20241125_マスケットガールズというフルメタふもっふの相良軍曹ノリのハーレム軍事物を読んで出産死生観の違和感があったこと
https://www.amazon.co.jp/dp/B0DDB76YG1
https://youtu.be/8UejQGmHPFc
マスケットガールズという、日本現代人が「マスケット銃」が主力の時代に転生してハーレムするというなろう転生漫画だ。
これ面白いね!!
もうね、主人公のクロムがもうフルメタルパニックふもっふの「相良軍曹」の声になるのね。
若干下ネタを使って、軍の士気を高めたり、部下の育成のしごき等がまさにそれ。
で、よくわからんけど女性軍曹に救われて雇われた先が女性だけが城を防衛しているのだった。
士気が低く、マスケット銃の装填が遅かったので、色々指導して、実践を通じて強くなっていく。
途中で3人女性が戦死したりと緊張感があり、主人公は「死神の鎌」による予知があって面白い。
ハンナの友人キャラ、上司のアルツァーのキャラがいいね!
このなろう小説マンガの良いところは、エロさが一切ないこと。
西欧の暴力的なアレや、色欲で色仕掛けやハニートラップがなく、訓練と武力で押し付ける感じ。
で、これだけべた褒めでも一点だけ気になったことがある。
それは、女性に囲まれて一人だけの軍師みたいな感じなのに、一切エロというか女性側の寄りがないこと。
出生率は2.07以上ないと人口は減少する。
しかし戦争による戦死や不衛生な病死が多い中世では、おそらく3.0以上ないと人口を維持できないだろう。
となると、若く出産して子宝がその時代の基準となり、
遅く18を超えているであろう女性軍隊に対して、一切の出産や子育ての描写がない。
※もちろん街には子供たちがいるが、現代の男女老人の割合で書かれている
なので、これだけ戦死しやすい環境において、出産できる女性が戦争に駆り出されて繁殖を一切しない世界観、思想に違和感を覚えた。
とにかく戦中は女性は出産で子供を増やして「戦力にすること」を最優先とする。
そのため、女性を軍隊として向かわせるのは最後の最後である。
でもこのマスケットガールズでは、割と平和な感じで戦争しているので、やっぱり考察が甘いのではない? と思った。
多少でも繁殖、子宝に対する思想をその時代に合わせて、異世界設定として味付けすることによって「現代の繁殖概念」になったならわかる。
例えば、異世界では女性の半々で出産と軍人のスキルで分けられて変えられないとか。
その場合、出産の女性は子供を優先し、出産スキルがない女性は軍隊として国を守る、とかね。
序盤だけ読んでいて、裏設定はわからんけど、ただ中世で健康女性が戦争に駆り出されるのは違和感だって話。
でもそれ以外は面白い! 相良軍曹の声優でぜひアニメ化してほしい!