57話 あらあら、電送・電受ですって
初めは、ネズミ隊の雷属性観測だったはずなのよ。
それが、魔術“創造”の真の価値をお父様が示されたものだから大騒ぎ。
天地がひっくり返るほどの衝撃があったみたい。
でも私には、王様の言葉の方が衝撃的だったわね。
「そう……かぁ……。ガロス、済まぬが生贄となってくれ」
「はっ、仰せのままに」
何がどうなったら、そんな言葉が出てくるのよ!
お父様もお父様だわ。
何が、仰せのままに、よ!
でもその言葉が当たっていたの。
「ハチ君、頼む。あまり大きくしなくてもいいぞ。そうだなぁ~。俺の執務室ぐらいがちょうどいいだろう」
『面倒くさいワン。“ヘルシャフト”』
「なぁ!」
お父様が驚くのも無理ないわ。
だって、この子ったら闘技場全体を魔術“ヘルシャフト”に取り込んでしまったんですもの。
やり過ぎたよね。
でも、コレが正解だったの。
お父様が中央に歩いて行き、力の抜けたスタンスでスタンバイしたわ。
何だか、9回の裏1点差でマウンドに上がる、抑え投手の様な面持ちがあるわね。
勢いと緊張が、私にまで伝わってくる。
正直、怖い!
「では、やるぞ!…………グフゥ!」
眼を瞑り仁王立ちしたお父様。
その手の中には、雷の魔石と闇の魔石が握り締められているわ。
力を込めた刹那、大量の血を吐いて後ろに倒れた。
ドサァ!
「お父様!」
『生』
魔術“ヘルシャフト”が真骨頂を発揮したの。
私は初めて、この魔術の恐ろしさと凄さに気付かされた。
だって、揺らぎを感じた時には、お父様が立ち上がり砂埃を払っていたもの。
何事も無かったようにね。
「ホッ、良かった。大丈夫そうね。でも、どうして戻では無いの?」
『戻にしても良かったけれど……ガロスは1度死んだワン』
「はぁ?!」
そうなの!
魔石を握り力を込めた瞬間、お父様は死んでしまった。
“ヘルシャフト”の中で無かったら、そんな風に思うと背筋が凍ってしまったわ。
白属性最強の魔術“ヘルシャフト”。
改めて思うことは……恐ろしい技を考査したものね。
私の思慮をよそに、お父様の訓練は続いたわ。
一言いえるなら、辞めて! と叫びたかった。
だって、お父様の服は赤黒く染まり元の色彩を失っていたし、顔色も悪かった。
そして今、膝をついて息を荒げているわ。
「ハチ! コレはいつまで続くの!」
『もうすぐワン』
その言葉通りだったみたい。
お父様の目が鋭く変わったし、心なしか左の口角が上がったように見えたわ。
でも、これまでに10回以上、死んでいるのだけれどね。
その度に、私の胸は張り裂けそうだった。
進化に似ているわね。
だったら、私のする事は1つ。
「お父様! 私は貴方の娘である事を誇りに思います。ですが! ここで負けてはロタ家の名折れです! お母様が許しても、私が許しませんわ! 大地に足を突き刺し踏ん張りなさい! 貴方は母を、私を、この国の民を、護る騎士でしょう! しっかりしなさい! !」
私はありったけの力で大喝を口にしたわ。
すると、お父様は左の拳を高々と掲げ大きく頷いた。
立ち上がったその顔には、背水の陣が見て取れたわ。
何かを決意した表情ね。
走り寄るルバー様を手で制して、眼を閉じ魔力の循環に集中した。
……死ななかった。
「ルバー! ダメだ。確かに2つの魔力が流れているが、魔術“創造”は出てきていない」
あらら、完全に肩を落とした2人。
う〜ん、でも何でかしらね?
あら!
