59話 あらあら、家来と障がい者ですって
表現に厳しい文章が御座います。
夏が来る!
きっと、夏は来る!
そして、やって来た夏休み!
の、はずがとんでもない幕開けとなったわ。
ブタポロスじゃ無いわね。
ノホポロスのせいで、襲われちゃったの。
まぁ、奇襲のつもりで準備していたようだけれど丸わかりよね。
ネズミ隊に任せればチョロイわ。
本当にチョロわ。
私達は、メースロア地方に進んですぐの洞窟へと入った。
最初で最後の休息地、別荘の様な宿泊施設に泊まったの。
豪華な食事に、ふかふかベットでの気持ちの良い朝。
意気揚々と出発したわ。
その後が悲しかったの。
ハンナの宣言通り、雨風しのげるだけの洞窟に入り、馬車をテント代わりに寝起きをしたの。
寝心地は……思い出したくないわ。
そんな苦労を重ねること4日目。
見えてきたのは……洞窟? ? ?
「はぁ~、やっと着いたわね。馬車で寝るのも骨が折れるわ」
「あら、ハチを枕にして寝ていたのはどなたですの?」
「ウフフ、ごめん遊ばせ。さわり心地のいい、この子がいけないんですわ。オホホホ!」
「確かに、いいですものね。オホホホ!」
「ベルネ様もナナ様も、いい加減にしてください。メースロア城に入場いたしますよ」
「ハンナ、分かっているわよ。ノリが悪いわね。開門!」
ベルネ様の一声で閉ざされていた門が開いたわ。
洞窟の入り口は、コレまでの洞窟と代わり映えしなかったのに、中にはいると大違い。
まず、長い!
洞窟に入って10分近くは走っていたわね。
次に、明るい!
1キロ間隔で白属性の魔石真珠が設置されていて、煌々と明かりをともしていたわ。
最後に、舗装されている!
道がフラットだったのよ。
コレまでの洞窟ではガタガタいいながら走っていたのに、メースロア城の洞窟は静かなモノよ。
お尻も痛く無いもの。
そして、辿り着いた先には大きな門が道を塞いでいたわ。
ベルネ様の声をかけると、閂が外れる音がしたの。
そして、鈍い音を立てながら開いた。
ガタン、ギギギィ〜。
目の前には、城下町を抱え込んだお城が聳え建っていたわ。
城……城の定義ってなんなのかしら?
最初の感想はコレね。
城下町自体は普通なんだけれど、城が城に見えないのよ。
豪華なカッパドキア!
この一言に尽きるわね。
「お帰りなさいませ。ベルネ様。ロキア様とマナス様は、お部屋にて待機しております」
「セバス、戻ったわ。お客様いるの。対応よろしくね」
「はっ」
「ナナちゃん達はセバスが案内するわ。ではまた後でね」
言うだけ言って、颯爽と何処かへ行ってしまったわ。
セバスと言われた人が先頭を歩き、各個室へと案内してくれたの。
階段を挟んで左にエディ、ホゼが入り。
右に私、マノア、青ちゃんの順番で入ったわ。
1つ1つが豪華なんだけれど、意外に居心地がいいの。
岩の中だから、温かいとは想像できても、湿気も無いし通気も良かったわ。
風属性の魔術でも使ってんのかしら?
静かだしカラッとしていて温かい。
本当に住みやすいわね。
コンコン、コンコン。
「はい。何方ですか?」
「お世話係を担当いたします。ムマでございます。お食事の御用意が整いましたので、お迎えに上がりました。よろしいでしょうか?」
「いいわよ」
「失礼いたします」
入って来た人を見て心配になったわ。
だって、病的なまでに青白い顔をしていたんですもの。
でも、ちゃんとしたメイド服を着ていたわ。
ちゃんとした、モノよ!
「大丈夫?」
と思わず言ってしまったじゃないの!
