28-30. 実況スパチャ! 今日死ぬ罪人はどっち!? ~実況弁護MTuber郷野は誤逮捕聡子を救いたい~ →ナーロッパ逆転裁判
★三行
炎上系ユーチューバーで毎月100万稼いでいた郷野正雄は、逆恨みで路上で刺されて異世界転生する
大野聡子と偶然同じ所で転生し意気投合、剣士の郷野と魔術の大野で成り上がるが王都で誤認逮捕される
国法で毎日2人の罪人を実況しながら魔術遠隔投票=スパチャを貰い、少ないほうが処刑される儀で郷野は大野の弁護兼演者として壇上に上がった
★一言
→ナーロッパ逆転裁判中継
★五頁プロットと感想
炎上系Youtuberなら、ライブの弾劾裁判があったら面白くねぇ? という直感でやってみた。
郷野は炎上させて暴露して潰されたYoutuberの旦那に逆恨みで殺され、異世界で大野と恋仲となる。
が、特殊な王都では、毎日1人が必ず見せつけ処刑を行うルールで、それによる国民は娯楽として楽しみながら違法なことへの抑止力として効果が出ていた。
大野は銀貨をもって買い物に行っていた中、吹っ掛けられて肉屋と値切り交渉をしていた。
だが、肉屋が激高して暴れ、大野は何もせずに帰った。
後日、肉屋の訴えで大野は誤認逮捕され、数日後に「処刑投票の儀」に呼ばれた。
大野自身が討論するのは許されず、嘘つく可能性があるため、弁護人が1000人もの大衆の前で演説する必要があった。
2人の別々の罪人同士で、どちらが悪かを2人の弁護人が1000人を説得して魔術遠隔投票を行い、多いほうは解放、少ないほうは即斬首による処刑となる。
大野は泣きながら郷野に事情を話して、大衆を見方にできるようにお願いした。
相手方はなんと、馬を殺して食べた罪人ユダであり、その代理人は「肉屋のアルガス」であった。
ユダは、大野たちを襲った蛮族であり、2人にコテンパンにやられた後に命乞いをして解放された悪人であった。
郷野は、馬を殺して食べたユダよりも得票を取り、「肉屋の罪」を明らかにして処刑できるのか!?
雰囲気は逆転裁判、だが民衆の「共感」こそが一番大事であり、事実よりもいかに「被害者面」して共感をされるかと言う、現代のWBPCの共産党の話に繋がるのである。
事実よりも、大衆に被害者意識を植え付けて共感させること、過半数の票を得る事が正義であり、騙そうが事実無根だろうが良いのである。
このアンチ―テーゼであり、郷野は大野を助けるために「事実」よりも「感情を訴える被害者面」を意識した演説をする。
これは、前世で炎上系Youtuberとして培った、感情操作、共感が役に立つ。
オチは、相手の肉屋が感情的になり、郷野のうまい誘導と「その場で録音していた音声」の後出しにより矛盾をつき、前日まで調べていた肉屋とユダの不倫暴力内容の口コミを事前にチラシとしてばら撒いていた。
録音事実+不倫による印象操作+郷野の名演説により、ユダと肉屋の両方が処刑される初めての日となった。
その後、罪人2人の1人処刑は続いたが、可愛かったり無実だと思った女の子を選んで弁護して、命を助けることでハーレムを気づいた郷野だった。
なお大野はその環境で慕ってはいたが、嫌気がさして旅に出てEND。これでいいのだ?




