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World's End Online  作者: yuki
第二章 異世界
29/83

自由の翼-8-

 翌日、【将軍】討伐に向けて朝早くに村を発った4人はまずリュミエールの街に戻ってから、準備を進めていたプリーストにポータルゲートを開いて貰い、襲われた地点へと転送してもらう。

 軽い浮遊感の後に飛び込んできた開放的な草原の景色は凄惨の一言に尽きた。

 草や地面には生々しい血の跡がそこかしこにぶちまけられ、無数に転がるオークの死骸からは吐き気を催す異臭が漂ってくる。

「こりゃひでぇな……。ゲームでこんな事したら即座にバッシングだろうよ」

 かつてのゲームで倒したモンスターはポリゴンが四散する眩いエフェクトを残すだけで、こんなリアルな骸にはならない。

 生々しさが際立つ遺骸はこの世界が現実と何も変わらないのだと無言でつきつけられたかのようだった。


 一行は喉の奥から苦い物がせり上がる前にその場から離れ、辺り一帯の調査を始める。移動の痕跡はすぐに見つかった。

 オークの巨大な体躯が大軍で歩けばどうしたって大地に跡が残る。

 現場からは大きな足で乱雑に踏み倒されたであろう草が、潰れたり折れたりした事で色が変わって見える道ができていた。

 一体何処まで続いているのか、少なくともここからでは終わりが見通せない。

 他に痕跡らしきものは見つけられず、来た方向と帰った方向が同じである事を示唆している。

 やはりオーク達が拠点にしている場所があるのだ。


「追跡開始と行きますか」

 セシリアが基本的な支援魔法を全員に展開してから、カイトと親方を先頭にオークが残した道を歩き始める。

 辺りに敵の影はない。隠れられそうな場所も殆ど見つからなかった。

 天候は熱くもなく寒くもなく、時よりそよぐ風は心地いい。どのくらいの距離を歩く必要があるのかは分からなかったが、無言のままひた歩くのも気疲れしてしまう。

「そういえば、親方さんはゲーム内で初のレベル上限達成者でしたよね。お子さんとゲームする親御さんも珍しいですし、普段からよく一緒にゲームをされていたんですか?」

 セシリアは凸凹コンビの事を噂で聞いたくらいで、よく知っているわけではない。

 どんな人物なのかを詳しく知るためにも積極的に話しかけることにした。

「いんや。俺はゲームってぇのがよく分かんなくてよ」

「お父さんは機械音痴なんです。電子レンジを使うのに悩んでたくらいですから」

 すかさず、最近の電化製品はボタンが多すぎると嘆いた親方に、カイトとセシリアもくすりと笑い声を漏らす。


 言いたい事は分からないでもない。便利さを目指す余り機能が増えすぎて付いていけなくなった人達が居るのも事実だ。

「それならどうしてこのゲームを?」

 世界初のフルダイブシステムは幅広い情報媒体で盛んに宣伝されていたが、それを利用したVRMMORPGはゲーム雑誌を中心に盛り上がっていた為、さして興味のない一般人には届きにくい。

 従来のようにコントローラを必要としないとはいえ、システム操作はそれなりに、少なくとも最近の電子レンジよりはずっと複雑だ。

「俺がコイツを始めたのはユウトに勧められたからだよ。もう一度身体を動かせる世界があるってな」

「え……」

 子どものユウトはゲームに興味がありそうだったから誘われたとしてもおかしくないが、その後に続く言葉の意味が分からず咄嗟に疑問が零れる。

「俺は大工をしてたんだが、足を滑らせて首の骨を折っちまってな。それから首より下は動きやがらねぇし、ユウトとも遊べなくなっちまった」

 親方は照れくさそうに頭を掻いて何でもないことのように言ってのけたが、思いのほか重たい話に笑顔を浮かべていたカイトとセシリアが凍りつく。

 そんな二人に気にしないでと笑いかけたのはユウトの方だった。

「お父さんは始め半信半疑だったんです。そんな都合のいい事があるかーって。でもゲームを始めたら感動して泣いてました」

「泣いてねぇよ、ちょっと目にゴミが入っただけだってぇの!」

「はいはい。ゲームの中で目にゴミが入ったりしないけど、そういうことにしておくよ」


 父親をぞんざいに扱ったユウトだったが、彼も親方も嬉しそうに笑っている。

 脳の神経パルスを解析するのに、後天的な部位欠損や麻痺があっても影響はない。過去に動かしていた経験があるから、伝達が届かなくなっても発生した命令を機械が読み取る事は出来るのだ。

