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27-26. なんこいスキルで恋愛ループ!? ~結ばれたらら強くてニューゲームリセットして別恋します。触れたら思いだしちゃうから避けないと~ →恋に生きる乙女

 ★三行

 夢見尚子(ゆめみなおこ)は根暗ぼっちだが新卒で高橋洋一と奇跡的にプロポーズから受けるも、大腸がん末期で1年後に亡くなり異世界転生する

 女神から貰った「何回でも恋できる」スキルを貰ってナーロッパに行くと王子から魔王の孫ハーフまで囲まれて攻略していく

 結ばれた翌日、転生直後に時間がさかのぼり、彼に触れた瞬間に記憶を取り戻して二股でもめて、10転生目に一妻多夫制度を作って幸せEND


 ★一言

 →恋に生きる乙女


 ★五頁プロットと感想

 女性は恋と恋愛に生きる生物。でも結婚したら事実上、愛は続いても「恋」は終わってしまう。


 なら、愛に辿りつたら「また恋」できたら最高に女性楽しいんじゃね?



 という男性のシンプル発想のなろう異世界恋愛の設定を考えてみた。


 普通男性のループ物は「死ぬ」とか「特定条件で自分発動」によってループする。

 人間のオスはマンモスなどの動物を狩って、村や家族と共有して戦う生物だからである。


 やるかやられるか、狩るか狩られるかの競争DNAで進化してきた。


 だからジャンプのような友情! 努力! 勝利! のドラゴンボールやハンターハンター? があった。


 今の若い男性からすれば、最初からチート持ってて好き放題ザマァするのが売れているらしいが、そろそろ「整合性破綻したヨイショ異世界」は飽きられて淘汰されると思うんだ。


 ある程度リアルでも通用する、自己啓発的ななろう作品が良いと思うよ、俺は。




 で、女性版。これはちゃお、りぼん、なかよし? みたいな女学生向けの本は、総じて恋愛である。


そして描かれるのは学校で出会って彼と色々ありながらも相思相愛になって、なんちゃらかんちゃら。恋する乙女と結婚? あたりで終わりである。



 とすると、その需要は出会いから恋から相思相愛まで、接触や告白までやってと言う所が「求める需要」である。

 要は結婚して、一緒に生活するのは「エンドロール」であり、そこからは恋ではなく、愛でもなく、いわゆる惰性である。



 もちろん結婚後の夫婦の結束や愛はある。

 しかしそこから先のドキドキは、前の出会いからプロポーズを受ける所までと比べると弱い。

 まあ不倫とか、浮気とか、NTRとかの激情型のドキドキはあるかもしれないが、それは少女よりもレディコミ30代以上の需要となる。



 とするなら、なろう異世界恋愛の10代女子が望む「男性の無双に並ぶ概念」は「連続恋愛」ではないか? と直感した。


 尚子は、ゲームをプレイするかのように男性を攻略していく。

 ただし、特出したチートははなく、「なんこい」スキルによって、強くてニューゲームができる。


 これは、彼女自身は全てのタイムスリップ、巻き戻りの情報を全て知っていて、結ばれた彼は「通常通り」に戻されるが、何かしら肌と肌が直接触れれば、彼はタイムスリップはないけど「別世界線の結ばれるまでの記憶を思い出す」ことになる。



 さて、このゲーム的な仕組みをどのように活用してドキドキさせるか?



 それはこのゲームは重婚禁止であり、最終的には一妻多夫制度に「彼女が法整備」するENDである。


 最初は何度もアタックして失敗、高望み女子のようなリアル対応をして振られ続け引きこもり、最後はとあるフツーの店主アリオが好きになり結ばれる。

 すると時間が戻ってやり直し。アリオを探して語り掛けるもスルーされて落ち込む。そこに別のイケメンが声かけて1週間でプロポーズされる。

 告白を受けるか悩んだときに、一度ダメだったアリオに相談して手を握ると、彼は全てを思い出した。

 また結婚をしようと告白するアリオ、先に告白したときれるタトル。


「喧嘩はやめて!! どっちも好きだから!


 と言っても重婚は死罪。

 泣く泣くアリオを説得してカトルと結ばれる。


 翌朝に再びタイムスリップで、ようやく仕組みを確信する。

 

 そして、世界を掌握するために今まで活用した婚活テクを駆使して「強くてニューゲーム」を活用しだした尚子は無双を始める。



 中盤の面白い所は、要所要所で「結婚記憶ある元ダンナ」に触れて、攻略したい別男のための情報を引き出してチートすることである。


 アリオ、タトル、次執事アム、彼らは結構身近で親友関係だったり、商売仲間で裏情報を知っていたりする。

 その都度、彼女は浮気癖、女の寄り付きを察して「気を苦を取り戻す接触」をその攻略ゲームで割り切って活用する。



 そして最終的には5名の男性陣と恋に落ち、結ばれ、最終的に10転生目には重婚OKにする法整備のために、王子を動かすのだった。


 逆ハー。好意から恋になって、結ばれた絶頂の後に、再び好意の恋ループを繰り返す。



 さて、これは恋する乙女の層に刺さるのだろうか?


 男の俺にはわからないが、ドラゴンボールのような、強敵出現→敗北→特訓!→勝利→和解→次の強敵! のループと同じではないか?


 出会い→好意→恋→行為→故意ループ!?


 こいこいうっさいわぁ!




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