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60話 あらあら、個の秘術ですって

 スアノース城から4日かけて、辿り着いたがメースロア地方のメースロア城。

 行ってみると……洞窟の中にある居城カッパドキア……まさにそんな感じね。

 洞窟って聞くと、暗くて陰湿なイメージがあるけれど全く違うの!

 明るくて綺麗で爽やかな風が吹く、居心地の良い空間だったわ。

 ここなら暮らせるわね。


 ベルネ様が私達のために、晩餐会を開いてくれたわ。

 晩餐会と言っても、音楽が流れる部屋でベラネ様と私、エディ、ホゼ、青ちゃん、マノアの6人のお食事会。

 それにしても、フレンチのフルコースに度肝を抜かれたわ。

 胃袋はしっかり掴まれたけれど……だって、美味しかったんですもの。

 さて、食事会も終わり紅茶を楽しんでいたその時、疑問に思った事を話したわ。

 そこから、目の見えない次女マナスに対して抱いていた想いがハッキリしたの。

 ベルネ様は、恥ずかしいんですって。

 ベルネ様は、誰かの手を借りないと生きていけない娘は、外に出せないほど恥ずかしいんですって!

 頭にきたから、真相を知っているホゼに話を聞いたの。

 やはりマナスは1人で、着替える事も歩く事も食事をすることも出来るそうだわ。

 当たり前よね。

 私だって1人でできるもん!

 でも、ベルネ様の心配も理解できるような気がするわ。

 そこで、マジックアイテム“恭順の首輪”よ!

 ……“恭順の首輪”?

 ……あ! 忘れたわ! !


「忠大! どうしましょう! ! 私、私、私! ! ! ……お父様から“恭順の首輪”を受け取ってくるのを忘れてしまったわ!」

「「「「「「「え! ! 」」」」」」」


 ベルネ様の長女ロキア様と二女マナス様、夫のリンドー様以外、全員がカップを持ったまま私を見たわ。

 その目が……痛い。


「忠、忠、忠大! 何とかして! !」

『姫様。落ち着いてください。こんなときのための忠吉でございます。急ぎ連絡をして、マジックバック改に入れて貰えば大丈夫でございます』

「え? ……あ! そ、そうだったわね。その手があったわ。急いで連絡してちょうだい。いや、私がするわ」


 スキル“意思疏通”をする直前、またまた忠大に止められたの。


『姫様。お待ちください。マジックバック改をご覧ください。既に入っているようです』

「え? !」


 その言葉で、慌ててマジックバック改を開き忠吉の欄を見たわ。

 するとそこには、“恭順の首輪”×3、手紙とあったの。


 手紙? ?


『忠吉と連絡を取りました。始めに手紙を読んで欲しいとのこと。姫様? 大丈夫ですか?』

「え! 大丈夫よ……ごめんなさい。少し落ち着くわ。忠大も忠吉も、ありがとう」


 とりあえず目の前の紅茶を飲み干し、呼吸を整えたわ。

 はぁ~、焦った。

 忠大の申告通り、まずは手紙を取りだし読むことにしたわ。

 内容が辛辣でクラクラしたれどね。


【ナナへ

 出掛ける前に、あれほど忘れ物がないか聞いたのに、やはり忘れ物をしたなぁ。しかも“恭順の首輪”を忘れるとは思わなかったよ。まったく、一番大切な物を忘れよって!

