30-16. ★再誕の禁忌 ~たった一度の現代転生者の地獄落ち~ →禁忌キッド
★三行
「俺は異世界人に、再誕の禁忌を使った。義母さん、必ず逢いに行くから」母の病死の前に、異世界からの転生者キドーは再誕の儀を地球人にやってしまう
地球に転生して転落死した五歳児になったキドーは、その母親に助けられて地球の文化を学び、成長していくがその義母が不治の病だと知る
20歳の時、死の間際の義母に提案する。「俺は異世界転生者で、再誕の儀という転生方法があれば貴方を助けられる」
★一言
→禁忌キッド
★五頁プロット
寝ていた時に、草案が浮かんで今、6時50分飛び起きて忘れないうちに描き留めしようと思う。
気づいたら、洗濯機が置いてあった所に、何故か肉の炒め物をしているものが浮いていて、母親がいた。
ワケがわからなかったが、その母親に「ど、どうしたの!? なんで母さん居るの!?」と驚くくと、「どうしたの? ただ料理を作っているだけよ?」と何食わぬ顔でチャーハンの残り物を痛めているようだった。
「父さん! 母さんが! 母さんが今ここにいる! 何でもいいから早く来て!!」 と急いで居間に向かう俺、よく分からないけど、感情がこみあげてきて不思議な嬉しさがあった。
そして、目が覚める。やはり、現実だった……母は、もういない。
ただ枕を濡らして泣いた。
そして、ふとアイデアが浮かんだ。俺は異世界から来た魔術師で、たった一度だけ禁忌の最短の術をした。
その罪を犯した者は、異世界における「輪廻転生」の輪から外れ、地獄の苦しみを受け続ける。
それを知っていながら、俺はお世話になった義母のために最後の禁忌を使ったというプロットだ。
魔法がある異世界の中でトップクラスだったキドーは、仲間と一緒に「異世界転生魔術」を研究していて、偶発からキドーだけ異世界に飛んでしまう。
そこはこの地球。魔素や魔術結晶の素材がないため、魔法は使えなくなっていた。そしてその時は知らなかったが、5歳児になっていて、地面にはどす黒い値が垂れていたのだがキドーは気づかず立ち上がり、状況調査をしだした。
何故か色々な人が探索していて、声をひりだすと女性らしき人が駆け寄って泣きながら抱き着いてきた。
言葉は通じる。だがどうやら俺は、
内容は、俺がリアルで探求している「ダライ・ラマの異世界転生法を現代でやる」というもの。
それを異世界転生モノの逆として漫画化する。
流れは、異世界から地球に来たキドーが、お世話になった母親が死ぬ間際に「再誕の儀」をして、転生した母親の魂を持つ赤子を探しだす、というもの。
ただし、異世界で再誕の儀をすると「輪廻転生の輪」を切ることになり、転生しなくなり地獄で最悪の苦しみをし続けるという迷信があった。
それを信じていたキドーは、最初は迷ったが、お世話になった義母麻里子のために自分を犠牲にして麻里子に相談する。
で、異世界の知識で作った杖や数珠などを使って、赤子を探し出して対面して、義母と対面させて終わる。ついでに寿命も半分削るのだが、それは後の話。




