28-9 タッチバリア無双 ~3分後に死ぬ時限爆弾呪いを魔王に擦り付けた後にバリアします~ →誰もが通る道、バーリア♪
★三行
木下和樹はトラックに轢かれて死に、女神から「即死時限爆弾の呪い」と「タッチアンドバリア」を貰って異世界転生する
意識がある時に毎分0.1%で、3分後に死ぬ呪いタイマーが自分に発動し、「タッチ」により同格の生物に移すことができる能力で魔王を倒した
数年後、スキルレベルが上がって誰かの不治の病を誰かに移すニコイチにより、僧侶として人を救う旅に出た
★一言
→誰もが通る道、バーリア♪
★五頁プロット
タッチとバリア、幼少期、小中学校でやった記憶がある触ると汚れたり移したりするアレである。
それを異世界転生でやるならどうなるか?
それは、毎分0.1%発動の呪い発動で、17時間活動として 1020分、1日1回くらいの運ゲーで発動する。
発動したら3分後にその呪いを抱えているものは確実に死ぬ。
同格と言うのが条件で、最初は木下本人が持っている状態だが、女神から貰ったチートスキル「タッチアンドバリア」によって相手に擦り付けることができる。
地域によっては「えんがちょ!」という千と千尋の神隠しにでたクモ爺の呪いを切る方法もあるので、それもありではある。
もう30年以上前の話だから、もう覚えてないんだよね、バリアとかそういう遊び。
タイトルでもう決着しているけど、勇者パーティ組んで、3分即死呪いを運ゲーで貰った後に、即魔王城に突撃! 残り10秒くらいの時に突撃して、擦り付けた後に「バリア」で防ぐことで不死の魔王も倒せるという仕組み。
移された側は、呪いに鈍感なら擦り付けられても気付かないため、農民とか市民、ゴブリンくらいならそのままそっと擦り付けて別れるだけでデスノートっぽくやることができる。
が、魔王は呪いを熟知しているので、即死呪いを受けた瞬間に術者にタッチ戻ししたり、「魔王部下が自ら死を受け入れて犠牲になるタッチ受け」をしてくるので、それを10秒間止めなければならない。
その駆け引きのラストバトルは面白そうね。
2部はまた別の展開とする。
毎日1人を擦り付けることをしないと生きられない木下和樹は、魔王との対立や村を荒らす死刑に値する生物を殺してきた。
しかし魔王を倒して魔王勢力は降伏と和解、それにより村を襲撃する魔族がなくなったことで、木下は「擦り付けて殺す罪人」が居なくなったのだ。
擦り付けるのは同格である必要があるため、小さい虫や大きすぎる火竜には移せない。
毎日の信者の殺生に心を病み始めた木下だったが、スキルレベルアップにより「ニコイチ」を習得する。
ニコイチとは、2つの同じ製品が故障した時に、正常なパーツを移すことで1つの動く製品を作るというやり方だ。
2人の不治の病の相談者がいた時に、片方に呪いを木下がニコイチで移すことで一人を生かすことができるようになった。
彼は勇者パーティから自ら脱退し、人々を救う聖者として旅を始めた。
え、毎日発動したらどうするかって?
うーん……信者か、蛮族におしつけちゃいましょ。はい、バーリア!




