27-24. 摂取栄養素可視化スキルで召し上がれ ~調理師ですけど王子たちの不足栄養素を補う神メニュー作りますね~ →食育なろう異世界恋愛
★三行
田部田代子は調理師でOLとなるもトラック死で、「摂取栄養素可視化」スキルを貰って異世界転生する
他の転生者女子に笑われるも、異世界の食材が体に合わず病死する転生者が続出し、摂取栄養素数値可視化できる田代子は研究する
転生仲間に毒素を除く料理を振る舞い、病死の呪いがある王子たちの食生活を食事担当として復活させ、多重婚する
★一言
→食育なろう異世界恋愛
★五頁プロットと感想
食育のなろう異世界恋愛を男が作ってみた。
大事なのは食生活! 恋! 飯! 美味しい! 女性が得意とする範囲!
となると、料理であり、その料理で差別化するなら「素材を地球から発注」「超料理スキル」「フェンリルに喰わせて懐かれる」等ではない要素。
そう、各自の摂取量をステータスオープンできることで、異世界の料理に適したものを作れるのである!
あと、暗殺などによる「水銀摂取」とかで、狙われている王子が分かったり、犯人を追い詰めたりできる。
そして太りすぎ王子のコレステロール、炭水化物ダイエット等の「ママ役」としての頼られ感や優越感があると思う。
ステータスオープンみたいな感じで、各王子の食事摂取量が分かる。
なんなら、悪役令嬢やメイドが経口摂取した「謎体液」の含有量も調べることでそのあたりの関係も調べることができる!
ああ、これはヤバい!
結構万能すぎないこれ?
犯人探しとかで、食べた肉の分析、成分量から地域を特定したり、遺体にたいしてどれだけ消化が進んで摂取量と体内の含有量を把握して、死亡推定時刻を決めたり。
応用力がありそうなスキルである!
でも女性なら恋バナがやりたいだろうし、館内で王子とその側近の関係とかを、証拠付きで大衆に伝える術があればスカッとカタルシスあるだろうね。
例えば「A王子が昨日B嬢と不倫した証拠は、落ち合った宿屋の食事に含まれるxxx成分! これはこのお店でしか仕入れられていない!」
「そしてみてください! 昨日の店で食べたであろう食材に、このワインをかけると……泡が吹き出します! ではA王子、これを今飲んでくれますか? 試しに私が飲んで問題ないことを証明しましょう」
A王子「ぐっ……俺は断じてB嬢とはそういう関係はない!!」
みたいなね。
田代子自身は、あらゆる人間の摂取した成分、そして体内に残っている栄養価をコンマ単位で視覚して把握できる。
だけど、それを皆に見せたり証拠として提示するのは難しい。
その証明するための工夫や食材、アイテムを揃える所が恐らくこの物語の面白い所だと思う。




