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123話 あらあら、届いた胸懐ですって

 

「ハァ〜、ハァ〜、ハァ〜。もう少しだ……もう少しで……魔族領を抜ける……はず?」


 オレはひたすら走っていた。

 走って、走って、走って、走り疲れても止まらずに、走っていたんだ。

 本当なら、走らなくても良い。

 だって、ここはオレたちがいた世界じゃねぇ。

 別の次元なんだ。

 オレの必殺技、次元縫いでオレたちの居た世界と平行線にある別の世界に、オレは居る。

 こんな事を出来るのはオレしかいない……はずだ。


「なんでこんな事になったんだよ。ヒデ、マンプク。母さん、父さん、ゆず……みんなに……会いたい」


 オレは地田幹夫ちだみきお

 普通の大学生だったんだ。

 ウフフ、けして自慢話をしたい訳じゃないんだぜ。

 だった、ヒデの話をすると自然とそうなるんだ。

 オレの幼馴染の岩城秀幸いわしろひでゆきは、非の打ち所ない爽やかイケメン。

 高身長で高学歴。

 家柄だって、悪くねぇ。

 親父さんは、公務員だよと、本人は言っているけど実際は、警視庁の偉い人らしい。

 役職までは知らないけれど、随分、上の人らしいぜ。

 おばさんは、専業主婦なんだけれど、元は東大卒の銀行員だった人。

 厳しいザマスおばさんかと思われがちだけれど、全く違う。

 お茶目で可愛く、お菓子作りが好きな女性。

 ヒデには、3歳離れた弟が居るんだ。

 こいつもパーフェクトで、ヒデと同じぐらいイケメン逸材なんだぜ。

 近いうちにモデルデビューするとかしないとか。

 そんな兄弟は、お互いをリスペクトしている間柄なんだ。

 仲は最高に良いぜ。

 それに引き換え、オレの家族は平凡。

 オレや妹のために、パートをしている母さん。

 家族を守るために働く父さん。

 本当に平々凡々な家族なんだ。

 容姿も含めてな。

 それでも、妹だけは美人な分類に入るとオレは思っている。

 兄の贔屓目がだいぶん入ってはいるが……美人だ!

 誰がなんと言ってもな!

 隣同士だった、地田家と岩城家。

 家族同士で仲も良く、密かにヒデの弟とオレの妹がお付き合いをしてんだ。

 知っているのはオレだけ。

 本当に楽しみだったんだ。

 ヒデと家族になるのを……楽しみにしていたんだ……楽しみ……。


「あの女だよ! マリアだ! あいつがヒデを裏切ったからだ! ! 」


 マリアは北岡真理亜きたおかまりあの事だ。

 オレだって、ちゃんと理解している。

 彼女が悪いんじゃねぇ。

 オレたちと同じ被害者だ。

 それでも、言いたい……言わせてくれ!

 マリアに会わなければ! ヒデと恋仲に成らなければ!

 グランピングに行く事は無かった。

 事故に遭わなかった……遭わなかったんだ。

 マリアが龍王を追いかけ、居なくなり。

 そのマリアを追いかけ、マンプクも居なくなった。

 残ったのは、オレとヒデだけ。

 そんなオレたちに牙を向けたのは、当然と言えばそうなのかも知れない。

 4人で固まっていれば、刀根の野郎も手を出し難かったはずだ。

 いや、違うな。

 初めからオレたちをバラバラにするのが目的だったんだ。

 そのキーパーソンが、マリアだった。

 彼女さえ居なくなれば、ヒデの心は壊れる。

 密かに想いを寄せていたマンプクも同様に壊れる。

 オレは……「ミッチーが居るから俺が無茶が言える」……そんな事を平気な顔をして言うんだぜ。

 オレの親友。

 オレの大親友。

 刀根のクソ野郎は、天才だよ。

 オレからヒデを取って仕舞えば……オレが壊れる。

 その通りだよ! でもな! オレだって男だ!

 大切な親友を女に取られたからって、泣く子供じゃない。

 ヒデの想いはオレが1番良く知っている。

 マリアを、彼女を守れなかった事を後悔しているはずだ。だったらオレがする事は、この事を誰かに伝える事。違う世界から来たオレたちが目の当たりにした、刀根の野郎の本性を教えないといけない。

 この世界の人たちに!


「まだかよ! えっと……。感覚的に、もう少しのはずだ。自分を信じろ! オレを信じろ! ! 」


 パンパン!