そう言えば……。
「ハチ。私の声をお父様に届けること出来る?」
『勿論ワン。声』
「あ、あ、マイクテス、マイクテス。よし、大丈夫ね。お父様、何でもいいので魔術を使ってみて下さい。この子達が進化をした時、2つの術が乱舞していました。同じ様に使ってみれば、何かしら変化はあるかも知れませんわ」
「「! !」」
驚いた様子のお父様とルバー様。
それから大きく頷き、ルバー様はお父様から離れたわ。
暫しの沈黙の後、両腕を前に出し術を使用した。
「“ブラックホール”、“雷楽”」
その瞬間、左手からは魔術“ブラックホール”が、右手からは魔術“雷楽”が発動したわ。
さすがお父様よね。
魔力の質と量と速さはお見事の一言。
大きさは晩白柚サイズでも、ロクやネズミ隊が作る“ブラックホール”とは濃さが違う様な気がするわ。
そして問題は、雷様の“雷楽”よね。
突然の稲妻が1つ2つと、肩慣らし程度に落ちた。
最後に雷撃が走ったの。
もちろん、全ての雷はブラックホールに吸い込まれた……はずだった。
お父様の間違いは、使用した魔石にあったみたい。
「ルバー! あった、あったぞ! ! “創造”……ウッ、アァァァ! ! !」
『戻』
何が起こったのか?
それは……突き出した両腕が……爆ぜた。
それと同時に“ブラックホール”が暴走して、反転したの。
魔術“ブラックホール”は反転すると、吸い込まれたモノを出す。
お父様の“ブラックホール”が吸い込んだモノは、特大の雷。
その“雷楽”が観客席に落ちた。
当然、そこに居た王様や貴族、豪商にギルド・王室職員、私達まで一瞬のうちに心臓が止まるわ。
ところが、そうはならなかったの。
だって、ここは……。
「ナナ……魔術“ヘルシャフト”って……凄いね」
「そ、そうねぇ、マノア。私も驚いたわ」
ハチのたった一言で、魔術を使う前に戻ったの。
そこには、何もなかった様に佇む姿があったけれど、完全に茫然自失よね。
そんなお父様に、魔術“スプリングボード”でそばに寄って来たのはルバー様。
そして、思いっきり振りかぶり拳骨で頭を殴ったの。
「バカヤロウ! 何で、大技を使うんだ! ここが“ヘルシャフト”の中だったから良かったものの、大惨事になっていたぞ! 理解しているのかぁ!」
「ウッ、す、すまん……だが、“ブラックホール”を使ってみたかったんだ。アレは夢の魔術なんだぞ。防御一体の攻撃魔術。さらに、MP回復まで付いている。使えるチャンスがあるのなら……すまん。俺自身が暴走してしまった様だ。もう一度、やるから離れてくれ」
「はぁ〜、ガロス。気持ちはよ〜〜く、分かる。コレを使え」
「ルバー! それは!」
「コレなら暴走はしないだろう」
「……ありがとう」
お父様に手渡したコレとは。
拳大の大きさがある黒真珠と、太陽をたくさん浴びたレモンの様なイエローダイヤモンド。
黒真珠はもちろん黒属性を秘めた魔石で、イエローダイヤモンドは雷属性を帯びた魔石。
どちらも国内最大で最上級の魔石なの。
そんなモノを出してまで、成功させたい魔術って……言葉も出ないわね。
さて、お父様に魔石を渡したルバー様は私に向かって進んで来たわ。
「ナナくん。ロクが使った“リキッドウォーター”は丁寧に練り合わせ精製した水、純水だよね?」
「はい、そうですわ」
「よし! では! …………魔術“リキッドウォーター・純水”」
『あははは! 変人だけど、スキル“全能”は面白いね』
「ロク。変人は余計ね」
実は、私も同意見だったりしますわ。
この世界に新たな魔術が認識されたみたい。
それはいいのだけれど、ルバー様の底力は測りかねますわね。
だって“リキッドウォーター・純水”を薄くして、天まで届くかと思う程の壁を作ったの。
そうねぇ〜。
野球場のファールボールから観客を守る為のネット、の様なモノかしら?