 今回は忠大の機転が項をそうしたにすぎないぞ。次回からはこんなことがないようにしなさい。

 ベルネに伝言だ。

 後から提出した“魔獣の首輪”も“恭順の首輪”に作り替えといた。

 裁量はナナに一任する。

 お土産を忘れるなよ。父より】


 お父様! ありがとうございます! と、心の中で平謝りをしたわ。

 でも、ベルネ様もなかなかですわね。

 ちゃっかり、余っていたと思われる首輪をお父様に渡して置くだなんて、しっかりしていますこと。

 私はみんなを安心させる様に、手紙の内容を包み隠さず話したの。

 ただこの時、リンドー様の目が爛々と輝いていたのが気になりましわ。


「ナナくん。君が持っているのは……マジックバック改かい?」

「はい、リンドー様。その通りですわ」

「確か……マジックバック改はルバー様とガロス様のみ所有していると聞いているが……」

「表向きは、そうですわね……」


 話していいものか困ってしまったわ。

 だって、このマジックバック改は軍用として作っている最中とお父様から聞いたの。

 不味いわよね。

 するとベルネ様が、朗らかとんでもない事をカミングアウトしたわ。


「ウフフ、この人は昔、ギルドの開発局にいたの。だからこそ“恭順の首輪”が作れると踏んだのよ。なのに出来ないんですもの。ガッカリしちゃったわ」

「ベルネ、言うが易し行い難しだよ。完成されたマジックアイテムを改良するのは大変なんだ。それをやりとげたガロス様は凄い。僕の尊敬する人だよ」

「はぁ~、また始まったわ。この人ったら、ガロスに心酔しているのよ。妬いちゃうわ」

「ベルネはすぐそう言うが、ホントに……」

「ハイハイ、分かりました、分かりました!で、ナナちゃんマジックバック改の事は話しても良いわよ。と、言うよりく知りたいわね」


 なぜか私に、躙り寄るベルネ様とリンドー様。

 迫力満点ね。


「分かりましたから、下がってください。他言無用ですよ!」


 人差し指を立てて皆んなに確認を取ったの。

 少しだけ偉そうに言ってやったわ。

 だって、嬉しかったんですもの。

 確かに、功績を挙げたのはお父様なんだけれど、家族が褒められたのよ。

 喜ばしい事だわ。

 さて、マジックバック改の説明をした。


 その結果……。


「ベルネ! 凄いだろう! ガロス様は本当に凄いんだ! ! 僕の憧れだよ」

「リンドー、分かったから少し落ち着いて。で、今、量産している最中なのね」

「そうだと思いますわ」

『姫様。それはどうかと……』

「あら、忠大、どういう事?」

『はい、それらしい準備をしている形跡が御座いません』

「そうなの?」

『おそらくで御座いますが。今、考査の最中では無いかと想像いたします。量産化が出来るまで今しばらく掛かるかと』

「そうなのね」

「ナナちゃん……なんて言っているの?」

「ベルネ様。忠大が言うには、考査をしているので量産には時間がかかるみたいです。忠大……どうしたの?」

『はっ。暫しお待ち下さい』


 そう言って、焦点の合わなくなった。

 湯気が立つ紅茶カップの横で佇む忠大。

 ちょっとシュールな絵だけれど、本人は至って真面目なのよね。

 無下にツッコミなんて出来ないわ。

 などと、くだらない事を思っていると突然、A4サイズの紙を出したの。


『“想像クリエイト・電受”。ベルネ様、ガロス様よりのご伝言で御座います』


 そう言って、ベルネ様に文字が浮かび上がった紙を差し出したわ。

 目を丸くしたのは勿論……よね。


「ベルネ! こ、こ、こ、これは何だ! このネズミは文字を書けるのかぁ? いやいやいやいや、動物が文字を理解しているとは考え難い。い〜や〜、このネズミはナナくんの……そうかぁ! 魔獣だったね。そうか、そうか、そうか、魔獣は文字を理解するんだね! そうなんだ!」


 と、暴走してしまったリンドー様。

 ……手紙の内容って……なんだったの?

 惚けている私をよそに手紙はみんなを経由して、手元に来たわ。


【姫様。ガロス様よりベルネ様へのご伝言です。

 ベルネへ。ここはベルネよりリンドーへと言う方が正確かなぁ?

 王の誕生祭が行われる時、1人の兵士を連れて帰って欲しい。その者はマジックバック改を所持して、魔術“想像クリエイト電送・電受”の保持者だ。晩秋から遠隔考査を実施する。よろしく頼む。

 それと、娘が迷惑をかけるかも知れないが、厳しく叱って貰って欲しい。生意気な事を言っても怒って良いから。子を持つ親としてはリンドーが先輩だなぁ。今度、飲み明かそう。ガロスより】


 ……お父様!