「でもお父さんはそれからゲームに嵌りすぎて、よくお母さんに怒られてました」

「だってよぉ……」

 情けない声を出す親方に、再びカイトが噴き出すがセシリアはどうにか堪えた。

 動けないと諦めていた身体が仮想世界で自由自在に動かせると知れば夢中にもなるだろう。

 親方がこのゲームで最初のレベル上限達成者になったのも頷ける話だ。きっと心の底から楽しんでプレイしていたに違いない。

「お父さんが楽しそうにゲームの話をするから、最近お母さんも始めたんです。難しいって言いながらもお父さんと一緒に色々な景色を見れるのは楽しいって言ってました」

 元々仮想現実の技術は失くしてしまった何かを取り戻したいと願う、医療目的から発展したものだ。

 例え作られた世界であっても、このゲームは彼等にとって救いになったんだろう。


「あの日も、もう少し早ければ、もしくは遅ければ、僕等は家族3人揃っていたんです……」

 転移のあった日、ユウトの母親は夕飯を作る為にログアウトしていた。

 おかげで今回の転移には巻き込まれずに済んだのだが、果たしてそれがいい事なのか悪い事なのか。

 もう少し遅ければ彼等は夕飯の為に揃ってログアウトしていて、そもそも巻き込まれることもなかったのだろう。

「お母さん、今どうしているか……」

「今回はちぃっとばかし遊びすぎたから、戻ったら相当怒られるかもなぁ。けどちゃんと謝れば分かってくれるってぇもんだ。晩飯作って待ってるだろうから、さっさと帰る方法を見つけんぞ」

 寂しそうに呟いたユウトの肩を親方が遠慮なく何度も叩くと、沈んでいた顔は少しだけ明るく変わった。


「問題はどうやって元の世界に帰るかだよな。つーか、元の世界の俺達の身体はどうなってるんだ?」

 カイトの疑問はこれまで何度も議題に上がったが、正解を知る術はプレイヤーに与えられていなかった。

 意識だけがこの世界に引っ張られたのなら現実では今なお眠り続けているかもしれない。

 現実の身体を巻き込んで転移し、行方不明扱いになっているかもしれない。

 今の自分達の意識は元の世界のオリジナルからコピーされた物で、ここはやはり作られた電子上の世界なのかもしれない。

 可能性の話でいうなら、世界は5分前に出来たばかりで、今の記憶はその時に作られ、与えられたものかもしれない。

 この一連の事件が解決しない限り、正解なんて誰にもわからないのだ。

「今は何とも。だから情報を集めるしかないんだと思う」

 正解に辿りつく為にも、今はこの世界で生き延びなければならない。いつか帰る方法が見つかるその日まで。



 1時間ほど道を進むと空へ立ち昇る幾つかの白い煙を見つけた。とりとめもない話が中断されて注意深く辺りを伺う。

 まだ距離がかなり離れているものの、人為的な焚き火をしている証だ。矮小な人間相手に痕跡を隠すつもりなどないのだろう。

 支援魔法を全員に再展開してから、いつ不意打ちがあっても対応できるように周囲へ気を配る。

 地形が完全な水平ではなく所々盛り上っているせいでまだ姿は見えなかったが近くにいることは間違いない。

「そろそろお喋りはおしまいだな。気をつけていくぞ」

 カイトが背負っていた盾を右手に持ち替えるのを見て、親方とユウト、セシリアもそれぞれ武器を手に取る。

 ゆっくりと慎重に、やや盛り上っている程度の傾斜を抜けると緑色の巨体が黒々とした平地で野営を行っている姿が見て取れた。


「いた、【将軍だ】」

 その最奥、近くの林から作ったと思われる大雑把な椅子の上にジェネラルオークがふんぞり返って座している。

「後2、300メートルは詰めないと魔法の射程外です」

「黒いのは野焼きの跡か……。警戒する頭があったとはな」

 目標までの距離は1km近いだろうか。

 今はまだ姿も小さく、足元には草が覆い茂っていて伏せていれば気付かれないが、100メートル先からは身を隠してくれそうな草が全て焼き払われていて容易に見つかってしまうだろう。

「どうする?」

 このまま這って限界まで近づいてから様子を見るべきか、今すぐに立ち上がって駆け出すべきか。

「100メートルくらいなら走っても誤差だと思います」

 きっぱりと告げたのはユウトだった。実際、100メートルを這って進むのはかなり疲れる。これ以上近づけば伏せていようとも見つかるリスクはぐっと高まるだろう。

 元々力でも圧倒しているのだから今から姿を現して進むべきという意見に3人も頷く。

「んじゃいくぞ。俺はユウトとセシリアのガードに回る。親方はもし近づいてくる敵がいたら迎撃を。セシリアは親方をメインに支援を展開する。いいなっ」


 言うが早いかカイトが弾かれるように飛び起き、大型の盾を構えながら全力で疾走を始める。続いて親方とセシリア、ユウトもカイトの背を追った。

 草原を駆ける4人の姿は否が応にも目立つ。警戒に当たっていた数体のオークが向かってくる4人を見つけるとくぐもった声をあげ、手に持っていた哨戒用の道具をガンガン打ち鳴らした。

