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30-17. ★異世守護隊サセネーゼ ~あなたの突然死、護ります~ →異世界側の窓際対策話

★三行

 異世界の農家乙女のアリスは、突然神官に呼び出されて異世界の暴徒を防ぐ「サセネーゼ」隊に入隊させられる

 既に38部隊はチキュと呼ばれるワームホールに入っては戻ってきていないが、結果暴徒転生者は半減していた

 異世守護隊サセネーゼ38期勢として、アリスはチキュに入ってコンビニバイトしながら「異世界転生死」を促す悪を倒すのだった


★一言

 →異世界側の窓際対策話


★五頁プロットと感想

 昔ながらのセーラームーン、東京ミュウミュウ風の女児アニメ。に見せたまどマギヨロシクグロアニメでいこう!


 アリスは異世守護隊サセネーゼ38期生として、神官から選ばれて地球に異世界転生する。

 こっちの地球では魔素という魔術を使う空気中に含まれる要素がないため、直接「異世界転生を促進する悪の秘密結社ナロートラク」を倒して、そこから吸収するしかない。


 アリスは転生前に神官から、既に転送したこちらの住人4人を探しだしてナロートラク一族を滅ぼすことで帰ることができる、と聞いていた。

 アリスは昔のスローライフ、サセネの星のおだやかな農家娘に戻るべく、まず4人を探すことにした。


 頼れるのは「転生時に貰った魔力貯蔵ペンダントに共鳴するのが仲間」であり、金も何もなく転送時に持っていった服だけだった。

 まずチキュの生活環境や住民を調べなければならない。


 何故か奇跡的に言語や文字はニホンゴと同じようで、対話には困らなかった。

 渋谷で自浄徴収している中で「ホベツニマンでどう?」と中年の男性から声がかかる。


 訳が分からなかったが、疲れて休みたかったのでアリスはそのままホテルへ。

 休めると思ってた矢先、男が色々やってきたので逃げようとすると、突然窓からスパイダーマンのように現れてドアを開け、素っ裸の男性の首を絞めて気絶させた。


 ジャヴァウォック「そこの女子! 未成年なのにみだらなことで稼ぐのはダメだ!」

 と覆面女子が警告する。


 覆面女子とアリスの首元のブレスレットが共鳴して光り出す。


 アリス「えっ……あなた、もしかしてサセネの星の住人で、サセネーゼに選ばれた人?」


 ジャヴァウォック「……何期生だ?」


 アリス「!? たしか、38部隊だから38期生になるかな。アリスって言います」


 ジャヴァウォック「そうか……」


 ジャヴァは窓から帰る直前の素振りから、部屋のベッドに移動して大の字になって寝転んだ。



 ジャヴァウォック「そうか! ようやく38期生の二人目が来てくれたか! あはは!」


 冷静でクールだったジャヴァは、突然笑い出した。わからないアリス。


 ジャヴァ「アリスだったか。我々38期生よりも前の世代は全員、ナロートラク一族に殺されたよ」


 「残った38期生は、ただ隠れてこんな女子を守る徘徊しか活動ができなくなっていたんだ」


 「アリスが来てくれてて、ようやくサセネの神官どもが重い腰を上げたようだ」


 「私たちで5人集めて、ナロートラク一族を倒そうじゃないか! なあアリス!」


 「ど、どういうことジャバさん!?」


 という感じで、2人が集まって夜な夜なホテルで話をするのだった。


 という話。


 ナロートラクという一味は、元サセネの星の上位幹部だった。しかし異世界転生2期目として選ばれて、元は交易、情報収集のためにチキュに行けるワームホールを魔術で生み出して移動した人だった。

 その主は、イズス。彼は、トラックによるひき殺しや過労死の一部、理不尽な死を遂げて、かつ「異世界転生の概念を持ち現代に絶望している人」が故郷の星、サセネに転生して、能力持ちで暴れることを発見した。


 もうサセネ星に情報を送ることができず、一方的に3期4期と同じ故郷の仲間を「サセネーゼ部隊」として送り込まれた現状を知る。

 この一方通行の情報と人の輸出に対して、チキュ=地球の現状を見て、「サセネ」と地球で寝返ることになる。


 イズスは、サセネからくる情報交換師であり、現代転生者であるN期生を返り討ちにしては、「サセネから来る転生者の魔力」を吸い取って、金や能力に変換している。


 要は、チキュに寝返った裏切り者であり、反逆者なのだ。


 サセネーゼ隊は過去に何度か結成させたが、イスズにバレて、罠にはまって毎度壊滅、殺されて魔力変換されてきた。


 今回のジャヴァウォックは、イスズの状況、過去期生が殺された現場を知るホムラチャンポジションである。


 そして、アリス38期生は、マドカチャンポジであり……ジャバウォックは3話辺りでマミる。


 その間に、2名集まり、イズスの監視を逃れながらサセネの魔術師として生計を立てて、持ち込んだ魔力を使ってイズス一味を倒していく。


 現代の地球には「魔女句を使う魔素」が空気中になく、生成もできない。


 その代わりに、チキュに来たサセネ星の転生魔術師を殺して絞ってペンダントを抽出することで奪ったりスキル化したりできる。


 ガチャゲーみたいなものだが、リアル死が絡むので思い。


 あとは、新しく39期生も含めた5人でセーラームーン形式でイズスのトップを壊滅させよう!



 で、エンディングはイズスを倒して、こちらに来る転生者が徐々に増えてくる。


 絶大な支持を得たアリスは、彼と彼女らに指示を出す。


「魔力を封じて、自由に生きて!!」


「必要なときは連絡するから、サセネの転生者であることは伏せてね♪」


 という形で、人に溶け込むように指示した。


 そして、金欠だったり金に目がくらんだサセネ星転生者が暴露や「魔術系Youtuber」をやり始めたら、闇で葬る=違反による処刑をする側に回るのだった。


 アリス78歳、全人口の1%を占めるサセネの民の長として寿命を全うした。END。






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