゥ〜。憧れのハンモック!」

「こんなの何処にでもあるじゃない。私はベッドがいいわ。ハンモックって、寝相が悪いと落ちるのよね。地味に痛いし、恥ずかしいし、良いところなんて何処にもないわ」

「青ちゃん。その口振りだと、使ったことあるの?」

「それはねぇ、ナナちゃん。私の家では、妹や弟が居たし、家も狭かったからハンモックで寝ていたの。沖縄だったしね。寒いと言っても、ダウンジャケットを着ていたら寒くないしね。寝るぶんはには問題がないんだけれど……妹の寝相が悪くって、私の上によく落ちて来たの。そのまま寝るんだもん。笑っちゃうでしょう。うふふ、マナスは床で寝た方が良いかもね」

「え! !」

「うふふ、陸奥様。床には毛足の長い絨毯を敷いてありますので、落ちても安心ですよ。本来はベッドで寝て頂きたかったのですが、ここのところ気温と湿度が高い為にハンモックを御用意したしだいです。寝にくいかもしれませんが、ご了承ください。何か御座いましたらお呼び下さい」

「はい、ペアナさん。そうさせてもらいます」


 この妙齢の女性は、ワクス村長さんの奥様。

 小人族ではあるのだけれどねぇ。

 私達の中で1番大きい青ちゃんと同じくらいの身長で、微笑む笑顔に色気があったわ。

 正しい表現をするならば、美女と野獣よね。

 美女と野獣!


 さて、私もハンモックにダイブよ!


「キャ!」

「ナナちゃん!」


 驚いたのなんのって。

 私は、ハンモックに絡め取られてグルグル巻き状態。

 さしずめナナモック?

 要は、勢いが良すぎたのと身長が低すぎた為に起こった事なの。


「ナナちゃん。飛び込んではダメよ」

「うふふ、ごめんなさい。青ちゃん」

「でも、ナナちゃんには少し大きすぎるわね。私が一緒に寝ましょうか?」

『大丈夫ワン! 僕が一緒に寝るワン!』


 そう言うや否や、グルグル巻きから解放されたハンモックに現れたハチ。

 ハチぐらいの大きさならハンモックも安定するわね。

 さらに……。


『あたしも!』


 で、ロクも現れてしまいハンモックはすし詰め状態。


「うふふ、ナナちゃんは大丈夫ね」

「だねぇ〜、青。あらあら、もう寝ちゃったわ」

「それにしても、マノアちゃん。晩御飯が凄かったわね。私、初めて食べたら驚いたわ」

「私も、まさかイノシシ鍋が出てくるとは思わなかった。えっと、ナナの話では牡丹鍋とか何とか言うらしいじゃん」

「そうそうマノア、牡丹鍋、牡丹鍋。美味しかったわ」

「そうかなぁ〜。私は、僅かな臭みが鼻についたけれど」

「そう? 美味しかったけれど……なぁ」

「マノア、青。おやすみ」

「ナナ、おやすみ」

「ナナちゃん、おやすみなさい」


 確かに、牡丹鍋には驚いたわね。

 正確には、サングリエスープと言うそうよ。

 私は青に1票ね。

 意外に美味しかったわ。


 それにしても、本当にぎゅうぎゅう詰めね。

 ハチの前脚の中に私がスッポリ嵌り、足元になロクが丸まって寝ている。

 うふふ、温かいわ。

 うふふ、幸せね。

 うふふ、私の心が満たされていく。


「ナナちゃん! 起きて下さい。ハチちゃんも、ロクちゃんもです。起きて下さい!」

「うぅ〜ん……もう少し……」

『僕は起きてるワン』

『あたしも…フゥニャン…起きてるニャ〜』

『今、起きたワン』

『はぁ? 起きてるよ! やるかニャ』

『もちろんワン』

「起きたから! 2人ともやめて! もう、ハンモック内で暴れないでよ!」

『ごめんワン』

『ごめんニャ』


 ハチとロクはスキル“影法師”で、私の影からハンモックの影へと移動して降りたわ。

 私は……落ちるしかないわね。


「青、マノア、ちょっと待って! それ! !……って、痛くない?」


 私はハンモックから飛び降りたはずよ、なのに今はハチの背中にいるわ。

 まったくこの子ったら。

 ハンモックから落ちる寸前、私の影から出てきて背中に乗せたのよ。

 タイミングバッチリ!