 気合いを入れて、走り出したオレ。

 何故か急がなければ捕まる予感が、ビンビンしていたんだ。

 フラグかもしれない。

 だいたい、この次元にはオレしか居ない。

 そのはずだ。

 なのにオレは、走っていた。


「ハァ〜ハァ〜ハァ〜。フゥ〜。1番低い山を越えた辺りか?」

「その様ですね」

「刀根! なんで、ここに居るんだよ!」

「そんなに、驚かないで下さいよ。予感があったので、走っていたのでしょう?」

「……」

「この場合、沈黙が答えになるのですよ。貴方の力は面白いですね。次元を斬り裂ける力ですか?」

「手の内を明かす訳ねぇ〜だろう」

「それも、そうですね。いけませんね。少し焦り過ぎた様です。ボクのダメなところですね。早く結果を知りたくて、シャーレの蓋を開けてしまうんですよ。まだ、培養しきれていないのに。フッフフ……貴方を取り込めば済む話です。ボク的には……楽満さんと北岡さんの能力も、欲しかったのですが仕方ないですね。それにしても、岩城さんの能力はありきたりですよ」

「ハァ? お前にヒデの何が分かるんだ」

「さぁ、ボクの興味は被検者だけです」

「……マッドサイエンティスト」

「ボクを褒めても、何も出ませんよ」


 ハァ? 馬鹿じゃねぇの?

 そんな事より、何故ここに居るんだよ!

 そう思っても聞けない。

 そんな雰囲気じゃ無いんだ。

 ジリジリと詰め寄る刀根。

 後ろに下がるオレ。

 睨み合いは続いている。

 そんな時に、不意をついて話しかけるんだよ。

 この男は!


「不思議そうな顔をしていますね。ボクの属性を忘れていますよ。ボクの……」

「黒属性」


 パチパチ!


「正解です。ですが、正確に言って欲しいですね。ボクの属性は暗黒属性です」

「ハァ? そんな属性は聞いたことが無い」

「アハハハ! 当たり前です。今、作りましたから。知らなくて当然ですね」

「貴様!」

「そう、怒らないで下さい。ほんの冗談ですよ。ボクの属性は、黒属性です。

 地田さんの行動に感服しているんですよ。面白いです! 大興奮です! まさか、次元を切り裂く術がるなんて驚きです! 何より“次元を切り裂く”この行為に着した事も素晴らしい。貴方の次元を切り裂くやり方を真似る事は出来ませんが、ボクにはボクのやり方を見つけ出し、ここまで来ましたよ。ボクは……黒龍神の魔力を取り込み進化したのです。……純粋な黒……純度の高い黒を手にいてる事に成功したのですよ。今のボクは、黒を創ることも消すことも操ることも、容易く出来てしまう。黒なら全てです。例えば色の黒。例えば影の黒。例えば暗黒の黒。黒がある所ならどこからでも行くことも出ることも感じる事も可能です。ボクは黒の支配者なんですよ」

「……」


 言葉か出てこなかった。

 コイツは次元を超えて来たんじゃなくて、黒属性を利用してオレを追って来たんだ。

 居場所もどこに向かおうとしているのかも……知っている。

 まずいぞ! 考えろ! オレ! !

 こんな時いつも助けてくれるヒデはいない。

 オレたち4人は、バランスのとれたグループだった。

 リーダーのヒデに、参謀のオレ。

 殿にマンプク。

 紅一点のマリア。

 参謀のオレが止まると、ヒデが助言をくれた。

 いつもニコニコのマンプクの笑顔が、オレの背中を支えてくれた。

 マリアはマリアで、庇護欲を掻き立てる存在だった。

 護らなければならない者がいると、人は強くなれる。

 本当に、いい仲間だったんだ。

 ……オレ1人で何ができるんだよ! ヒデ! !

 そして、オレの頭が壊れた。

 ぼやける景色に重なる人影。

 刀根の野郎にヒデの面影が重なる。


「ヒデ?」

『何やってんだよ! ミッチー! いつものお前なら、飄々と打開案を出せていただろう。落ち着けよ。よくよく、相手を見てみろ。どこかに欠点はあるもんだぜ。弱点の無い者なんていやしないって、お前が言ったんだろう。下を向くなよ。前を見ろ! ! 敵は本能寺、だぜ』