 慌てふためく私にニタニタ顔のみんな。


「ウフフ〜、ヘェ〜、ナナちゃんは〜、ネズミちゃん達から〜、姫様と呼ばれているのね。可愛いわ」

「や、や、や、やめて! !」


 逃げようとする私の腕を掴んだのは、ベルネ様でも、青ちゃんでも、エディでも無かったわ。

 掴んだのは……。


「ナナくん。すまないが、説明してくれないかぁ?」


 はぁ〜。

 場の空気を読んで欲しいわ。

 私は針のむしろね。

 みんなのニヤニヤ視線の中で、リンドー様に魔獣とは何か、魔術“想像クリエイト電送・電受”とは何かを講義いたしました。

 その際、気になった事があったから忠大に質問をしたの。


「ねぇ、忠大。貴方達って、文字を書けたの?」

『いいえ、実際には書けません。ですが、スキル“絵心”を考査し続けた結果、文字を絵と捉え認識する事が可能となりました。その為、魔術“想像クリエイト”で文字を想像できる様になりました』

「そう、文字が認識できるのは貴方達だけ?」

『姫様。世界は広いかと存じます』

「ウフフ、そうね。世の中は広いもの。何処かに読み書きができる動物はいそうね」


 この子達は、努力の人。

 ネズミ隊だけでは無いわ。

 ハチもロクも、凄い集中力と閃きで私を助けてくれる。

 だからこそ、私が守らなくてはいけないわ。

 すると、ここまで黙って話を聞いていたマナスが羨ましそうな声色で話し始めたの。


「ナナ様はズルいです。こんなにも強い子達が側にいて……ズルいです」

「私の事はナナでいいですよ。私もマナスと呼びますから。ウフフ、確かに、私はズルいですわね。この子達は私の自慢です。でも、マナスもズルいですわ。だって側にいてくれるお姉様がいますし、優しいお父様も、強いお母様もいます。私と同じぐらい、ズルいですわ」

「ウフフ、そうね! 同じぐらいズルい! 同じね!」


 手を握り合い、微笑みを交わしたわ。

 何だか親近感が湧くわね。

 同じ空気を感じるもの。

 友達になれる予感がする!


「ねぇ、マナス。貴女自身も凄いじゃない」

「え! 私が? ?」

「だって、音波みたいなモノで位置を把握しているのでしょう? そもそも、魔術なの? スキルなの?」

「魔術よ。音波じゃ無いの。弱い風を起こすでしょう。その、跳ね返ってきた風を感じ取る事で、物の位置だったり、匂いだったり、人物の特定だったり、いろんな情報を認識するのよ。慣れるまでに大変だった」

「ヘェ〜。でも、魔術ならルバー様に報告しなくていいのですか?世界に登録した方が使い易いんじゃないの??」



 私の素朴な疑問にエディが大きく頷いて賛同してくれたわ。

 他のみんなは……苦笑い?