 手っ取り早く着替えてから、食堂へと移動したわ。

 そこには、既に青とマノアがスタンバイしていたの。


「遅くなってごめんなさい」

「大丈夫よ。マノア! 起きてる?」

「……はっ! うん、起きてる。起きてるよ」

「今から朝食をお待ち致します」

「「「はい」」」


 ペアナさんが用意してくれたモノとは……。


「「「パンケーキ!」」」


 そうなの、フッカフカのパンケーキ。

 3段重ねの上にはバターと蜂蜜が、トローリとかかっていて美味しそうだわ。

 いや! 美味しいわね!

 ふぅ〜、朝からたらふく食べたわ。

 美味しかったのが罪ね。

 おかわりしちゃったもの。


 私達はハンナと合流して、母屋である村長の家へと急いだわ。


「遅れてごめんなさい」

「大丈夫だよ。女性の登場は遅れるものだからね」

「まぁ~、ホゼったら。辛口コメントね」

「あははは、ナナには遠く及ばないよ」

「「あははは〜」」


 不毛な笑いが響いたわ。

 ここには、ロキア、マナス、ダッチさん、ワクスさんのメースロア出身の方達。

 そして、エディ、ホゼ、青、マノア、ハンナ、ユント先生、私、ハチ、ロク、忠大のスアノースから来た人達の総勢14人の方々が揃ったわ。

 まずは、報告からよね。


「忠大、報告を受けるわ」

『はっ。最初に申し上げるべき事が御座います』

「あら、何かしら?」

『件のホワイトベアーで御座いますが……激しく暴れておりましたので、スキル“走破”を使う事が叶わず詳しい事は分かりませんでした。申し訳ありません。ただ、奥にホワイトベアーの遺体が御座いましたので触れて参りました。

 やはり、4月終わりの揺れのとき、ソルの洞窟では思いのほか激しい地震に襲われた模様。大部分の壁面が崩れました。その崩落により、中に居りました小動物の大半は死亡し、2匹いたホワイトベアーのうち1体が亡くなりました。その傍に子グマが2匹……その……虫の息で蹲って居りました。助け出そうとしたのですが、我を忘れて暴れているホワイトベアーに邪魔され、我が身も危なくなり撤退いたしました。申し訳ございません』

「貴方達が無事ならそれでいいわ。気になる主の事は……謎のままね」

『あ! 大変申しわけございません。大切な情報を話、忘れておりました。ソルの洞窟の先に、マグマの流れを感じました。激しい揺れの為、マグマが地表近くまで上がっておりました。その為に各地が暖かくなっているのではないでしょうか』

「なるほど。でも、コレぐらいがちょうどいいわね。それと……忠大、そのホワイトベアーは親子なの?」

『はっ。その様です』

「子グマはまだ生きているのね」

『はっ。辛うじて生きがございます。忠凶が岩陰にて観察しております』

「そう……ハチ! ソルまでみんな、行けるの?」

『みんなの魔力ちからを合わせればね。まぁ、実際に手を貸して欲しいのは……エディだワン』

「分かったわ。みんな、私の話を聞いて! 事は一刻を争うの。簡潔に話すと、4月の揺れが大きくソルの洞窟内で壁面が崩落して、ホワイトベアーの親子を直撃。母グマが犠牲になったようね。でも、子グマはまだ生きているの! 助けに行きましょう。エディ、ハチが貴方の魔力ちからを貸して欲しいですって。行ける?」

「もちろん!」


 私は、とりあえず子グマを助ける為の情報しか話さなかったわ。

 だって、そんな暇ないもの。

 私の迫力に押されてなのか、誰からも質問は無かったわ。

 問題は……14人……ハチとロク、忠大を外して……11人……多いわね。

 私達は、急いで外に出たわ。


「ハチ。人数が多いけれど大丈夫なの?」

『う〜ん。乗れる馬車があればいいんワン』

「ワクスさん。全員が乗れる馬車ってありますか?」

「それは、流石に御座いません。2台ではいけませんか?」

「ワクス、アレはもう無いのか?」

「ダッチ?……アレかぁ! アレならあるが……あんなボロに、皇太子と貴族様を乗せてもいいのかぁ? それに、幌が無いぞ」

「ダメかぁ。俺達が残れば……」

『待つワン。それで良いワン』

「え! 良いの? ワクスさん、ダッチさん。ハチがそれで良いそうです。すぐに用意して下さい。……大丈夫なの?」

『問題無いワン!』


 何かを企んでいるのよね。

 その証拠に、尻尾がフリフリと揺れているわ。

 そして現れたのは、馬車と言うには痴がましい程の代物だったの。

 ……大きな大八車?


