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アンチューサ  作者: クロス
これは、7匹の物語…
1/95

アンチューサ…その花言葉は…


『アンチューサ』


――その花言葉は、「大切な想い出」



---


【前書き】


人は記憶に生き、

そして、記憶に殺される。


この街には、忘れてはいけないものがある。

それは罪でもなければ、過去でもない。

それは、“想い出”――。


傷だらけのこの世界で、

七匹の獣人たちは、何かを守るために、何かを手放してきた。


信じるということ、

裏切られるということ、

そして、それでもなお信じ続けるということ。


銃声の響く夜に。

パンの香りただよう朝に。

血と記憶にまみれた雨の中に。


物語は、再び始まる。

彼らが紡ぐのは、“奪われた想い出”を取り戻すための――

アンチューサの物語。

挿絵(By みてみん)



登場キャラクター紹介(完全獣人)



---


アスター(ASTOR)


種族:狼(少年)

赤いフードを被ったナイフ使いの少年。

かつては優しく仲間思いだったが、今では“サイコパス”と噂され、指名手配中。

その瞳の奥には、過去の記憶と誰にも見せぬ痛みを宿している。

現在の行方は不明。



---


ユリ(YURI)


種族:羊(少女)

車いすで暮らす少女。

穏やかで優しく、どこか儚い微笑みを浮かべる。

アスターとの過去を大切にし、今もなお彼の帰りを信じている。

心の声は、いつもどこかへ届いている。



---


ガーベラ(GERBERA)


種族:狼(男性)

アスターの実父であり、かつての警察官。

今は探偵として姿を変え、息子の無実を信じて真実を追い続けている。

銃と推理に長けた男で、内には静かな怒りと父としての願いを抱える。

「父親としての、最後の仕事だ」



---


バコバ(BACOVA)


種族:トカゲ(男性)

ガーベラの元相棒。

現役の警官で、ガサツで豪快、口は悪いが情には厚い。

直感的な捜査と腕っぷしに頼りながらも、実は誰よりも仲間思い。

「昔のよしみだ。最後まで付き合うぜ、相棒」



---


ルピナス(LUPINUS)


種族:狐(男性)

白衣をまとう、冷静沈着な天才科学者。

感情を見せることは少ないが、仲間の命を何より優先する。

ラボで情報を収集・分析し、裏からチームを支える。

「理論の先に、救いがあるなら」



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ガルビネア(GALBINEA)


種族:猫(女性)

パン屋を営む姉御肌。

表向きは町の人気者だが、裏では逃亡者や犯罪者をかくまう“影の保護者”。

料理も喧嘩も得意で、面倒見の良さから仲間の精神的支柱にもなっている。

「誰かを守るには、あたし自身が化け猫になるしかないのさ」



---


ライラック(LILAC)


種族:兎(女性)

花畑を守り続ける静かな癒し手。

言葉は少ないが、心の声に耳を傾ける力を持ち、特にユリとは深く繋がっている。

植物や自然に関する知識が豊富で、独特の感性を持つ。

「命は、枯れても咲く。想いも、きっと――」

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#アンチューサ #獣人 #群像劇 #記憶の物語 #友情と再会 #ヒューマンドラマ #近未来SF #静かな感動 #花言葉 #風と光 #感情の再生
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