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29-28. ★呼吸器無双 ~知力を失う毒霧に気づかない異世界魔術世界で、マスクを開発する~ →ガスマスク世代の復讐

★三行

 弧浪直人(ころうなおと)は、新卒で持病持ちだったがコロナ陽性で併発して死んで異世界転生する

 「ウイルス耐性&検知」スキルを得た直人は、転生直後に違和感を感じ、手を布で覆った

 異世界住人はだれ一人気づかない、微粒子の生物が脳を侵食して知能を低下させて死ぬ病、その対策のためにマスクを作るのだった


★一言

→ガスマスク世代の復讐


★五頁プロットと感想

コロナで思春期を過ごした世代は、マジで可哀想だと思う。

もし自分が15~20でこの5年間になってしまったら、色々曲がって捨てていたと思う。


じゃあこのコロナのマスク世代を「永遠やってたら?」という異世界妄想をする。



それは、異世界先には霧というほとんど見えない粒状の生物がいて、それが徐々に吸っている住人の脳を侵食するという怖い設定にする。


花粉アレルギーのように、ある一定までは耐性があるが、コップがあふれるように一定数の霧=粒状の微生物を体内に取り込んでしまうと、発症して死ぬ。


異世界転生した直人は、晴天の森の中であるにもかかわらず、異様なにおいと感触でハンカチで口を覆った。


「なんだ、何か空気に変な生物が混じっている!?」



その後、いつもの馬車が蛮族数名に襲われて大変だ! からの直人が何とか戦うという展開になるが、実際は相手の方が強かった。


少女も美女も、直人も死ぬ! という時、蛮族のリーダーが急に痴呆症のような感じになり、そのまま泡を吹いて倒れた。

もう片方の相方はそれを見て涙し、そのまま武器を捨てて倒れた蛮族を背負って逃げていった。


「ああ神さまありがとうございます……罪深き人に、ホアがあらんことを」


手を合わせて祈る、傷だらけの少女と色々話を聞いて直人は「ホア」という、万人が迎える死について教えてもらう。


実はこれが大気中にある微粒子サイズのウイルスで、一生で一定まで貯まると花粉症のように発動してアホになって死ぬ仕組みがこの異世界の普通、であった。


いま時点では直人はその仕組みに気づいて泣く、「ウイルス耐性&検知」スキルにより、不思議な違和感がありハンカチマスクをして防いでいた。


この異世界には、大気を吸うと病になるという知識もなく、「真実を話しても笑われる」というのが辛い所であり、この物語の面白い所だ。


 馬車で奴隷商人だったギギは蛮族に殺され、自由の身となった3人。

 猫耳妹ミア、うさ耳姉のミミカ、配送員の男性竜族オダエと、直人で4人が移動し始めた。


 移動中に霧があり、普通に抜けようとする3人に直人は止めた。


「この中は避けよう。とても嫌な予感がするし、なんだかウイルス? のような感じがある。いすぎると死ぬかもしれない」


移動役で笑うオダエ。「竜族は勇敢で荒れ! ナオトだったか、人族は臆病者よの!」と単身で折りて霧の森の中を進むオダエ。


「オダエ、俺たちはちょっと迂回するが霧の森に入らないように西に行く。あとで合流しよう」


ミア、ミミカ、直人は霧を避けて迂回して、10分後に合流した。



「ほら、俺の体は何ともない。いつもそうだった。竜族は霧の中も問題ない鋼の肉体だ!ふはは!」


「え、あ・・ん?」


急にろれつが回らなくなるオダエ、そしていつもの泡を吹いてそのまま呼吸が止まった。


「ま、まさか……霧が、霧がホアに至らせるのですか!? 直人さんの話は嘘ではないのですか!?」


「いや、嘘か本当かはまだ断定できない。ただ俺のスキルでは、霧の中は危険だし、通常の大気でも一部変なウイルスみたいなのがある感じだ」


「ミアやミミカも、俺のように布で覆って呼吸する時にある程度粒子を取り込まないようにやってほしい。少しでも、長生きしてほしいんだ」


「わ、わかりました!」


マスクするという文化がない異世界において、口元を覆うことは最大の侮辱であった。


火山や息が苦しい所のみ、呼吸器という特殊な魔術装置を使うことを許可されるが、通常の晴天の村や王都でそれをやることは、罪人など悪人がやることという「共通認識」があった。


元々奴隷の出のミアとミミカは、そこまで知識がなく、直人の指示に従った。


徐々に、ミアとミミカは体調が回復する。マスクをして、大気の粒子やウイルスを取り込まなくなったことにりょう変化を数日で体感して、納得した。



その後、直人は「ナオトマスク」を開発して、異世界住人のマインドを変えて寿命を10年延ばすことに成功する、という話。

後はハニトラや、異世界憎しの敵から襲われたりとかいろいろ入れてみよう。

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