「こ…れ…は……乗れるの?」

「ロキア様。申し訳ございません。コレはマジックバックが無かった時代の遺物でして。アビッソグロッソ内を行き来していた馬車で御座います。雪は降らないので幌を外した仕様になっております。ただ、見かけによらず頑丈で、大人20人で乗り込んでもビクともしない優れものですよ。なぁ、ワクス」

「確かに……ですが年代物です。この馬車で、ソルを通るのは自殺行為かと存じます」

『大丈夫ワン。馬は外して、みんな乗り込むワン!』

「本当かしら? まぁ、いいわ。ハチを信じましょう。お馬さんを外して、全員乗って下さい」

「なるほど! そこで俺な訳ね。でも……」

「エディ? どうしたの?」

「ハチは面白いなぁ〜、と想ってさぁ」

「そうだね。ハチもロクも凄いし面白い!」

「あたしもそう思う」

「ホゼくんもマノアちゃんも、お喋りしないで乗りましょう!」

「青?」

「ナナちゃんの話では、ホワイトベアーの子グマが危ないのでしょう! 早く行きましょう。私は、ナナちゃんもハチちゃんもロクちゃんも、信じているもの!」

「「「あははは! だね!」」」


 最後はエディ、ホゼ、マノアの笑いで話を締めくくったわ。

 半信半疑でも、私の事を信じて乗り込んだのがロキアとマナスで、不安だ! 無理だ! ソルを知らないからだ! と呟いているのが、ダッチさんとワクスさん。

 ハンナとユント先生は……半笑いで諦めたわね。

 馬が幌なしの馬車から外して、みんなで乗り込んだわ。

 足の長い絨毯を敷いて、雑多に座ったの。

 でも、先頭はエディが陣取ったわ。

 その彼を真ん中にして、左にハチ、右にハンナが腰掛けたの。

 後ろに私、ロキア、マナス、青、マノア、ホゼが着席した。

 末席にダッチさん、ワクスさんがブツブツ言いながら座り込み、殿にユント先生とロクが鎮座したの。

 本当に多いわね。


「さぁ! ハチ、乗ったわよ。早く行きましょう!」

『みんな乗ったワンね。うふふふ……闘気功・玉……からの……闘気功・玉!』


 ハチがスキルを使ったわ。

 それにしても玉ってなに? と聞く間も無くすぐに理解したわ。

 だって、私達を乗せた馬車を包むように大きなシャボン玉が出現したの。

 その内側にもう1つ。

 しっかり、できた事を確認すると下に降りたわ。

 お座りをして、お手をしたの。

 飼い犬が、先ず覚える芸よね。

 もちろんハチは、私にお手をしたのでは無いわ。

 闘気功・玉の2個目に、したのよ。


『よしよし完璧ワン。コレなら……魔術“颶風ぐふう”。さぁ、後はエディの番ワン。……ワン?』

「ナナ……これは何?」

「エディ……さぁ?」


 私達はシャボン玉の中に浮かんでいたわ。

 暖かくも、寒くも無くて居心地は良いのよね。

 ただ、1個目と2個目の20センチほど空いていた隙間に、強く激しい風が吹き荒れていたの。

 1周グルリとね。


「ハチ、何よりも先に説明してちょうだい」

『説明は行きながらでも出来るワン。とりあえず、エディに飛んでもらってソルの洞窟へと出発ワン!』

「……正論ね。エディ、“フライ”でソルの洞窟に向かってくれる。行きながら説明するわ」

「わ、分かった。“フライ”」


 馬車が浮いたわ。

 ダッチさんが慌ててハンナと座る場所を交代したの。

 道案内よね。

 さて、しっかり説明してもらうわよ!