そんなモノを作り出すルバー様はやはり変人ね。
当の本人はケロリとして、お父様から離れたわ。
あらあら、出来もしないスキップまでしている。
ウフフ、転んじゃったけれど、笑いは取れたわね。
大ウケのルバー様など目もくれなかったお父様は、目を瞑り微動だにしなかった。
たっぷり時間をかけて、2つの魔力を身体に巡らせ馴染ませた。
目をゆっくり開き、魔術を唱えた。
「“ブラックボール”、“雷喜”」
今度は抑えた術を発動させたお父様。
両腕が爆ぜる事も、倒れる事も死ぬ事もありませんでしたわ。
でも、一筋の鼻血がツッ〜と出ていたのはご愛嬌ね。
「ルバー! あったぞ。魔術“創造”だ。雷属性もある。電送・電受の考査を始められるぞ。まずはどうする?」
やっとの思いでスタートラインに立てた、お父様とルバー様。
これから本格的な考査&実査の時間ね。
「オット! 手伝ってくれ」
「はっ」
「いや、待て。俺がやろう」
「王! いけません!」
「グフ、大丈夫だ。ココはハチくんが支配する世界。フフフ、もし俺に危害を加えるのつもりなら、ガロスの暴走の際に皆を元に戻さなければいい。そもそも、ハチくんにとって我々などどうでも良いのだよ。そんな事より、この魔術が認識されれば世界が変わる。それ程の事例なんだ。この目で見てみたい。それでも心配なら、付いて来い」
「はっ、お供いたします」
この人はある意味、王の器では無いわね。
研究者の方がお似合いだわ。
さて、どんな実査をするのか?
まずは、ルバー様が魔術“創造”で電送するモノを創造する。
それを王様に渡して、お父様に電送するわ。
もちろん、ルバー様が創造したモノは王様しか知らない状態で、お父様が魔術“創造”を使い創造をする。
それを王様が見て、ルバー様が創造したモノと同じなら、お父様達の仮説は証明された事になる。
そんな感じね。
今度はお父様からルバー様へと、同じ事をするみたい。
そうする事で魔術“創造電送・電受”が世界に認識され、魔術欄に表記される訳ね。
本当に面白いわ。
「あははは! ルバー! また懐かしい想い出を電送したもんだなぁ」
「お前だって、僕に対する嫌味かぁ?」
何を送りあったのかしら? ?
結局、教えてくれなかったの。
いつの日か暴いてやるわ!
ウフフ……待ってらっしゃい。
『姫様! 表記が御座います! なるほど、なるほど。こらは面白いで御座いますね。電受した時は、点滅する様です。分かりやすくて素晴らしい。さすがルバー様で御座います』
だって。
はぁ〜、これで全ての考査が終わったわ。
この一連の流れを静かに見ていた人達は、いまだ何も言わない。
恐ろしい位の沈黙に、私は見回したわ。
その顔を張り付いていたのは、恐怖、驚愕、畏怖だった。
可笑しなものね。
ココに集まった時は、新しい魔術を隠匿しているのでは無いかと穿った見方をしていた人達。
さらに、金になりそうな“創造”や“電送・電受”の魔術に、喧々諤々と煩いことと言ったら無かったのにね。
なのに、お父様が訓練をし出すとピタリと動かなくなった。
本当にふざけているわね。
でも、王様が言った生贄の意味を理解したわ。
見せしめよね。
人って痛みに弱い生き物だから、1番効果的だったみたい。
誰も何も言わずに、魔術“ヘルシャフト”を解除して解散したわ。
重たい足を引きずって帰路に着いたみたい。
知ったこっちゃ〜ないわ!
死にたければお試しあれ。
まぁ〜魔術“ヘルシャフト”を使わないと、あの世行きですわね。
と、思った事はけして口にはしないわ。
エチケットよね。
さて、残ったのは、王様、貴族、ルバー様とオットさん、私を含めた異世界人の14人がグラウンドに集まったの。
「お父様。お加減が悪いところはありませんか?」
「ナナ。どこも無いよ。心配かけてすまなかったね」
「本当よね。それにしても魔術“ヘルシャフト”は凄いわね」
「あぁ、ベルネの言う通りだ。凄い。ルバー、使えるのは何人いるんだ」
「僕とハチくんだけだよ。イヴァン」
「そうかぁ。確か、魔術“創造”が使えるのも……」
あら?
