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記憶の整理  作者: アラママス
4/11

資料についた血液

ちょっと前の出来ごとです

本棚の本を読み漁っていたら

1枚の資料が挟まっていました

その資料には血液がべったり付いていて

気がついた頃にはもう

腕まで染みていた


私は怖くてたまらなく

その場から逃げました

誰かが私を引っ張って

段差から救いました


その後にあった出来事です

その資料が挟まっていた

本を見てみたら

本には血液が一滴も

付いていませんでした


私は不思議でしょうがなく

その場に立ち尽くす

本はわずかに湿っていた

読めるけど何もわからない


今からその資料を読みましょう

と意気込んだものの

血液が全面に広がっていて

読めなくなっていました


滴り落ちるほど

赤い液体は

増殖している

その紙の上で


持った瞬間

私の腕は赤く染まり

皮膚に染み込んでいくのを

感覚がとらえるのです


私はその一瞬に

薄くなった赤い色の

下にある文字を

カメラで撮りました


気づいた時にはすでに遅し

視界が真っ赤に染まってる

もう助かる術は

残されていないのか


これ以上被害が出ないよう

カメラを手放した


画面は無事なようです

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