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作者体験談

「信号無視」から始まったおしゃべり

作者: こころ

父親が信号無視をしました。


「お前、信号無視すんなやぁ!」


娘は精一杯、怒りました。


「それってカブトムシの仲間かぁ?」


父親はへんてこな事を言いました。


「はっ?」


娘には意味が分かりませんでした。


「だってシンゴウムシだろ?」


父親が親父ギャグを言ってきました。


「馬鹿じゃないの?」


娘は呆れました。


「昆虫やなぁ!」


父親がまた、へんてこな事を言いました。


「昆虫の特徴を分かって言ってるのか?」


娘は疑問に思いました。


「分かってる分かってる!」


父親は笑いながら言いました。


「じゃぁ昆虫の特徴は?」


娘は父親が世間知らずかを実験してみました。


「頭・胴・腹だろ?」


父親はあっさり答えました。


「あぁ…そうか、昔は胴だったんだな」


娘は疑問に思ったことをあっさり解決しました。


「んっ?じゃぁ今は違うのか?」


父親は逆に疑問を投げかけました。


「そうだけど?今の時代、胸って言うんだよ」


娘は父親に説明しました。


「あぁ!そうだったなぁ!」


父親は記憶の底に昆虫のつくりを閉まっていました。


「他にもあるけど?」


娘は他にあることを言いました。


「何々?」


父親はなぜか笑っていました。


「足は何本?」


娘は呆れ声で言いました。


「6本だろ?」


父親は常識だとでも言うかのように言いました。


「ではその足はどこから生えている?」


娘は欠伸あくびを1つしました。


「えっと~…ど…胸からだろ?」


父親は胴と言いかけました。


「合ってるよ」


娘はこれで話が終わると思いました。


「あれ?じゃぁ…」


父親が疑問を投げかけてきました。


「蜘蛛のこと?」


娘は疑問の理由である、虫を言い当てました。


「そうそう!なんで6本なのに昆虫じゃないんだろうな」


父親は一応、大人でした。


「違うらしいぞ?小学校の先生が言っていた」


娘は記憶を巻き戻してそう言いました。


「じゃぁ何類だ?カニと同じ仲間らしいぞ?」


父親はドヤ顔をしたようでした。


「は虫類じゃないか?」


娘はカメレオンやヘビを思い浮かべました。


「それは違うな」


父親はもの申しました。


「じゃぁ何なんだよ、ハゲが…」


娘は口が悪くなりました。


「甲殻類?違うよなぁ」


父親は深く考え始めました。


「ぜって~違うだろ…」


娘は蜘蛛を思い浮かべました。


「そういえば、前にダニに刺されたんだけどさ、ダニって子供の時は3本らしいけど、大人になれば8本になるらしい」


父親がへんてこな話をし始めました。


「へぇ」


娘は納得せざるを得ませんでした。


「……」


父親は車のスピードを上げました。


「おい!スピードを落とせ!」


娘は怒りました。


「なんで落とせって言うんだろうな」


父親はまた疑問を投げかけてきました。


「知らん!」


娘はスピードの事でとても怒っていました。


「だってさぁ、後ろの車が追いかけてくるんだから逃げなきゃダメだろ?」


父親が80キロまで達したときにそう言いました。


「はっ?そんなわけ…」


娘は父親の言葉が本当と言うことが分かりました。


「だろ?だから逃げてるんだよ」


父親はニコニコしながら言いました。


「でもスピードを落とせ!」


娘はまた怒りました。


「スピードを落としたら車が当たるだろ?」


父親はニコニコしながら言いました。


「お前なぁ…30キロとか40キロを出したこと無いだろ…」


娘は呆れ声で言いました。


「そんなことないぞ?出発するときは40キロとかだ!」


父親は胸を張って言っているようでした。


「はぁ…なんでこんなやつが親父なのか分からない」


娘が呆れた時、後ろの車が追い抜いていきました。





これはノンフィクションとフィクションが入り混じったお話しでした。

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