26-40. ★時間売買無双 ~あなたの暇、高く買います~ →欲しい人に時間をあげる福祉
★三行
大谷美幸は末期がんのため18歳で他界、異世界に転生して「時間売買」スキルを得る
最初は自分の時間を体内で取り込んで売り、欲しい時にストックした売却時間を買い戻して冒険で活用した
スキルがアップして人同士で時間の売買できるようになり、魔王を倒した後にギルド脱退し、福祉で余命が決まった病人の看護を始めるのだった
★一言
→欲しい人に時間をあげる福祉
★五頁プロットと感想
看護師として時間を売り買いする悪魔になる、という実は恐ろしい話。
彼女は癌で死に、まだまだ生きたい、未来が欲しくて死亡した。
そこで彼女は女神から「時間売買」スキルを貰って、待ち時間などの暇を体内に取り込み、欲しい時に取り出すことで自分だけ多く活動できる。
実際は、意識が冴えて他の人よりも早く反応したり考える余力が生まれる。
要は肉体は時間そのままだが、精神を使う思考能力で多くの時間が使えるという感じだ。
例えるなら弾幕ゲームの「スローボタン」。周囲がスローになりよけやすくなるが、それを使うためには他の暇な時間の数秒を売ることでストックする必要がある。
時間を売った瞬間は、敵や弾はワープしたようになる。
これ、フツーにそういう時間売買ゲームとして開発して売ったら面白そう。
で、この時間の売買により、彼女を入れたギルドは急成長。魔王を倒して、王都凱旋する。
彼女は、皆の希望をかなえた後、申し出てギルドを退会。
前世で癌で死んだ悲しみから、余命が決まった人の看護ケア、あと1日でも行きたいと思った人に、自分の余命=時間を渡すことで献身するという話。
でも実は最後の最後、自分ではなく、息を引取る人の余命時間を一部抜き取ることで「時間を奪って高値で売る」こともやっているというやみ取引も入れよう。