「ハチ! コレは何?」

『闘気功・玉ワン。外に出てみればコレの凄さが分かるワン』


 みんなが私を見たので、ハチが言った台詞そのままで言ったわ。

 もちろん、ワン抜きでね。

 言葉通り……ビックリ仰天だわ。

 だって、極寒の吹雪なのよ! 猛吹雪よ!

 それなのに、シャボン玉の内側は、暑くも寒くも無いのよ。

 おかしいでしょう。

 私はビックリしたままハチを見たわ。


『えへへ、驚いた? 驚いたよね。コレは、スキル“闘気功・玉”の中を風の魔力で満たす事で、外と分離するワン。そして、1個目と2個目のスキル“闘気功・玉”の間に魔術“颶風”で埋める事で、どんな物理攻撃も弾き返してくれる。もし、外のスキル“闘気功・玉”が割れたとしても颶風の風が辺りを巻き上げ綺麗さっぱりしてくれるワン。ただ……弱点があるんだ。このスキル“闘気功・玉”は、自分から動けないワン。その為のエディなんだワン。僕1人ではどうにも出来ない事でも、みんなが居れば何とかなるワン!』


 自信満々に説明してくれたわ。

 でも、私にはスキル“闘気功・玉”の名前しか頭に入らなかったの。

 とりあえず、聞いた話を伝えたわ。

 理解した人は……。


「なるほど! ハチは面白い。何よりもスキル“闘気功・玉”が凄い」

「本当よね。スキル“闘気功・玉”が良いわね。風属性だけでの現象では無いと思うの。おそらくだけれど、火属性でも水属性でも光属性でも、何でもイケると確信するわ。本当に凄いわね」

「ロキア様の言う通りです。私などには思い付かない魔術の考査です」


 と、褒めちぎっているのがホゼとロキアとハンナ。


「すげぇ〜」

「うん! すごい!」


 と、すごいすごいと平仮名で連呼しているのがエディとマナス。


「「「あははは〜」」」


 と、理解を放棄したのが青とマノアとユント先生。

 ちなみに、私もここに入るわ。

 ダッチさんとワクスさんは言葉も無いわね。

 余りの驚きに思考が付いて行ってない、そんな感じだったわ。


 ハチのスキル“闘気功・玉”は、エディの特殊魔術“フライ”の力を得て、猛スピードで目的地へと突き進んだの。

 そして、見えてきた光景に今度は私達が言葉を失った。


 ……常に雹が降り晴れいる時でさえ、吹雪くのが日常の最悪の大地。

 最も東に存在している、草木も生えない不毛な大地。

 小人族の間では、ソルと呼ばれる極寒の大地……。


 そんな言葉では飾れない程の状景が、私たちの目に飛び込んだ。

 エディでさえ、飛ぶのを止めたわ。

 広がっていた景色とは。


 金柑サイズの雹が降り、大地を抉っていた。

 生き残っていたであろう草木は、無残にも折れて砕けていた。

 そして……雹により陥没し元の姿を維持していない……氷漬けにされた小動物達。


 朽ちて天に召される事なく、大地と言うショーウィンドウに飾られているマネキンの様だったわ。

 私達は、とんでもない所に来たものね。


「ロキア様……ソルは……極寒の大地は……悪魔の大地へと変わり果てたのでしょうか?」


 ダッチさんの言葉が残響した。

申し訳ございません!

本当は主様とのバトルまで、話をしたかったのですが……。

話が長くなりそうなので、話を割りました。


次回予告

『また、僕達らしいぜ』

『だろうなぁ〜。俺達、喋っても無いし登場もしてない』

『だなぁ』

『で、誰がするんだ……』

『『『オレダ、オレダ、オレダ、オレダ!』』』

『次回予告。ハチのスキル“闘気功・玉”とエディの特殊魔術“フライ”で極寒の大地へと赴いたナナ。そこに広がっていたのは悪魔の大地だった。さらにナナ達の前にホワイトベアーの主が立ちはだかる。その姿も悪魔の如き容姿と魔力に、ナナ達は子グマを助ける事が出来るのかぁ! 主の真実が今、明かされる!』

『『『忠凶!』』』

『だって、ボクもお喋りしてないもん』


忠吉、忠中、忠末、忠凶に予告をしてもらいました。

次週は、活躍してもらう予定ですぞ!

お楽しみに!


それでは、また来週会いましょう!


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