「ねぇ、ナナちゃんにエディくん。私はなぜ、氷の女王と呼ばれているか知ってる?」

「えっと、ベルネ様は水属性だから?」

「エディ、水と氷は似て非なるものよ」

「だったら、何で何だよ」

「「う〜ん? ?」」


 ベルネ様の質問に答えられないのは、私とエディだけみたい。

 あいかわらず、みんなは苦笑いしているんですもの。

 しびれを切らしたのは私。


「もう! 何で苦笑いしているの? 気になるじゃないの!」

「そうだ! そうだ!」


 2人でシュプレヒコールを上げたわ。

 苦笑いを引っ込めて答えてくれたのは、リンドー様。


「ごめんよ。ただ、ある意味、暗黙の了解だからね。ベルネの異名、氷の女王はその名の通り氷を作り出す事が出来るからだよ」

「ベルネ様は氷属性なんですかぁ?」

「ウフフ、私は水属性よ。ウフフ、私ねぇ……産まれた時から珍しい特殊スキルを保有していたの、と、言うかぁ〜。初めは変な体質だったんだけれどね。だって、寒風が吹く中でも半袖短パンで遊べる程、元気満点だったの。親も私自身も変だなぁ〜、と思って調べてみるとスキルだったのね。ナナちゃんの特殊スキル“獣の声”と同じよ。私の場合、特殊スキル“氷結”と言うんだけれど。水を凍らせる事が出来るの。さらに、私自身も氷点下でも平気なのよ。ある意味、メースロア地方の申し子みたいな感じよね」

「と、言う事はマナスの風も特殊スキル何ですか?」


 あれ?

 また苦笑い? と、言うより困った顔になったわ。


「例えがあまり良くなかったね」

「そうね。この手の事はリンドーに全て任せるわ。説明も上手だしね」

「任された!」


 得意満面の顔をしたリンドー様が、私とエディに話しかけたわ。

 私達だけ? かと思ったらハチとロク、ネズミ隊も整列して話に耳を傾けていたの。

 あなた達も知らなかったのね。

 どう言うことかしら?


「新しい魔術や進化したスキルなどなど、ルバー様に報告して使用出来れば世界に認識されて、登録される。しかし、登録されないコトもあるんだよ。それは……ナナくん達が保有している特殊スキルだね。流石のルバー様でも、個々に備わっている特殊なスキルや魔術までは使用出来ない。だからこそ世界に認識されないし登録もされない。特殊スキルの場合、ギルドカードに明記されるけれどね。

 登録されないコトはもう1つある。こちらの方が問題だね。それは……あえてしない、だ。俗に言われる“個の秘術”だね。自分の最も得意とする方向に心血を注ぎ魔術を高める。必殺技や切り札として使うために、ルバー様に報告をしない者がいるんだよ。問題になっているけれどね。マナスの風を使った反響定位はコレにあたる。本当は報告して登録しなければいけないんだが……」

「駄目よ! マナスの魔術はマナスのモノ。他でマネされたらこの子が使い難くなるじゃない」

「ベルネ。しかし!」

「しかしもへちまもないの! 生き難くなったらどうするのよ!」


 あらあら、言い合いが始まっちゃったわ。

 そんな事よりも、面白い事を聞いたわね。


「ねぇ、ロク、ハチ。あなた達も、魔術“ヘルシャフト”と“ブラックホール”は登録しない方が良かったんじゃない?」

『そんな事ないワン。登録する事で発動まで短縮できるし、広くみんなに周知してもらえるワン』

『そうだよ。自分だけのモノにしとくのは勿体無いニャ。それに……必殺技は……もっと凄いの考えるニャ!』

『そうワン! そうワン! やってやるワン!』

「ウフフ、楽しそうね」


 まだまだ言い合いが尽きない、ベルネ様とリンドー様は置いといて、マナスに話しかけたわ。


「ねぇ。マナス。貴女はどうしたいの?」

「え! 私は……よく分からないわ。だって、目が見えないから風を使っての反響定位なんだもの。魔力は使っているけれど、日常使いのスキルのような感覚だから。良いも悪いも無いわ」

「それが答えね。ベルネ様、リンドー様。私の話を聞いて下さい」

「「え?」」


 突然、話を振ったモノだから2人とも間抜けな声を上げたの。

 こうして見ると似た者夫婦ね。


「お2人で言い合いをしても埒があきませんわ。そんな事よりもマナスの意見が答えだと私は思います」

「え? マナスはなんて言ったの? ?」

「はい、お母様。目が見えないから反響定位を使っているわけで良いも悪いも無い、と言ったんです」

「これが答えでしょう。ベルネ様、リンドー様。マナスが使っている魔術は、風の魔力による反響定位です。必殺技でもなければ、特殊スキルでもありません。日常的に使っている魔術だからこそ、使いやすくしなければいけないのではないのでしょうか。私は登録した方がいいと思います」

