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8-7. 2020年の30年後をどう予測する?

8-7. 2020年の30年後をどう予測する?

 今でも量子力学のシュレディンガーの猫のように、状態は確率として表して観測時に確定する考えがある。猫のいる蓋を開けるまで生と死が混在する状態という、納得できないような事象が有力となっているほど、現実でも不可解なものを強引に解釈しているものがある。


 では、霊魂に関する科学はできるのだろうか? 「結果だけが残る装置として認識する」が限界だろう。


 あるリンゴをジャム製造装置の箱に入れると、数秒後に反対側からリンゴジャムが出てくる。中を開けば、裁断してすりつぶして瓶に入れる工場のような仕組みが見える。これが一般的な科学である。

 あるリンゴを霊魂ボックスの箱に入れると、数秒後に反対側からリンゴそのものが出てくる。ごくまれに、リンゴがバナナに変わって出てきたとしよう。しかし、霊魂ボックスの中は見えなくて真っ暗だ。これを科学として認められるだろうか? 無理だろう。 ごくまれにでるバナナが普通であれば、労力を変えずに店で買えばよいのだ。だれも見向きはしないだろう。


 では長い年月をかけて、その変化したバナナが食べたら不老不死になるトンでも食べ物だと判明したらどうだろうか。国や企業はこぞって霊魂ボックスを買うだろう。中身の仕組みが科学的に証明されていなくても、結果とんでもない利益をもたらす変化ボックスなら高値で買う組織は必ず現れる。次第に、その霊魂ボックスを研究開発してより安く、より高確率に不老不死バナナを生産できる装置をコピーする時代になるだろう。


 今手元にスマホがある人は、30年前は人類は何をしていたか考えてほしい。1990年頃はスマホなんてものは無く、固定電話で電話帳片手に並んで家にかけていた。それが当たり前で、その当時の人々は30年後に一人一人が持って指でスイスイする電話機があるなんてほとんど予測できなかった。インターネットプロバイダ、スマホキャリア。技術に先行投資した企業は今や数兆円の世界の稼ぎ頭になるのだ。


 今2020年を生きてきた我々は、30年後の技術がどうなるか予測できるだろうか。新しい霊魂という分野を発見し、それに投資できる民族は「日本人だけ」だと思っている。一度それが成功して、価値があると判断してパクろうとするのは中国韓国、アメリカである。彼らに奪われる前に、日本で一気に定着させ、漫画やアニメのような「日本にしかできないもの」と認識させることが、日本復興の要だと思っている。






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