「だ、大丈夫です。ナ、ナナ様、犬は困りますので車椅子を用意いたします。今から抱えます」
「ちょっと待って! この子は犬では無いの。私の身体の一部よ。ごめんなさい、わがままを言っているように聞こえるけれど、私にとっては大切な事なの。分かってくれないかしら?」
私はハチを優しく撫でて、背中に乗ったの。
もちろん自分1人でね。
「ムマ。私にとってハチは身体の一部。貴女も足が無くなれば困るでしょう? この子達がいなければ、私は何も出来なくなってしまうわ。でも逆に、この子達がいれば、貴女の手を借りる必要は無いの。分かってちょうだい」
「で、ですが……私の一存では……」
戸惑うムマ。
その時、ノックが部屋に響いた。
コンコン、コンコン。
「ナナ様、失礼いたします」
「どうぞ」
「メイド頭を務めております。エミリーに御座います。ムマ。ベルネ様より、伝言です。ナナ様の手伝いは不要との事です。犬、猫、ネズミはペットでは無く、家臣として対応する様にとの事です。分かりましたね」
「はい。それでは、ナナ様。準備が出来ましたら、そちらのベルを鳴らして下さい」
「失礼いたしました」
何とも簡潔に頭を下げて、出て行ったものね。
教育の賜物か、何も考えていないかのどちらかでしょうね。
前者であってほしいわ。
それにしても、準備ねぇ。
学生服を着てここまで来たけれど、このままだと流石にマズイわね。
一応、着替えましょう。
私は、長袖で襟にフリルが付いた可愛い白色のカットソーを着て、ワインレッド色のVネックにハイウエストで肩紐がお洒落なフレア膝丈のスカートを履いたわ。
少し、大人すぎるかしら?
めんどくさいからコレでいいわね。
チリン、チリン!
コンコン、コンコン。
あら?
早いわね。
近くにいたのかしら?
「失礼いたします」
「どうぞ」
「食堂へ、ご案内いたします」
「よろしくね。ムマ」
「はい。よろしくお願い致します」
案内された部屋は、貴族らしく豪華な食堂だったわ。
そこには、猫足の長いテーブルと猫足の椅子が6脚。
私達が入ると、ベルネ様が拍手で迎えてくれた。
浅葱色で、肩口が大きく開いたボディーラインが強調されたパティードレスを着ていたわ。
リアル氷の女王よね。
そして、セバスと言われていた執事さんがエディと私を案内し、若い執事さんがホゼ、青ちゃん、マノアを先導したわ。
椅子の後ろにはメイドさんがスタンバイしていた。
もちろん、私のお世話係をしているムマも居るわ。
左側の前から2脚目にね。
「よく来てくれたわ。セラ家の当主、ベルネが主賓となり歓迎いたします。ささやかですが、晩餐会を開催いたしますわ」
パンパン!
抜けるような高調子の音が部屋を走ったわ。
すると、どこからとも無く生演奏が響き渡ったの。
ここはどこかのサロンかよ!
などと思った事は内緒ね。
さて、お食事だけれど……フレンチのフルコース……だったわ。
ガチャ! ガチャン!
「ベルネ様。エディと青ちゃんは日本から来ています。その為、ナイフとフォークを使い慣れていません。お箸を使ってもよろしいですか?」
「あらあら、そうでしたわね。気が付かずにごめんなさい。でも、ナナちゃんも日本からだったんではなかったかしら?」
「そこは、年の功ですわ。オホホホホ!」
ベルネ様が左手を上げると、エディの担当メイドさんと青ちゃんの担当メイドさんが、サッとお箸を差し出したわ。
早技ね。
食事は本格的なフレンチで、味も良くて美味しかったわ。
でも、元日本人としては和食が恋しくなるわね。
食後のお茶をしながら、この晩餐会に招待されなかった人達の何故を聞こうじゃないの!
