29-17. 主語なし転生 ~あなたはわたしの異世界では自分の他人の概念がなく不思議~ →主観と客観ではない西田幾多郎ワールド
★三行
俺は俺! だった坂下洋平は東京郊外の夜道でマンホールに落ちて死亡して「主語の概念がない」異世界転生する
女神からガチャスキルがもらえずがっかりの中、飢えてる中でエルフに拾われ「食べる?」「君は」「君って?」と質問が続く
この異世界ではどうやら私や貴方という概念がなく、ともに資材も夫婦も共有して生活しているようだ。名もなき簪をしたエルフと楽しい日々を過ごした
★一言
→主観と客観ではない西田幾多郎ワールド
★五頁プロットと感想
個を捨てたときに個が生まれる。西田幾多郎先生の、善の研究は難しいが本質を一番見抜いている人だと思っている。
仏陀、キリスト、日本の西田、俺の中では3トップである。
西田先生の主観と客観とは違うベクトルの概念が空であり、空腹ではない。
その自分自身の空を見て、個を捨てることで、自身が本来やるべき至誠(情熱+使命)が見えてくる。
俺の至誠は、「カントの呪いをぶっこわーす!」「前世を住民票の欄に追加する」「みげか3タイプを履歴書やESに追加する」である。
これらは、自分が胎児のころから見た聞いた5感の累積の全てとは違う、「外から来た情報」であり、受信した直感なのだ。
で、それを日本の読者に知ってもらうための「主観と客観がない異世界」を物語として進める。
ぶっちゃけこれは難しい。
主観も客観もない時代というのはほぼなく、霊会とか魂レベルの高貴な初期の分裂集団くらいしか描けない。
今でいうとロシア中国の、社会主義に近いが、あれは「1つの強力な独裁」で成り立つ。
このエルフ含めた森の異世界では、助け合いと共有が基本であり、夫婦も資材も全員で使っていく。
だからスワップも・・・それは夜な夜な。
ある程度森が裕福であるため、とれた資材を全員に分け与えても余るのである。
だが坂下が転生してから様子がおかしい。樹木含めて温度の低下で実らない。
そうなると木の実が足りずに森の民は飢えてしまう。
そこで分配や区別差別が始まる、という流れ。
エルフの雄雌彼らに、「君」「自分」ということを伝えても? になる。
それは日本にはなく、海外にある「雪の細かい表現」や「親族の細かい区別」、「牛の部位」に近い。
ロースやサーロインなどの細かい部位を知る前の日本では、牛の部位も多くなかった。
その時に、ロース=あなた、サーロイン=君といっても理解できないのと同じだ。
まあそんなこんなで名前のない最初に出会った簪をしたエルフと仲良くなっていく物語。
最後には、彼女に名前を付けて社会主義の村を出ていくという結末。
村の外は資本主義だ! と思って別のオアシスを見つけるも、そこも同じく君とあなたの概念がなかった! というオチ。
女子エルフで妻のアミラと一緒に、きみぼく概念を教えていく教室と宗教を開いた。