「……ヒデ……それは信長。……そうだったな。忘れていたよ。だって、お前がどこにも居ないからだろうが……会いてぇ」


 今度は刀根が、不思議な顔をしていた。

 そんなの無視無視。

 今は相手をよく観察する事。

 しっかし、小さいおっさんだよな。

 アレで30歳を過ぎてんだぜ。

 詐欺もいいとこだよ。

 でも、オレと目線が合う。

 似たような身長なんだなぁ。

 まぁ、背の事はいいや。

 次だ! 次。

 容姿は童顔で、ボサボサ頭。

 アラレちゃんメガネをかけている。

 オレたちは、この世界に来た時この世界の服に着替えた。

 郷にいれば郷に従え。

 ところが、刀根だけは着替えなかった。

 そればかりか、オレに白衣を縫ってくれと頼みに来たぐらいだ。

 その時、大変だったんだぜ。

 袖は何ミリだとか、ポケットの大きさと位置はココだとか、本当に煩かった。

 体系は痩せ型の細身で、無駄な贅肉も、必要な筋肉も、何も付いてない体をしていたな。

 よく生きていけてるよな。

 白衣の下には……白のシャツに麻のチノパン。

 全裸なら変態決定なんだがなぁ。

 そうは上手くはいかないらしい。

 見た目は童顔で研究者スタイル。

 そのため、母性本能をくすぐる可愛い坊や。

 そんな男だ。

 女なら騙されていただろうが、オレは男だ。

 こんな優男、キモいわ。

 さて、そんな刀根の坊やは、メガネに前髪がかかる程のボサボサ頭。

 そして、よく転ぶ。

 視力も悪いようだ。

 これだな。

 ……よし!

 作戦は“亀甲縛りもほどほどに”だ!


「ウフフ、何を見ていたのですか? 人は不思議な生き物で、窮地に追いやられると幻想を見てしまうようですよ。不思議ですね。ですが、ボクなら解明できます。それは、記憶の再現です。海馬が見せる幻ですよ。人は前にも同じような情景を記憶しています。その時、脱却したのならなおの事。その時の記憶は鮮明に覚えています。成功し得たのなら、その時の匂いまで記憶していたの人もいたのですよ。凄いですね。さて、地田幹夫さん。貴方は何を見たのですか?」


 訳のわからない事を永遠と喋りやがって。

 意味不明なんだよ。

 でも……怖いことに当たってやがる。

 オレが見たヒデは、eスポーツ大会の決勝戦のヒデだった。

 対戦するゲームソフトは、シューターだった。

 TPS形式で人質を出して救出するまでを競うゲームソフト。

 オレとヒデとマンプクが助ける方で、人質はマリア。

 順調に勝ち進んだオレたち。

 優勝も見え隠れした時、ヒデもマンプクもやられたんだ。

 残るはオレだけ。

 正直、負けを意識したぜ。

 その時、ヒデがオレの背中越しに言った言葉だ。

 オレは振り向きながら、頷いたのを覚えている。

 その時のヒデだった。


「うるさい!」


 そう言いながら、大きくバックステップをした。

 こいつの長い話に付き合いながら、編んでいた鎖編み。

 オレの最も得意とする編み方だ。

 少し太めの魔糸ましで、マジモンの鎖と引けを取らない鎖を編み上げた。

 魔糸はオレが命名したもんだ。

 魔力の糸と言う、まんまの意味。

 ところが、使い勝手は抜群に良い。

 糸の強度も長さも太さも重さも、思いのままなんだ。

 ただ、色は白のみ。

 まぁ、後から染色すれば良いしなぁ。

 重宝してる。

 その魔糸の、最強強度と最長の長さで編んだ鎖はそんじゃそこいらの鎖より良いはずだ。

 オレは、編み上げた鎖を四方に潜ませ待機させた。

 オレの能力によ、糸を操ることが出来るんだ。

 思いのままに、な。


「オレにだって コレくらいなら出来るんだよ! 20歳の力をなめるなよ! 恥ずかしい亀甲縛り! ! 」

「ウッ」


 このモヤシみたいな奴に、オレが負ける訳がない。

 体力的にも体術的にも精神的にもビジュアル的にも、オレの方が上回っているはずだ。

 でも、ヒデを飲み込んだ今の刀根には敵わない。

 岩城秀幸はとにかく、パーフェクトな男だったんだ。

 そんな男を取り込んだ。

 なぁ!

 敵うわけないだろう。

 そんなオレでもヒデに勝つ要素がある。

 それは……ロープワークだ。

 手先はオレの方が器用だったんだ。

 父さんの部下の吉岡くんがこの手のエキスパートでオレとヒデに色々教えてくれた。

 まさか、こんなところで役に立つとは思わなかったけれど……。

 見事な亀の甲羅の様な結び模様に思わず笑ってしまったが、いつまでも笑ってはいられない。

 とっとと、この場を離れなければ!


