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27-18. 臓器密輸無双 ~不治の病の妹を救うために臓器交換スキルで家族と貧しい村を救う~ →とある独裁国家の拉致放置の闇

 ★三行

 医学生3年目の闇落匡(やみおちたすく)はガンステージ4が見つかり半年後に死んで異世界転生した

 女神から「臓器交換」スキルを貰い、気づくと謎一家に囲まれ母親らしき人が亡くなっていた

 父は貰い事故で借金、妹は不治の病、この一家と貧しい村を救うために、極悪人成敗という名の臓器提供と密輸ビジネスを始めた


 ★一言

 →とある独裁国家の拉致放置の闇


 ★五頁プロットと感想

 中国では毎年100万人 (人口の0.1%)が行方不明になり、闇の臓器提供の元となっている。

 しかも日本以上に監視カメラが多く、分析能力が高いのにトップは拉致行方不明が解決しにくい。

 それは「闇の臓器提供」や「出産用奴隷」という深い深い所で大きな金が動くからである。

 行方不明になった遺族は必死に訴えるが、警察は動かずほとんど解決しない、そんな国である。


 中国見聞 中国、年間100万人の行方不明者

 https://youtu.be/xlLPSEgxMdU


 中国では行方不明の子供たちの悲劇がなぜ続いているのか?民間の取り組み

 https://youtu.be/XRsE3hnaINw


 じゃあなろう展開で「臓器提供を斡旋して稼ぐ側」としてスキルを得て転生したら? という

逆の立場でやってみる。


 普通に考えれば拉致+臓器提供して賄賂を貰うということ自体が悪過ぎて共感されない。

 だから、不治の病の妹と、事故を貰った父が多額の医療費が必要で借金という背景、そして臓器提供や拉致に対してまだ法整備されていない時代という設定にした。

 とあるマンガでも「アヘン密輸は違法」としながらも、それをやって家族を養う、助けるという面目で正義漢を出しているものがある。


 同じように、拉致+臓器提供+斡旋は極悪で日本では違法であるが、異世界かつ「家族を長ける被害者」ならば合法であり受け入れられるのである。


 (たくす)は気づいたら狭くボロイ家の中にいて、目の前には病気で亡くなったのかもしれないやつれた女性が目を閉じていた。


 この一家はアディレ家で、貧しいエルフの村だった。

 この村には鉱山とレアアース製鉄所があり、過酷な発掘作業と、レアアースという魔力調整魔石の洗浄によって土壌や川が汚染して、ガンによるエルフの死亡率が非常に高かった。

 

 時折蛮族がやって来ては、拉致したり暴力したり、金銭を奪っていく何もできない村だった。

 管理している国家は、呪われた村として援助や究明はせず、放置するようになった。


 アディレ家の長男タス18歳に転移した(たくす)は、女神から与えられたチートスキルでどうやって家族と村を救えるか考えた。


 村に来て略奪や殺戮を来る人を返り討ちにして、その臓器をガンで苦しむエルフの患者たちに提供する事で助け、稼いで村を良くしようと考える。



 匡は村長のエルフ女性ミダリと仲良くなり、次来るであろう暴漢を合法的にする手続きを踏んだ。

 暴漢を専用部屋に呼びこんで、一部始終を撮影して「正当防衛による偶然相手が死んだ」こととする。

 臓器提供スキルと、臓器分析の2つを女神から貰っていて、健全な臓器の判別を見た目だけで判断できる。そして臓器交換はその部位を「外から触れることで」スワップできる。


 暴漢「おいなんだよコレは、キレイな奴隷女を案内してくれるんじゃなかったのか? ああ?」


 匡「あなた達には何度も暴虐、略奪されてきました。なので、臓器提供の提案をしますので話を聞いてください」


 暴漢「はぁ? しらねぇよ、早くここから出せよ、死にてぇのか?」


 匡「あなたの腸、半分を金貨2枚 (20万円相当) で売ってくれませんか?」


 暴漢「はっ、うるせえんだよ!」 ブン! しゅっ! (かすり)


 匡「おっと、刃物で殺されそうになりました。自己防衛しますね」 スン! ザっ! (首の頸椎に局所刺し)


 暴漢「!!? ぐあ……」


 匡「彼のは物から守るためにナイフを構えたら、そのまま彼が突っ込んできて倒れかかってきました。彼の手当てをお願いします」



 *** 数分後 ***


 匡「刺さりどころが悪く助かりませんでした……彼を火葬して墓を建てますので」



 この一部始終を動画に残し、警察や政府にこの被害情報を提供して、正当防衛と認められた。


 そして匡は、臓器チェックを行い、妹やガンで苦しむ村のエルフたちを助けていった。


 余った臓器、目、心臓、角膜、それらを真空パック、氷冷の中に交換で入れることで鮮度を保ちながら輸送できるようになった。



 そして裏の裏の密輸を行い、独裁国家の権力ある幹部で臓器交換や手術が必要な人の依頼を受けては、殺しに来た暴漢を正当防衛して提供すことを続けた。


 暴漢が来なくなり、次第に村が発展して土壌汚染も減ったことで生活が改善、他の村に行って「略奪や殺人をする罪人」を探しては、誘導して臓器提供するようになる。


 匡は妹は臓器3か所の交換で完治し、賄賂や臓器密輸で得た金で事故の父の借金を完済して、後豪邸を立てた。


 いつしかガンで見放された呪いの村は、人の命を救う奇跡の村となった。



 そして、別に異世界転生して「探偵スキル」を持つ後藤真由美(ごとうまゆみ)が奇跡の村を訪れるのだった。



 と言う感じで第二部は、同じ日本の2020年から来た大学生による「正義と悪」の戦いになる。


 匡視点からすれば、罪人を裁き、人を助ける立場であるが、外から見れば「闇の臓器売買密輸をやっているボス」である。


 どちらが正義でどちらが悪か、こういうせめぎ合いは面白いよね


 二部のオチは考えてないけど、女性側が道徳的に折れて仲間になって協力して範囲広げるってことでどうっすかね?

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