 甲高い金属音にくつろいでいたオーク達が何事かと跳ね起き、100近いオークの視線が近づいてくる4人に集まった。

 最奥に座していた【将軍】が迎撃すべく取り巻きのオーク達に指示を飛ばす。

 最初に動いたのは将軍の傍に控えていた弓を背負うオークだった。野焼きの跡に4人が踏み込むのとほぼ同時に上空へ矢を放つ。

 山形に数十にも及ぶ矢の雨が作られるが、碌な準備もしていない1発目の命中率は低く、移動を続ける彼等を捉えることに成功したのは数えられるほど。

 当然、【リメス】によって悉く弾き返される。

 その間にユウトの魔法の範囲が、弓を使うオークや【将軍】には届かないまでも、武器を振りかざして向かってくるオークには十分届く距離に縮まる。


「【キャストリダクション】」

 カイトが立ち止まって盾を掲げたのを合図に、セシリアもユウトに支援魔法を発動させた。

 効果時間は短いが、詠唱時間を大幅に軽減できる最大主教(アークビショップ)のスキルだ。

 支援を受けたユウトが間髪入れず、まずは向かってくる50近いオークに向けて魔法の詠唱を始める。

 しかし完成するより先に、立ち止まった4人目掛けて再び大量の矢が放たれた。

 先ほどでの斉射が観測射撃の役目を果たし、今度の矢の雨はかなり正確に4人を捉えている。確かにこれは大型の盾を持った前衛でも居ない限り防ぎきれない。

 カイトが身体の小さなセシリアと詠唱中のユウトを胸に抱くようにして上空に盾を構える。

「親方さん。出来るだけ避けてください!」

「おう、任せろ!」

 いくらカイトの盾が大きくとも、体の大きな親方までは入らない。

 無茶な要求だというのに親方は不敵な笑みさえ浮かべ、大鎚を水平に構えて腰を落とした。

「トォォルハンマァァァァ」

 渾身の力をこめて上空に向かい鎚を投擲する。数秒の間の後、空から雨の様に矢が降り注ぎ、盾を叩く硬質な音が幾つも響いた。

 驚くべき事に、隣に立つ親方の周囲だけには殆ど矢が降っていない。

「まさか、今ので全部叩き落した……?」

 空を眺めると大鎚がくるくる回転しながら戻ってくる所だった。相当な重量があるはずなのに、親方は軽々と片手で受け止める。

「どんなもんだ! 甲子園を目指して鍛えた野球の腕は!」

 ガハハと豪快に笑う親方に、ユウトは魔法に集中しつつも「常に予選敗退だったらしいけど。それからキャッチボールで本気出すのは止めて欲しかった」と小さく漏らす。

 マスタースミスが使えるスキルの【トールハンマー】には命中率増加の効果があったが、自分に向かってくる小さな矢だけを全て叩き落すなど規格外もいい所だ。

 これがレベル上限達成者という存在なのだ。


 無数の矢を全くの無傷で防がれ、オーク達に少なくない動揺が走る。本来ならばこの一撃でユウトの詠唱を止める算段だったのだろう。

 目論見が外れ、立ち止まったり魔法の範囲から逃れようとするオークが現れるが、回避行動に移るにしても遅過ぎた。

「【エクスプロージョン】」

 次の瞬間、純粋な火属性の魔法の中で、最大の範囲と威力を誇る大魔法の一つが解き放たれる。

 ユウトの足元に作られた魔法陣が一際強く発光すると、あふれ出す魔力によって目を開けているのが辛いほどの風が吹き荒れ、凝縮された魔力が目の前の空間へ見る見るうちに拡散し、次の瞬間に大爆発を引き起こした。