「あばよ! 」


 オレは一瞥も見ることなく、次元縫いで外に出た。

 こいつの弱点は……光だ。

 光あるところに影が生まれる。

 しかし、強い光の下では影は生まれない。

 そもそも、自然界に黒色はあまり見かけないから。

 森に入れば逃げ切れると確信している。

 昆虫には黒色があるけどなぁ。

 カブトムシとかクワガタとか、黒光りするメタリックな黒が最高にカッコイイんだよ。

 子供の頃のヒーローだよな。

 けど、こいつは悪だ。

 正義のかけらも無い。

 オレは長方形に針を動かし、生地を伸ばす行為をした。

 そして……出た。


「ここはどこだ?」


 オレは辺りを見回しながら、走った。

 どうしても、どうしても、どうしても!

 追ってくるイメージが拭えなかったからだ。

 走りながらも場所の確認をした。

 後ろを振り向くと、思わず足を止めてしまった。

 その一瞬の間が、オレの最後となった。


「黒はどこにでも存在しているのですよ。ほら、そこにも……ね」

「ウッ……クッソ!」


 影がオレを飲み込んだ。

 最後の左手には、鎖編みの残りが握られている。

 強く、強く、強く、握りしめた。

 想いを込めて握りしめた……そして……下に落ちた。


「貴方の能力は面白いですね。存分に使わせていただきますよ。今はまだの様です。少し眠たいですね。いつもの場所に戻りましょう。えっと……」


 無造作に身長分の長方形を描いた。

 両端を握り、2度ほど引っ張る。

 手を離すと、左上からペロリとめくれた。


「便利が良いですね。なるほど、なるほど、面白いです。使いがてが良い様です。それにしても、眠たいのは、何故でしょうか? ボクの中でまだ消化しきれていないのかもしれませんね。色々と飲み込み過ぎたようです」





 何事も無かった様に日差しが影を作っていた。

 風が青々した葉っぱをちぎり、弄び出した。

 ついでに、白い鎖編みのカケラも運ばれて行く。

 神の意志か想いの綱か、誰も知る由もなし。

 そこにあるのは、悲しみの鎖……だけ。





「ロク! ロクちゃん! ……全くどこに行ったのかしら? これから私の考査の時間なのに!」

『ナナ、本当にするワンか?』

「やるわ! だってハチにしろロクにしろ、ちゃんとしてもらってるでしょう」

『特殊スキル“フリーザ”のことワンか』

「そうよ。ちゃんと知っているんだから。ククルとルバー様と毎晩、考査しているでしょう。その“フリーザ”の有用性を確かめていたじゃない。……凄いんでしょう?」

『凄いワン。面白いワン。元の“冷蔵庫”の時はそうでも無かったかもしれないけれど、今の“フリーザ”に変わってから大活躍ワン』

「でしょう! ロクだってそうよ。特殊魔術“未来予想図Ⅱ”と特殊スキル“未来予想図”も凄いじゃない」

『アレは大変みたいだワン』

「え! そうなの?」

『そうワン。魔術の方はまだ良いみたいだけれど、スキルの方は辛いみたいワン。常時、自分に起こる少し先の未来を見せられるワン。想像しただけで疲れるワン』

「たしかにそうよね。ロクの“未来予想図”は、マリアの“祈り”の方が良かったのね」

『アハハハ! そうワン。そうワン。その通りワン。ロクは贅沢ワン。アレもこれもと欲張り過ぎただけワン』

「そうね。そうよね! あの子わがままなのよ! 本当にククルへ、言っていたもの。あたしの“未来予想図”の使い方を教えなって、ね」

『言っていたワン』

『あたしがなんだって?』

「ロク! 貴女、どこに行っていたのよ」

『散歩ニャ。なんだか、呼ばれた気がして向こうの方へと行っていたニャ』

『あ! わかるワン! ボクも呼ばれた気がしたワン』

「え! そうなの? あらあら、ロクったら尻尾に何か着いているわよ。取ってあげるから、こっちに来て」


 近寄って来てくれたロク。

 尻尾にぶら下がっていた、鎖状の白い糸を手に取ったの。

 その途端、私の耳にはっきりと聞こえてきたわ!


『オレの声を聞いてくれ! ! マリア! マンプク! マリア! ! マンプク! ! 』


 その悲痛な叫びが、私を直撃したの。

 そして……。


『『ナナ! ! 』』


 私は、意識を手放した。


『マリア! マンプク! マリア! ! マンプク! ! 』


 いつまでも木霊する想いが、私の耳を放さなかった。

ミッチーの最後です。

殺してしまうには惜しいキャラだったのですが……どこかで出てくるかも?


夏休みに甥っ子が1週間泊まりに来ました。

宿題たんまり持って来ていて……大変でした……私が!

驚いたのが今時の自由研究ですよ。

なんでも良いんですね。

甥っ子はゲームの「太鼓の達人」のバチを製作していました……父が!

私の夏はこれにて終了です!

これからも毎週更新していきますので、よろしくお願いいたします!


それではまた来週会いましょう!


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