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10-1. この世に霊魂システムが一切ない世界線だったら?

10.神々の遊び

10-1. この世に霊魂システムが一切ない世界線だったら?

 自分は神やゼウスという明確な存在は考えたくはないが、この世の中の設定にした創造主の立場になって妄想してみる。


 この世に霊魂システムが一切ない世界線だったらどうなるのか?



 進化のブレが少なく2020年でもまだ猿人をやっていたと考える。


 両親の染色体の半々ランダムで生まれた子に2つの魂を乗せたものが「自我のある人間」になる。一つ目の魂は基本血族に継がれるダイアードであり、時間軸に従った順行転生のみである。2つ目の魂は時代を超越したトライアードであり、過去にもさかのぼれる逆行転生もできる。


 この2つの魂のめぐりあわせは、時間軸という地図を行き来する旅行夫婦に近く、時には別々の時代で別人で生きていた人が、未来と過去で別れ、再び現在で親子としてめぐりあわせになるなどドラマチックな展開もあるようだ。


 肉体だけでなく、生き方、文化等を魂が経験し、次の転生時にその器である赤子にも大きく影響する。ローマで船の技師をしていた魂が順行転生で2000年の日本で生まれたら、公務員の両親の子が漁師になるかもしれない。逆に、2300年に死んだ人の魂が2000年の日本に生まれたら、良く分からない妄想をしゃべってハブられるかもしれない。


 このまぜこぜの個性が、本来の進化系列をぶっ壊す「染色体異常」につながる。これがなかった場は、単純なDNAコピー欠損と修復による変化「だけ」で知的生命体を作ることになる。



 おそらく創造主は、一度霊魂を使わない地球進化をやったのかもしれない。その結果、地球誕生64億年経ってもまだサルのままで緑に覆われた自然な地球だった。

 そのまま時間だけが経過し、太陽が地球を吸収して貴重な生命体のチャンスを棒に振ってしまった。



 

 創造主は、再びロードして地球生命体ができた所からやり直した。


「どうすれば上手に進化できるのだ? そうか、未来の魂をごくまれに持ってくるようにしよう!」



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