私は臨戦態勢に入った。
「美味しいお食事、ご馳走様でした。まさか、フレンチのコースを食べらるなんて、夢みたいでしたわ。とても、満足でした。と・こ・ろ・で……何故ここにハンナ先生とユント先生がいないのですか?」
「隣の部屋で同じ物を食べているはずよ。何か問題でも? そんな事より、異世界の話を聞かせてよ! 私、聞きたかったの!」
「オホホホ! 魂胆ミエミエ〜、ですわ。私達から、自分達に役立つ情報を得たいだけでしょう。それはそうと、ベルネ様。いつから、勇者が貴族の家来になったんでしょうね?」
「……」
「返答が御座いませんわね。
日本のことわざにこんな言葉があります。三尺下がって師の影を踏まず、と言いますわ。三尺とは約114センチの距離の事です。師とは恩師、つまり先生の事です。約114センチ下がって、先生の影を踏まずに着いて行く。直訳するとこんな感じですわね。先生に対する敬う心を説いた言葉です。私はこの言葉の裏に、師の後ろを歩き、教えを見逃さず全てを吸収しろ! そんな意味も込められていると解釈しています。
私達は師を、先生を、敬っています。その恩師に対して、あまりに失礼な態度だと思いませんか? 私はこの世界に来てまだ5年、誕生日を迎えましたから6年ですわね。ですが、前の世界から換算すると……100歳を超えた仙人ですわ! オホホホ! ……先人の言葉を軽んじる行為は、万死に値しますよ」
「……師の影を踏まず……その通りだわ。ごめんなさいね。私の師と言えば、現国王シュード様。そんな人にこの仕打ちは、確かに酷い事だわ。セバス! ハンナとユントをお連れして。改めてお茶にしましょう」
「はっ」
「理解して頂けて、嬉しいですわ」
ハンナとユント先生がお茶会に参加したわ。
会話を聞いていたみたいね。
ユント先生は申し訳なさそうに、会釈して席についていましたもの。
ハンナは心配顔だったわね。
後から理由を聞いたら、テーブルマナーを教えるのを忘れていた事を気にしていたみたい。
メイドのムマに逐一報告をさせていたみたいよ。
何をしているのやら。
はぁ〜。
「そうだわ。ベルネ様に聞きたい事がありましたの?」
「あら、何かしら? ……ちょっと、怖いわね」
「ウフフ、そんな事はありませんわ」
いれたての紅茶を一口飲みながら、人心地つけたわ。
だって、これから私が話す内容は、この優しい雰囲気を破壊する言葉だったもの。
「ベルネ様のご家族を紹介して頂けないのですか?」
「明日、改めて紹介いたしますわ」
「変ですわね。何故、晩餐会に参加されなかったのです?
ベルネ様の自論なら、ハンナとユント先生は家来ですので、いなかったのも頷けますわ。ですが、家族は家来ではないでしょう。だったら、参加するべきではなかったのですか?」
「それは……そうだけれど……忙しかったのよ。そうよ! 忙しかったの! だから明日、紹介する事にしたのよ!」
「納得できませんわね。忙しい? 仮にも皇太子様と貴族の娘が来ているのですよ。忙しいが理由になりませんわ」
「…………貴女は良いわよね。足ですもの。でも、私の娘は目が全く見えないのよ! ご飯を食べるのも、服着るのも脱ぐのも、歩く時でさえ、介助が必要なの! そんな子を表に出せる訳ないじゃない! !」
「ホンネがやっと聞けましたわ。ベルネ様は体面を気にするお方。そして、勇者を見下しています。だからこそ、勇者を家来だと言い、目の見えない娘を恥だと考えています。
私から言わせると……障がい者を舐めんなよ! ですわね。ハンナは、足が無い私でも生きて行けるように、1人でも困らないように、躾けてくれました。ねぇ、ホゼ、聞かせてちょうだい! 目の見えない娘さんは、本当に見えないの?」
動け無い世界。
音の無い世界。
光の無い世界。
そんな言葉ばかりが、私の心を支配してしまったわ。
なんで誰も、何も、言ってくれないの!
ベルネ様の考えが正しいと思っているの!
