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爆縮と体温の機知(12)

雨季が先か、梅雨が先か

直情的な泡の中に

小さなシャボン玉が無数に飛ぶ

弾けずに残り続け

雨季にあだ名を付けて梅雨


雨季が先か、梅雨が先か?


屋根を濡らしながら

人を濡らしながら

雨粒は

何処まで落ちて行けるかを競い合い

海まで行かないルートを

最悪な犯罪としている


水蒸気になった時に審査され

ダメだった雨粒は

雲の中で氷にされて

今度は雪として下に落ちる


禊ぎが終われば

晴れて自由の身となり

同じように雨粒として落ちることを

全ての雨粒から許される


変な物語を考えるほど

湿気が多いし偏頭痛もする

「雲の上は

いつだって晴れている」と云うが

気圧のことや湿気のことは

その文章に対してはタブーなのか


何処に存在している想定で

出来た文章なのだろう


雲の上に住んでいる人間は

国際宇宙ステーションに居る人か

高い山の山頂付近にある山小屋に居る人

もしくは

気球で世界一周する人くらいしか

思いつかない


感情だけを雲の上に上げるなら

ただの逃避である

現状と向き合って対策し

時には

その中で楽しむからこそ

地面を踏みしめながら

存在していることになるのだが





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