29-9. 多重人格転生 ~気づいたら美少女がベッドで横になっていた。もう一人の俺が俺に手紙を書いてきたのだが~ →俺vs俺のNTR合戦
★三行
双山竜矢は社畜道程のまま過労死で死に、「イケメン俺」スキルを女神から貰ってウッキウキで異世界転生する
早速イケメンとして女を口説いてハーレムしようと森で出会ったら、突然天井が見えて、横に裸のエルフがいた
イケメン俺の別人格から俺向けに手紙が届く。「全部観ていたから口説いて仕込んでおいたよ相棒。また起こしてくれ」
★一言
→俺vs俺のNTR合戦
★五頁プロットと感想
このイケメン俺スキル。イケメン俺というのは多重人格で、双山のイケメン人格=イケ双は双山の全てを見ているが、逆は見えないという制約がある。
映像や聴覚などの5感は、イケ双には筒抜けだが、双山自身の「思考」には一切干渉できない事。
そして、双山がイケ双を任意に呼び出せて、任意で戻すことができるのである。
①双山: イケ双が活動中は一切記憶がない。ただしトリガーとこちらに意識戻しするための条件はある程度調整できる
②イケ双: 双山が起床中の五感は共有できる (思考は分からない)。双山によるトリガー発動によって、双山操作権を失った時から戻るまではこちらは自由に行動してバレない
1話の1ページ目。女神から「イケメン俺」貰ったガチャSSSRだやったー! からの、森で目覚めて「可愛い絶世のエルフ美女」を偶然見つけた瞬間、突然木造の家の「天井」が見えるようになる。
「え、あれ俺、立ってエルフの子を観てたと思うけど。背後に地面があるのだけど……気を失った? ん?」
謎の肌の感触。顔を天井の上から横に移すと、素っ裸ですやすや寝ているエルフが寝ていた。
「え、あ、ふぁっ!? え、え、エルフの子。しかも裸? ってかここどこ!?」
幸せそうに寝ている彼女、こっちも裸。自分の布団をちょっと確認して、何か事後だと確信する。
近くに手紙があり、日本語で殴り書きがされていた。
「全部観ていたから口説いて仕込んでおいたよ相棒。また起こしてくれ」
「え、何この手紙。ってか俺の事を全て観ていた? ってことはイケメン俺のスキルがやったのか!?」
チェリーであった双山は、壁に掛けてあった自分の服を回収して着替え、謎エルフの彼女が起きる前にドアを出ようとする。
「ん、んうーー。あ、双山さん。おはようございます!」
「!?」
裸のエルフっ子が起きてニッコリする。何だか幸せそうだ。
「え、あ……あのー。昨日何か俺、やっちゃいました?」
「?」
「何と言うか、昨日の夜の記憶が全くなくて……」
「///。 あ、もしかしてこのルルフ村のスープが苦手でしたか?」
「あ、そうそう! そのスープでちょっと記憶が飛んじゃったみたいで! 昨日の流れを教えてほしいんだ」
「んー……。双山さん、何か別人のような感じがしますが……」
「えっ……あのー。結構気分変わっちゃうのですよねー」
「私を大切にするって告白してくれたので、一晩を過ごしてこの後一緒に村を出るって話ですよ。忘れちゃいましたか?」
「はぁ!? い、いや。そうでしたねー。うん、村を出る? すぅー……えっと、名前は何でしたっけ?」
「ノル、18歳ですよ。昨日たくさん囁いてくれたじゃないですか///」
「ノルさんね。うん、やってくれたな俺! あ、いやこれからもよろしくお願いします!」
「では旅の支度ができたたら、村長に挨拶していきましょう。双山さん (ニッコリ)」
「そうだな♪」 (どういうことだってばよ……)
この二重人格によるNTR、そして計略によりイケ双を騙して、逆にNTRもやって卒業するなど頭脳戦をやりつつ、ハレームを目指す。
圧倒的なトーク力と男性ホルモンバラマキで女性を虜にするイケ双、真面目で身長でありながら戦闘能力が高い双山。
それぞれ弱点もあり、イケ双は戦闘が弱く統率力はない。双山は性的なことにはとことん苦手だが、ステータスが高く魔法も強く、策略も強い。
この凸凹コンビと、今回のエルフのノル、ドラゴノイド女性のディラ、ドワーフ女性のダジと一緒にパーティーハーレムして魔王を倒して現代に戻ろう! というもの。
魔王は「意識を吹き飛ばして失神させる広範囲必中魔法」があり、パーティ全員が戦闘不能になるが、唯一二重人格だった双山は、イケ双と以心伝心までできていて、イケ双本人が「戦闘に弱い」ことを知っていたためイケ双の希望で、スイッチングを望んだ。
双山は同意して切り替えた後、必中魔法を最後に魔王に打たせてそれを「食らう」。そしてイケ双の魂が消失してしまうが、残った双山は魔王を倒すことに成功する。
最後は自分片方の人格を失ったが、世界を救ったのでヨシ! ありがとうイケ双! と言う感じで「イケ双側のハーレム要因」も最後は全部NTRで総略奪してEND.