今の沈黙が肯定しているようで、哀しくて、悔しくて……何も出来ない、お荷物だと責められているようだわ。
ようやく静寂を破ってくれたのは、ホゼだった。
「ナナの明察通り、マナスは、ベルネ様の次女は、全盲では無くて、極度の弱視だよ。朧げながらに、輪郭がわかる程度だね。ただ目を使うと非常に疲れるから使わないように、普段は瞑っているんだ。
…………ベルネ様。今までロキアとマナスに口止めされていたから、何も言わなかったけれど……恥だと思っているのなら言います!
マナスは、魔力で風の波を起こし、辺りに何があるかを知る事がでします。さらに、音にも敏感です。話し声や歩く足音で誰が来たかを知る事も出来ますし、食事だって1人で食べれます。何でも出来る、活発な女の子ですよ。母親想いの優しい娘さん達です」
ガタン!
話を黙って聞いていたベルネ様が、勢いよく立ち上がり部屋を出て行ってしまったわ。
私はそっと、ハンナに話しかけた。
「貴女が私にしてくれた事は、間違っていなかったわね。本当にありがとう」
「ウフフ、私は何もしていませんよ。1人と2匹で育ったんですわ。私はただ見守っていただけです。ユントにも見せたかったわ! 天使の様に可愛かったのよ。ナナ様は!」
「もぅ〜! やめてよ! 恥ずかしいわ。そ、そんな事より。そのマナスさんは凄いわね。魔力で風を起こして物の位置を知るだなんて、音波みたいね」
「だね」
あらあら、ホゼの顔が崩れたわね。
幸せの笑みだわ。
どんな子なのかしら、そのロキアさんとマナスさんって。
コンコン、コンコン!
「失礼するわね! 私の家族を紹介するわ!」
頬を赤らめ、涙目のベルネ様が旦那様と娘さん達を連れて入って来たわ。
「ウフフ、紹介するわね。内務を一手に引き受けてくれている私の旦那様リンドーよ。長女のロキアと次女のマナスよ。私の大切な家族。
……ナナちゃん……貴女から怒られてばかりね。でも、そのおかげで目が覚めたわ。私は何も見えていなかったのね。初めは家族を守る為だった。家族を守る為には、貴族としての地位を確固たるものにしなければいけなかったの。女である私が、他の貴族に飲み込まれない様に、勇者にこの地を奪われない様に、虚勢を張っていないと全てを失いそうで怖かったのよ。そうしているうちに、何も見えなくなっていた。明日はみんなで朝食にしましょう! 貴女が1人でも食事が出来るだなんて知らなかったわ。ダメな母親ね」
「そんな事ないわ! お母様! お母様は私の憧れの人なの。お姉様、先に挨拶をしてしまってもいいかしら?」
「マナス! 貴女は私の後よ。皇太子様とロタ様がいるのです。次女である貴女が先に挨拶をするだなんて、ダメに決まっています」
「フン! お姉様はホゼ様とお話がしたいだけでしょう。私、マナスと言います。7歳です。目は産まれた時から弱視です。えっと……」
「もう! マナス! !」
不毛な言い合いは続いたわ。
優しく見つめるお父様と、オロオロするお母様。
普段のベルネ様は、次女のマナスなのかも知れないわね。
私は、エディを突いて自己紹介を始めたわ。
「俺の名前はスアノース・シド・エディート、6歳だ。魔力としては風属性で異世界人だ。よろしく」
席を立ち頭を軽く下げたエディ。
ハニカミながら自己紹介をしたわ。
次は私ね。
と、思って立ちかけたのにホゼが先に席を立ったの。
「僕は……まぁ〜、自己紹介を今更するのは恥ずかしいね。よろしく」
完全にデレてるわぁ〜。
次こそは、と思ったらマノアが手を挙げて発言したわ。
「私はマノア、7歳よ。黒属性で異世界人。その他は……秘密! 後でこっそり教えてあげるわ」
ウインクが可愛いわね。
ここに来て気が付いたわ。
私は大トリね。
「私の名前は陸奥青森です。8歳です。白属性で渡来者です。不慣れな事ばかりで迷惑をかけるかも知れませんが、よろしくおねがいいたします」
勢いよく頭を下げたわ。
直角にね。
そして、完璧な自己紹介だったわ。
流石!
