【プロットタイプ】遠出してぇ
注意事項1
起承転結はありません。
短編詐欺に思われたら申し訳御座いません。
上手い回答が出来ない人間なので、感想欄閉じてます。
これは読者様の問題ではなく、私の問題。
詳しく知りたい方は代表作の『作品と作者の注意点』に書いてあります。
注意事項2
気が付いたらこんな話になりました。
遠出してぇ。
風呂上がり、床でごろりと寝転んでいると、様々な願望が浮かぶ。新しい物語が書きたいだとか、美味しいものが食べたいだとか、何処か遠くへ行きたいだとか。中でも取り分け強かったのは旅行である。羽を伸ばしたい。此処ではない場所で。
とっとっと、と足音がする。其れは私の耳元で止まると、代わりに衣擦れの音がした。どうやら本日は座布団にはしないらしい。
「体調は?」
どつやら腹が痛いと喚いていた事を気にしているらしい。だから私はごろりと寝帰りを打ち、瑠衣の顔を見る。切れ長で鋭いながらも何処か優しかった。
「大分良いよ。だからこそ、願望が浮かぶ」
瑠衣は僅かに首を傾げる。
遠くへ行きたい。此処ではない場所へ。併設されたホテルに泊まり、少し高めのコース料理を食べ、テーマパークで燥ぎたい。
つい最近、遠出をしたばかりなのに、また次を求めている。
「ちょっと高めのホテル泊まって、ちょっと高めのコース料理食べたい」
「先日行って、今身体を駄目にしているばかりだろ」
やはり正論が返ってきた。これは瑠衣なりの心配であり、『また身体を壊すぞ』という警告でもある。それは分かっている。分かっているのだが。
元気になって来ると動きたくなる。見知らぬ世界を見たくなる。
「旅行帰りの疲れだけじゃないってば。……まぁ其れも一理あるけどさ」
生きてるうちに、行けるところ、見た事ない世界を見たいと思うのは、当然の摂理だと思うのだが。決して万人の理想という訳ではなく、私の理想。
ふと背中を撫でられる感触がした。どうやら瑠衣が髪を掻き回しているらしい。座る事が出来ない腹癒せである。
「お前は病み上がりに無茶をしたがるな」
「お金と一緒だよ。少しでも臨時収入が入ると飛んでいく」
不思議なもので。
「あのさ、瑠衣たん。今度は一緒に行こう。一人だと迷子になっちゃうから」
瑠衣の視線が動く。少し考えている様だ。けれどもすぐに否定をしないところを見るに、容認はしてくれているらしい。
「約束だかんね」
すみません。本当はネタがそこそこ浮かんでたんですよ。
・瑠衣の鏡花に対する信頼。
『彼奴はそこまでヤワじゃない』みたいな。
・何故ペットの方が先に亡くなるのか。
※一匹じゃ生きてけないから。みたいな。
明日書くかも知れないので、メモとして残します。
旅行行きたい。行きたい場所も決まってます。
ただ帰って来れなくなりそうなので、少し不安。
でも死ぬ前までには行きたいな。
ちょっと高いホテル泊まって、ちょっと高いコース料理食べて、窶れた様に帰りたい。
旅行行きたい。
相変わらず山も谷もないな。