32-13 8美女デスゲーム転生 ~デスゲームを強いる魔王の幹部になってしまったので、葛藤しながらも一人だけ生かします~ →経営者の苦難
★三行
天田康義は汚職癒着で逮捕、そのまま終身刑で亡くなったオタクだったが、異世界転生で魔王の幹部になる
魔王の指示で、魔族の娯楽として8美女のデスゲームを主査することを天田に伝える
8人から一人だけを生存させて、その恐怖を伝えて返すようにという指示は魔術契約の絶対、彼女たちを見ながらもゲームを作るのだった
★一言
→泣く泣く彼女をゲームで葬る
★五頁プロットと感想
デスゲーム、それはドキドキの人気ジャンルだが、それを運営する側の苦難転生。
この方、転生スキルは「脳内恐怖可視化」である。
人間の恐怖や絶望の感情がオーラとして見えるのである。
で、8名の美女たちは村の略奪で残った生存者で、ほかの男や子供は戦死とかいろいろだ。
残った彼女らに恐怖を植え付けて一人だけ返すというのは昔モンゴルやローマでやっているのである。
それを天田は魔族の幹部として責任者で任命される。
ゲームを作って、それを魔術映像として残して、魔族に報道する。
7人を1か月で殺さないといけない。
魔族契約は絶対で、反故にすると即バレて魂ごと燃やされる。
だから泣く泣く1人を勝たせるためのデスゲームを作って実行する。
そのアナウンスや解説、不慮の事故対応もすべて一人である。
なので、設営からルール説明、処刑まで全部任されているのである。
なお、後からサポートで魔王族女子のリリアが手助けするのだが、彼女はずぼらで天然なので忘れたりしてお重めする。
その火消しや対応に追われる物語。
最初は、だるまさんが転んだ。(みおぼえあり)
次はパネルジャンプ。
次はカードバトル。
等々、よくあるデスゲームをパクりつつ、彼女たちも生き残るために必死である。
負けが確定した後、彼女は逃げて縋るのだが、「ごめん、俺は元人間だけど、やらないといけないんだ」。
耳元でささやいて処刑する。
その時だけは悲しみである。
そんなこんなで一人だけ生き残り、彼女を魔王城から送り出してEND.なお彼女は自死する。