「最後は私ね。私はルジーゼ・ロタ・ナナ、6歳よ。ロタ家の長女。私には両足とも無いわ。さらに、魔力も無いわね。その代わり、特殊スキル“獣の声”を持っています。この能力のおかげで、魔獣を配下にしていますわ。紹介するわね。まず、私の足になっているこの子が、犬のハチ。そして、魔力の代わりになっているのが、猫のロク。最後に、私の手足となって側にいてくれるこの子達が、ネズミの忠大、忠吉、忠中、忠末、忠凶よ。あら? 忠吉がいないわ」
『はっ。忠吉はガロス様の側に居ります。何かあれば行動を起こせる様にと、留守番をさせて居ります』
「まぁ! 用意がいいです事。えっと、この子達はマジックアイテム“恭順の首輪”で私の配下の魔獣として、国王様に認めてもらいました。私達に危害を加えなければ、何も致しませんわ。悪しからず」
そこまで一気に話して頭を下げたわ。
スカートの裾を掴んで、貴族の礼をしたのよ。
すると、ロクが私と同じ様に貴族の礼をしたの。
ネズミ隊は騎士の礼ね。
ハチは堂々と前を向いていたわ。
ここに来て、恐る恐る口を開いた人がいたの。
「お母様……ナナ様を触る事が出来ますか? 紹介文の中に足が無いと聞こえました。どんな風に無いのか触ってもいいですか?」
「ナナちゃん、いいかしら?」
「もちろんいいですわよ。私から行きますね」
「え! キャ! 犬だわ! 大きな犬! ……本当に膝から下が無いわ! えっと……やっぱり無い。生きているの辛くなった事は無かった?」
薄っすらと目を開けて私を見たマナス。
とんでもない質問をしたものね。
ここは、はっきり答えないといけないわ。
「無いわ。私に1人で何でもできる様に教育してくれた人がいたし、足の代わりになるこの子達がいたから辛くなった事など1度も無いわね」
「そうなんだ」
「ウフフ、貴女にも素敵な子が見つかるといいわね。………………あ! ! スアノース城に忘れ物をしたわ! ハンナ……どうしましょう?」
そうなの!
私って馬鹿!
馬鹿馬鹿馬鹿! !
お父様に頼んだ、なんちゃって“恭順の首輪”を受け取るのを忘れたわ。
ハンナもみんなも、目を合わせてくれないの!
どうしましょう!
気分を害された方がいらしたら、ごめんなさい。
私は障がい者の方でもいろんな事が出来る事を言いたかったんです。
表現が厳しかったかも知れませんが了承して下さい。
次回予告。
「ムマは大変だったわね」
「そんな事なかったわ。だって何もしなくても良かったもの。ツリラは?」
「私? 私は、大変だったわ。あの異世界人のマノア様は、部屋に入った途端、散らかすんだもの。驚いたわ。リュサはどう?」
「私の方は……静かすぎて怖かったわ。それにしても、ムマは配膳の時の方が忙しかったわよね」
「そうなの! 何なの? あの勇者様は! ! 本当にめんどくさかったわ」
「最優秀メイド賞を受賞したムマだから、完遂出来たのよね」
「ツリラ! ありがとう! リュサも!」
「さぁ!ムマ、予告をする名誉を譲るわ」
「リュサ! うん。
次回予告。ひな祭りが行われる。女の子の成長を祝うお祭り。そこで繰り広げられる出来事にナナは驚愕をする! ナナの身に何が降りかかったのかぁ! 見逃せないバトルが開幕する!
これでいいわよね」
「「バッチリ」」
メイドさん達に予告をしてもらいましたが、ムマはナナでツリラがマノアでリュサが青ちゃんです。
来週は3月3日ひな祭りですので、閑話を更新したいと思います。
お楽しみに! !
それでは、また来週会いましょう!




