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13-5. 宗教に染まらず天地の経験を受け入れたこと② 黒いセーラームーンの時代

13-5. 宗教に染まらず天地の経験を受け入れたこと② 黒いセーラームーンの時代

 宗教以外にも、別の文化縛りがある。それはポリコレである。



 男女差別はなくそう!BLMを広げよう!LGBTにも権利を!


 昔は男女差別があり、黒人差別があり、不当に権利侵害された人の歴史があったが、今は減りつつある。

 差別は良くない。自分もそれに同意するが、過剰な権利主張と批判は、独自の文化の発展を阻害する事につながる。



 男女平等なら、会社の役員の半分は女性にすること!


 セーラームーンが全員白人(黄色人)はおかしい、黒人も入れろ!


 体は男性だけど心は女性だ!オリンピックで女性として参加させろ!


 読者はこれらの主張をどう思うだろうか。男女の比率が1:1だから、会社の役員も比率1:1でないと差別だ!とは思わないだろう。技術や実績で選ばれたら男性が多くなった結果であり、逆にブラジャー開発の会社で、男性を半分まで増やすのもおかしな話だろう。


 適材適所、会社にとって優れた技術を持つものが選ばれ、それに応じた給与が支払われる。それによって役員に男女比が出てもおかしくないのだ。全く同じ実績なのに、性別が女性だから給与が減らされた、ならば話は別である。今叫ばれているのは、男女平等では「男女対等」なのだ。


 男女対等とは、早い話、同じになるように下駄をはかせろというのだ。同じ成果だけど肌の色で不当に下げられたのではなく、能力に関係なく黒とそれ以外を同じにするように叫ぶのだ。


 では、セーラームーン5人に黒人がいないのは差別か?という話だが、差別の意識があるから黒人を出さなかったのではない。

 黒人が少ない島国で作られた文化だからいないのは当然である。逆に、黒人が多いアフリカ大陸で小説が書かれたら、白人が一人もいないであろう。それを差別だから、登場人物の半分は白人や黄色人にしろ!というのもおかしな話だ。



 差別ではなく、区別するというのはある。


 

 黒人は白人に対する殺人が多いから、白人は黒人を差別する。それはありだろうか?

 自分は肌の色は人の能力に左右されないと思っている。同じ環境で同じに育てられたら、同じ結果になり対等に扱われる。しかし、黒人が治安の悪いスラムで生まれることが多く、その育ちと文化から略奪と殺人が比較的多くなった場合はどうなるか。


 その犯罪率の違いで肌の色が同じだった場合はどうなるだろうか?全く同じ容姿でも、一部のスラム街出身の人は犯罪率が高くて危険だ。全員を警戒し、行動を監視するしかない。


 しかし、肌の色である程度犯罪の傾向と確率が分かって実績がある場合はどうだろうか。同じ軽犯罪でも、重い犯罪につながるであろう肌の色の人に、より重点的に捜査するようになる。これは差別に見えるだろうか。


 重大な犯罪の摘発という警察の視点で見れば、全員白色よりも効率よく調査でき、犯罪率を減らすために黒人を優先的に調査するのは当然である。

 軽く調べて終わった白人を見た黒人は、自分の調査と比較して「差別だ!!」と叫ぶだろう。



 肌の色の違いだけで、同じ条件なのに不当に調査の時間が増えたのだ。




 黒人だから殴って良いとか、給与を支払わないというのは差別だが、これは「効率と実績」による区別である。多く時間を取らせた分は、拘束した対価としてその人に何かしらを還元するか、犯罪率の資料を見せて納得してもらうほかない。

 飛行場で日本人のフィギュア密輸入が増えたら、海外の税関で「他国より多めに調べられる」ことに納得できるか、である。


 本人は悪く無いのに、同じ種族、民族、肌の色によって傾向があり対策として差がでたのだ。その対応を責めるのではなく、そうならないために活動するのが正しいと言える。(先ほどの例なら、フィギュア密輸入の厳罰化の法制度を作って減らす)


 黒いセーラームーンのBLMによって、今のハリウッドにも影響が出ている。白黒でバランスを保つために、黒人ヒーローが急激に増えているのだ。声高々に叫ぶ人たちは納得するが、一般視聴者はその「バランスによる普遍化」でつまらないと判断したら金は落とさなくなる。



 黒人を配慮したハリウッドは結果、白人どころか黒人にすら見放される惨劇がおきる。



 悪意あって除いたのではなく、生まれ育った環境がそのまま出ているだけなのだ。







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