イヴァンに見つめられたわね。
凄いのは私では無くてこの子達なんだけれど。
そうだわ!
1つ気になった事を提案してみようかかしら?
ますば、マノアからよね。
「マノア。ソーラーパネルと蓄電システムとか分かるかしら?」
「う〜ん、ソーラーシステムなら知っているわよ」
「「「「え! !」」」」
聞いた私も私だけれど、帰ってきた返答に驚いてしまったわ。
「マノア! 何で知っているのよ?」
「ナナが聞いたんでしょう? 正直に答えただけなの! 驚かないでよ!」
「マノア……何でなの?」
「ホゼまで、迫らないでよ。叔父さんの息子さんがソーラーシステムを販売する会社を経営していたの。
アレって不思議でしょう。太陽の光を集めてリチウム電池に充電するのよね。根掘り葉掘り、聞いたから覚えているわよ」
「出せる?」
「「「「え! !」」」」
「みんな、驚かないでよ。ちょっと思い付いただけなの。水力発電と火力発電があって、太陽光発電が無いなんてのもヘンと思っただけよ」
「でも……いや! 出来るわ! 私なら……出来る? ? ?」
「とりあえず、やってみればいいじゃん! ダメなら次、考えようぜ」
「だなぁ! エディの意見に1票!」
「「賛成」」
「話は決まったわね。マノア宜しく!」
「OK! やって見る。ちょっと待っていてね。大きい紙ないかしら?」
このやり取りを黙って聞いていたのが、王様とお父様を含めた貴族、ルバー様にオットさん。
紙を探してマジックバックの中をガサゴソと漁っていたわ。
ビジュアル的には画面をスライドさせていただけれどね。
マノアの前には、3畳ほどある紙が出てきたわ。
出したのは……王様からよ。
「え?」
「マノアくん。何をするのかは理解できないが、必要なのだろう。失敗してもいいから、やって見なさい」
「はい! そうさせてもらいます。では! マノア、行きま〜す!」
油性マジックを取り出し、書き出したマノア。
何だか書道パフォーマンスを見ているみたい。
1時間かけて、事細かに描いて行ったわ。
そして、書き上がったモノはマノアの魔力によりリアル化した。
今度はお父様とルバー様よね。
「お父様、ルバー様。コレは太陽光発電ですわ。降り注ぐ太陽光をこのパネルで集めて、この箱で貯めて行きますの。理解できないでしょうから実際に見て下さい。マノア、宜しく」
「オッケー! と、言っても、待つだけなんだけど」
「だったら魔石に貯めるような装置も作ったら?」
「エディ……どうやって?」
「さぁ?」
「「「「さぁ? って」」」」
『姫様。私なら何とか出来るやもしれません。しばしお待ち下さい』
「わ、わ、分かったわ。みんな、忠大に何か手があるみたい。少し待っていて」
みんなが頷いた事で、忠大に注目が集まったわ。
臆病もせずに魔術“創造”で創り出したモノとは……。
鳥の孵化器みたいな代物を“創造”したの。
『姫様! まずはこちらのコードをそちらの箱のこの部分に繋ぎます。そして、この箱に魔石をならべまして……ボタンを押します。すると! 魔石が雷属性の魔石になるのです。如何ですか?』
「それで良いと思うわ! みんなどう思う?」
「ナナ、説明してよ」
「あら? ホゼ、ごめんなさい」
私は忠大から聞いた話をしたわ。
ややウケして、苦笑いしていたのが異世界人。
だって、完全に孵化器なんですもの。
今にもピヨピヨと聞こえてきそう。
理解して興奮していたのが王様、ルバー様、お父様の3人。
ソーラーパネルを優しく触ったり、孵化器の蓋お開けたり閉めたり、アノアに質問していたわ。
忙しい事この上ないわね。
