8-6. なろう小説投稿サイトは進化論の縮図
8-6. なろう小説投稿サイトは進化論の縮図
小説家になろう、カクヨム、アルファポリスなど、文字をベースに投稿できる小説サイトは数多くある。私は、その一つ一つのジャンルの変化を「地球の進化論と同じ」と考えている。
サイト1つが大陸1つである。その大陸=大きな国でルールがあり、変更によって生存する種族=ジャンルに違いが生じる。小説家になろうでは、異世界転生とそれ以外を大きく分けて検索結果を変えた事で、転生しないのに異世界モノという「ルールに有利になるジャンル」が生まれた。これが大陸の分断である。
地球上では46億年という長い変化の中で、大陸の分断と結合が繰り返されてきた。進化には分断された1つの種が2つの土地で環境に適した種のみ生き残り別れる茎進化が起きる。茎進化で別れた環境種が再び大陸の結合によって交わることで、生殖できる範囲で大きく種が分かれる冠進化がおきる。この繰り返しによって、種は進化し、離れすぎた同一種は交配でも出産できない別種に変わるのだ。
なろう小説でも同じ進化が短時間で起きると考えることができる。サイト内のルール改変により、大陸は分断され、茎進化がおきる。分離した流行ジャンルは、ルール統合等によってふたたび交わることになり、小説家はそれに合わせたブレンドジャンルを数多く作ることになる。これが冠進化だ。
大きな大陸同士でぶつかって一つになる場合は、小説投稿サイトの統廃合であり、これによってもジャンルが大きく進化するはずである。
私が定説している「なろう天性」は、これらの茎進化、冠進化の先端である人類という地球の覇者になる最後の種=ジャンルとしていつかたどり着くと確信している。
もし、この文章を見てくれた人は20年後にふと思い出して欲しい。今(2040年)ではなろう天性ジャンルが当たり前だけど、当時頭のおかしい予言者がいたということを。