秋社
確かに言われる通りでよく分かります。が、しかし、エンターテイメントというものは、そういった理屈じゃないところが多分にあるはず。これまでのストーリー展開においても少々飛躍した場面がかなりあったにも関わらず、しっかりと物語に引き込んでくれた。今回、なんか醒めちゃった原因はなんだったのであろうか。やはり脚本の問題か。それとも演出か。はたまた高視聴率に胡坐をかき、面白いものを作る努力しなかった結果か。
高千穂の占いは、そのままズバリ英国占星術です。彼の話によれば、古代より人々は太陽と月、そして星を見て生きてきた。そして、一番恐れていることは天変地異、風水害、干ばつ、飢饉・・・いわゆる自然災害というもの。だから、天空の星々の位置関係と災害を関連付け、法則を導き出そうと研究してきた。もう何千年も。その集大成が英国占星術なのだと。ある事象が起きると、それは星々の位置関係によって影響を受け、必ず一つの法則の下に作用するとのことで、ホロスコープをいかに正確に読み解くかということが重要になってくる。答えは必ず存在し、優秀な占星術師というものは、そこまでに辿り着けるかどうかであるということらしい。
彼は彼なりに一生懸命勉強して真面目に占星術に取り組んでいます。僕が信用していないのは、占星術そのものです。やっぱり、そこはちょっと入っていけない世界。そういうあなたの知らない世界的な雰囲気は好きだけど、幽霊を信じているかと言われれば、ああどうぞ。私の前に連れてきてください。どうぞ、どうぞ、出てきてください。とかって思う。でもさあ、実は僕自身そういう体験はしてんだよね。ホント、いわゆる霊体験。それこそ、あなたの知らない世界で出てくるような話をマジでこの身で体験してるんです。飲んだ席でその話を某支社長にしたところ、彼は涙を目に浮かべて「やっぱりそういうことや。わしらには分からん世界があるんや」って熱く語っていました。