「ちょっと待ってナナちゃん。正論かも知れないけれど。登録してしまうと、いろんな人が使えるようになるのよ。マナスだけの魔術では無くなるの!」

「ベルネ様はなぜ? マナスだけの、にこだわるのですか?」


 押し黙ってしまったわ。

 そんな、ベルネ様に変わって話し出したのは……。

 コレまで黙って事の推移を見守っていたロキアだったの。


「ナナ……呼び捨てにしてもいいですか?」

「もちろんよ。ロキア」

「ありがとうナナ」


 微笑んだ顔は、病弱な色白の肌に薄い唇。

 ほんの少しだけ、タレた目が優しさを醸し出してるわ。

 リンドー様似ね。

 まぁ、ベルネ様に似てもリンドー様に似ても、美人さんなんだけれど。

 そんな彼女が、意を決したような目をして私を捉えたわ。


「ナナ、お母様は心配していると思うの。マナスと同じ魔術を使う人が多いと、マナスが混乱するかも知れない。反響定位が反響しすぎて、マナスが歩けなくなるかも知れない。やっと1人で歩ける様になったの! やっと1人でご飯を食べれる様になったの! ……お母様は、また歩けなくなるかも知れないと……怖いんですわ。私も……怖い……」


 押し黙ったままのベルネ様。

 俯いて涙ぐんでいるロキア。

 オロオロするマナス。

 唸るリンドー様。

 三者三様ならぬ、四者四様よね。

 ここはひと肌脱ぐしかないわ。


「ハチ、エディ。お願いがあるの」

『何ワン』

「……」


 1人と1匹が私を見たわ。

 エディの無言が気になるわね。

 それでも、改めてお願いしたわ。


「ハチ、エディ。2人でマナスの風の反響定位を完璧なモノにしましょう! 完全なモノにすれば誰も真似できないと思うわ。縦しんばできたとしても……平気なくらいまで昇華するのよ! それを登録すれば、怖いもの無し! と、思わない?」

「な〜んだ! もっと難しいコト言われるかと思ったぜ。そんな事なら任せろ! なぁ、ハチ! 2人でやろうぜ」

『もちろんワン! ワォ〜ン! !』

「2人じゃないわ。私も青ちゃんもマノアもみんないるわよ」

「「当然よ!」」


 スイッチが入ったかな様に騒ぎ出したみんな。

 ハンナとユント先生がワタワタと止めているけれど、焼け石に水よね。

 さらに、ロキアとマナスが加わり加速度的に盛り上がって行ったわ。

 誰にも止められないわ。

 まぁ〜、止めないけれどね。


 でも、風の反響定位。

 少し難しそうだわ。

 何とかなるかしら?

必殺技は必要ですよね。

かましてやりましょう!

叫んでみましょう!

俺の拳が! と、ね。


次回予告

「なぁ〜、来週は俺たちも登場するかなぁ?」

「忠中、オレもそう願いたい。忠凶は良いよなぁ。魔力が多いから、姫様に名前呼ばれる事多くねぇ」

「エヘヘ、羨ましいだろう! 忠末!」

「そうだよ! 羨ましい! だから、予告をしてやる!

次回予告。マナスの風の反響定位を考査する事となったハチとエディ。コトはそんなに甘くない。果たして、完璧な魔術は完成するのかぁ! 目の見えない友の為に立ち上がる仲間達! 魔力の無いナナが役立つ方があるのかぁ!乞うご期待。

これで良いかぁ」

「良いんじゃ無いの!」

「忠末、忠凶!! 俺の出番は……何処だ! !」

「「忠中……すまん」」



ネズミ隊で登場しなかった方達に次回予告をしてもらいました。

今回もギリギリですいません。

スイッチが気になって、リンクが気になって、気になって。

トホホ、まだ様子見ですが……欲しいかも? ?


それではまた来週会いましょう。

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