「あちぃっ!」

 カイトが気を利かせて盾を前方に構えた事で熱風を直接受けることはなかったが、親方は正面から余波を受けたようでどことなくコミカルな叫び声を上げる。

 どうにか風が収まってから盾の向こうを見ると、今まで向かってきていたオークの大群は影も形もない。

 爆発の影響で、野焼きされた地面は闇雲に掘り返されたかのような様相を呈していた。

 その所々に黒ずんだり、中には緑色だったり赤色だったりする破片が散見できて、セシリアはこみ上げてきた吐き気をどうにか堪える。


 最上位職である魔導師(ウォーロック)の大魔法だけあって威力は途方もない。

 これで取り巻きの大部分は削った。まだ弓を構えていたオークは残っているが、近づいてもう一度魔法を使えば殲滅できる。

 そう思って追撃をかけようと一歩踏み出した瞬間、セシリアの背後から飛んできた矢が【リメス】によって弾かれた。

「なっ……」

 何事かと振り向いたセシリアが声を失う。つられるようにして振り返った3人も驚きの声を上げた。

 ここに来るまでの間には確かに何もなかったというのに、後方100メートルほどという至近距離に大量の緑色が密集していた。

 紛れもなく全てがオークで、雄叫びを上げるなり武器を振りかざし迫ってくる。


 セシリアが忌々しげに奥に座している【将軍】を睨むと、醜悪な顔を愉悦に歪めている姿が遠めに浮かんだ。

「やられた……」

 こっちに向かってきたオークは注意を逸らすための囮だったのだろう。その間に背後に潜ませた伏兵を差し向ける。

 キャストリダクションは長いクールタイムがあるし、ユウトが使った強力な範囲魔法にはもっと厄介な長いディレイが設定されている。

 見ればユウトは強力な魔法の反動か、肩で荒い息をついていた。これでは走って距離を取るのも難しい。

「けど、どうやってあんな大軍を……」

 ここまで来る間にセシリア達は周囲を注意深く伺っていたが、オークらしき陰は見ていない。

 一匹二匹なら見過ごしたとしても、あれだけの数に気付かないはずがなかった。

「どうすっか。一度戻るか?」

 背後からこれほどの大軍に挟み込まれるのは予想外だった。ユウトが範囲魔法を使えない以上、迫ってくる大軍を殲滅する術はない。

 例えオークといえどあの数は脅威だ。取り巻きの一部は削る事が出来たのだから、親方の言う通りここで引き返すのが定石といえる。

 しかしセシリアにはどうしても気にかかる事があった。


「あれをどうにか倒せないかな」

「どうしてだ」

 紛れもない続行の意思にカイトはらしくないと眉をしかめる。どう考えてもリスクが高すぎる。

「あのオーク、何もないところから出現した」

「んな馬鹿な。この世界のモンスターは自然ポップするのか?」

「それは分からないけど、あれだけの数が自然に沸くとは思えない。だから多分別の手段で現れたんだと思う。何もないところから突然現れる……。使ってる方は意識しないけど、ポータルゲートを使われた側から見ればそんな風に見えると思うの」

 まじまじとオークたちの方を見つめた3人の目の前で、丁度よくオークが何もない空間から出現した。

「ポータルゲートはこの世界じゃ難しい魔法みたいだし、オークが使えるとは思えない。だったら、使ってるのはプレイヤーなんじゃないかな。もしかしたらリュミエールから出て行ったプレイヤーの一部が捕まってるのかも」

 グレン達10人からなるパーティーが傷だらけで帰ってきたことを加味するとありえないとはいいきれない。

 だとすればこのまま放置するのは危険だった。

 プレイヤーも心配だが、ポータルゲートを自由に使えるオーク軍が蔓延るのはもっと恐ろしい。

 幾ら個体が弱いとは言え、数の力は強力だ。それが突然、接近の前触れもなく近くに湧き出したら対処するのは難しいだろう。

 何より、今逃してポータルゲートで移動でもされたら見つけるのは不可能に等しい。


「それは誰かを助ける為なんだよな?」

 親方の言葉にセシリアが頷く。放置すればプレイヤーの危険度が増すばかりか、村々への襲撃も効率化されてしまうだろう。発生する被害は計り知れない。

 親方はそれを聞くと鷹揚に頷き、大槌を肩に担ぎなおした。

「よぉし分かった。ユウト、一緒にこれるか?」

 差し伸ばされた手に迷う素振りもなく手が添えられる。

「無茶しないように監視が必要だもんね」

 仕方ないなぁとばかりにユウトが頷くと二人揃ってオークの方を見回す。

 巨大な体躯が地面を踏み締める振動がすぐ近くに迫っていた。

「任せなって。あんくらいなら俺一人でも捌いてみせらぁっ!」

 次の瞬間、高笑いを上げながら親方が敵の群れに向かって突き進んだ。ユウトは呆れたように笑うとセシリアに向き直る

「ここはお父さんと2人でどうにかします。セシリアさんとカイトさんは向こうをお願いできますか?」

 もし本当にプレイヤーが捕まっているのだとしたら、場所を知っている可能性が一番高いのは【将軍】だ。

 今は奥でふんぞり返っていても、背後から奇襲を仕掛けた一団が殲滅されれば間違いなく撤退するだろう。そうなればこの距離から追いつくのは難しい。

「分かりました……。危ないと思ったらすぐに撤退してください。もしはぐれた場合はポータルゲートの出現地点に」

 大軍相手に2人だけを残すのは心配だったが、【将軍】を見逃すわけにはいかない。

 ならば一刻も早く【将軍】を倒す事で指揮系統を混乱させるべきだ。

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