30-12. 甲質無双 ~超序列異世界で寿命10年だから俺だけ長寿で最強~ →実力より年のお隣話
★三行
氷河期世代の上野達也は、3年浪人から工場労働になり労災事故で死亡する。
女神から「スキルなし」ガチャを貰い凹んだが、寿命10年の異世界なら活躍できると急遽変更して転生してくれた
上野の異世界は、「カプシル」文化で年齢超序列社会であり、前世を持つ18歳の彼は既に長老と崇められていた
★一言
→実力より年のお隣話
★五頁プロットと感想
甲質、パルリパルリ文化、火病など、固有の文化を持つお隣の国の一つを異世界でやってみる。
それは超序列社会! 金や名誉、年による序列を最優先とする異世界で、お隣よりもさらに過激にしたらどうなるか? 考えてみた。
1秒でも早く生まれたものは、それよりも後に生まれたモノよりも「絶対的に上」というマインドが異世界にある、という設定。
そして、異世界のエルフやドワーフ、ドラゴノイドなどの二足歩行人型生物の平均寿命は10年。
成長も適齢期も早くて5年で成熟して、残り5年で繁殖するというもの。
異世界転生した、上野達也は浪人と就職浪人をして工場勤務として働いていた。
彼は、自分よりも若い人が先輩であり、頭を下げて仕事をしていた。
しかし工場で不遇の事故死、で女神から「スキルなし」のガチャスキルを貰って異世界転生する。
この「スキルなし」。異世界に転生しても生物的に地球と同じ状態を維持するという、耐性スキルであった。
もしスキルなしを持っていない状態で転生した場合は、平均寿命10歳の異世界に合わせて転生になっていた。
彼は1才から記憶があり、成長が遅いと笑われたのだが当然だ。
10歳でもまだ小学生、その頃には異世界の人々はもう70歳前後。
一緒に遊んでいた子供は既に寿命で他界しているという悲しい経験をしたのだが、彼はここから
カプシル無双をする。
生まれた年齢こそが、序列の最高扱いされる世界だったのだ。
それ故、13歳を過ぎてからは最高齢となり、常に序列は上となり、村長よりも、国王よりも高くなっていた。(日本でいう110歳)
彼が亡くなる78歳まで、奇跡の人と呼ばれて好き放題できるようになった。
なお、地球から来た異世界転生、転移の人もいたが「スキルなし」を持っていないため、早熟で10歳で平均寿命を迎える。
そのため、カプシル無双とハーレムができるのだった。