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9-6. 異世界転生は逆行輪廻転生の現れ

9-6. 異世界転生は逆行輪廻転生の現れ


 この世界の死生観は「両親から半々に継いだ肉体に2つの魂が乗って自我を持つ」である。

 血族3世代前から継がれたダイアードであり、自我が生まれる7歳まで幼児を守る生きようとする魂が一つ目で、時間軸に従って受け継がれる順行輪廻転生となる。

 二つ目は、時空を超越した順行・逆光輪廻転生となる高貴な魂、トライアードの魂だ。この仕組みが、アインシュタインやヒトラー、テスラ等の時代を変える大きな変化をもたらす起爆剤になっている。


 2つの魂は赤子に入り一生に影響するわけだが、その魂がどれだけの転生回数があり、どのようなカムラ(課題)をクリアしたかで影響が大きくなる。この地球に初めて転生した魂は、経験が足りず不幸な一生になるかもしれない。逆に、とても豊富な経験がある魂は、過去で培った交流と未来で見てきた技術をミックスして豊かになるかもしれない。


 異世界転生でよくある設定は、死んでナーロッパで無双するというもの。これは、今の死生観の仕組みに合わせると、2020年の知識を持つ人が死んで、1400年頃の西欧に魂が転移したことになる。


 これは時代を逆行する逆光輪廻転生であり、肉体が魂の前世情報にアクセスるできる特異な性質を持っていると言える。だから、武器や戦い方が洗練された現代の叡智を過去で使うことで無双できるのだ。


 ちなみに、逆の順行輪廻転生で2000年に生まれたらどう反応するのだろうか? 直前の魂は古代ローマ人だったときは、日本で生まれて風呂に入った時にえも言えぬなつかしさを感じるかもしれない。非常に不利なのだ。だから、次に逆行輪廻転生する時に備えて、今の武器の知識を繰り返し使って覚えて、死んだときに次の世代に渡すと面白くなるかもしれない。







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