28-29. 嫉妬姫の執事役 ~無尽蔵に恨み殺せる彼女は、唯一執事を信用しているから困る~ →令嬢と執事のギスギス話
★三行
大学生の北沢義信は歓迎会で急逝アル中で死に、スキルを貰わずに異世界転生した
現代の知識で成り上がった先は、ワガママ令嬢ニアの子守り役であり、彼女が恨み妬むとそのものが不幸になるスキルがあった
ニアは北沢の事を唯一の信頼できる執事として認め、次第に距離が近づくが、金目当ての貴族侯爵が次々と病気で死んでいった
★一言
→令嬢と執事のギスギス話
★五頁プロットと改行
呪い殺せる能力持ちから絶大な信頼を得て、金目当てに寄って来る貴族男をシバいたり距離を置いていくザマァ話。
小説として面白い点が、ニアが破天荒なおこちゃまでありながらものすごい美貌で、毎日貴族の婚約申し込みが来るというもの。
そして、ニアとお見合いして極度に恨まれると、翌日から1ヶ月の間で不幸が起きて死ぬという呪いを受ける。
ニアにはその自覚がなく、その親も知らないが、北沢だけが何故かその能力に気づいてしまう。
それは転生して、地球の時の記憶があり、そういう恨みで人を殺す本「呪いの令嬢」を好きで買って読んでいたからである。
北沢本人は、来ては呪われて死んでいく貴族を悲しく思い、ニアには「恨まぬように」提案するが、やんちゃ娘で暴虐なニアは聞かない。
来る男爵、侯爵はイケメンで性格もとても良いのだが、どうにも良すぎるのでニアには合わないようだ。
北沢の紳士的で、2020年を経験したその知識や行動力にニアは徐々に惹かれていく。
最初は北沢はノースキルの転生者として親は執事として雇用していたが、最終的にはニアと結婚させてハッピーエンド。