残りの人たちは、ポカーンと口を開けていたわ。
「王様。このシステムは素晴らしいです。忠大が“創造”したチャージシステムも素晴らしい! 本当に素晴らしい! 何もかも素晴らしい!」
「ルバー。落ち着け。素晴らしい、しか言っていないぞ。しかし、その気持ち良くわかる。……素晴らしい」
「ナナ。1メモリ貯まったわよ。デモンストレーションぐらいなら何とかなるんじゃん」
「そうね。マノア、お願い」
「OK!」
マノアはボタンを押したわ。
5分程で孵化器に並べられた、魔石がクリーム色に変わったの。
充電完了ってとこね。
私達、異世界人はコンセントに差して充電するなんて当たり前の光景よ。
でも、この世界の人達にとって、初めての情景に開いた口がさらに広がったわ。
論より証拠だったはずなのに、混乱しただけで終わったようね。
最初に放棄したのがベルネ様とマギノ様。
「私には無理ね。ルバーに任せるわ」
「俺も」
最後まで食らいついていたのがイヴァン様。
「私にも分かるように説明しろ。ただ、この機械が雷属性の魔石を作り出すことが出来る、事は理解したが何故だ?」
はぁ〜。
この方にはどれだけ説明しても、理解は出来ないわね。
それはそれとして受け止めれば良いのに。
ベルネ様とマギノ様の方が賢いわね。
「ルバー様。このソーラーシステムはどこにどれだけ設置いたしますか?」
「ナナくん。そうだなぁ〜。悪いけれど、今しばらく待って欲しい。フル充電でどのくらいの魔石が出来るのかを知らなければ、設置個数は分からない。後日という事で、良いかなぁ? マノア嬢」
「え! も、もちろん。よろしくてよ〜。オホホホ」
「マノア、なんで巻き毛の嫌味な姫様みたいな笑い方をするのよ」
「だって、マノア嬢なんて言われたんですもの。驚いちゃったわ」
「あははは! コレは失礼な言い方をしたね。兎に角、コレは僕が預かり実査を重ねてから報告書に纏める。それから設置するよ。その時、頼むよ」
「はい!」
「うん。元気の良い返事だ!」
マノアの返事でお開きになったわ。
異世界人とこの世界の人達とのギャップを改めて実感したわね。
さぁ、もう少しすれば……。
夏休みよ! !
バカンスよ! !
ロマンスよ! !
事件もあるかしら? ?
ガロスの踏ん張りで構成した回でした。
最後にマノアが大活躍! が読みどころですね。
次回予告
「ホゼ、ハチちゃんの魔術、本当に凄いわ」
「青と同じ意見だよ」
「確かに凄いですが、誰にでも真似できる事ではありませわよ」
「ユント先生……ですよね」
「特にホゼさんは、エディさんに引っ張られる傾向があります。十分に気を付けてください」
「は〜い!」
「ユント先生。次回予告、私がしてもいいですか?」
「青さん。私がするわ」
「「ハンナ先生!……お願いします」」
「いい返事ですよ。では、次回予告。
夏休みが幕を開ける。ナナ達はバカンスを過ごす為に、メースロア地方を治めるセラ家へと出発した。そこに待ち受けていた者がいた! 彼らは何者で何が目的だったのかぁ! ナナ達は無事、メースロアへと着くことができるかぁ! 見逃せない旅が今、始まる。
こんなとこね。でも……本当にこの内容で合ってらのかしら?」
「「「さぁ?」」」
あまり話さなかった、青、ホゼ、ユント、ハンナに予告をしてもらいました。
更新が遅くなって申し訳ない!
ガチに間に合いませんでした。
それでも、本日中には目処が立ったのでよかった!
ホッとしました。
それでは、ナナの夏休みが始まりますよ!
頑張って書くので、是非是非読んでください!
また、来週会いましょう!




