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27-1. ダブルスパイス ~魔王の孫が勇者パーティに潜入して国王消せって言われたけど、魔王殺せって神と契約させられたから無理~ →二重スパイの重み

 ★三行

 浅見麻美(あさみあさみ)は大学生でトラック轢かれで天界のイケメン神に出会い魔族の孫に異世界転生時させられる

 神殿の石像から魔人消滅魔法を受け取り、魔族の王を消し去る契約で、常に外せない腕輪でライブ配信とチャットが可能

 バレて神が失敗と判断すれば魂が地獄に即落ちる契約で、魔族王は孫に勇者パーティのスパイに入って国王を殺せと依頼した


 ★一言

 →二重スパイの重み


 ★五頁プロットと感想

 イケメン魔王の孫令嬢として異世界転生した魔王の孫令嬢ミーナ=浅見は、猫の眷属ニャーレと一緒に勇者パーティに潜入して国王を消すように指令を受ける。

 アババ国には勇者パーティがいくつかあり、国王は謁見や個別呼び出しウフフができるため、勇者の僧侶女性や魔術師女性は入れ込むすきがある。

 魔王はそれを知っていたため、眷属の孫に勇者パーティに入り込んで魔王を暗殺するように依頼する。



 ただし、それよりも上の契約として神から「アババ国の神殿の祭壇から特定呪文を発して、魔族殺しの術を取得し、魔王を消滅させる契約」を受ける。

 そして外せない腕輪には映像360度を送り続ける機能と、音声によるチャット機能がついている。

 外したり、魔王にスパイがバレたら神の判断でこの異世界転生者浅見の魂を消し去り「通常の魔王の孫令嬢ミーナ」に戻す、と言う最上位のルールが課された。


 転生時にこの契約にサインしているため、守れないと即死亡=魂の消滅が起きる。

 ※序盤では明かさないが、封じられて浅見に上書きされたミーナの自我は残っていて、あとで魂の対話交流ができる


 そう、この時点でダブルスパイなのだ。魔王が勇者パーティに入り込んで魔王を消せというのがスパイ、神が浅見にバレずに魔王を殺す術を取得して魔王を消せというのがダブルスパイ。




 で、実は神自体があくどい悪の根源で、裏の裏で「神にバレずに神殿の石像4か所を一度に破壊する」という最終トリプルスパイミッションがある。


 これは後で元魂のミーナや魔王、猫の眷属ニャーレたちと情報交換することでその域に到達するのだが、それは最終あたりで。


 大事なのは、神には常に外せない腕輪で映像は360度取られていて、音声も正確に聞こえてて「バレたら即死」というプレッシャーだ。


 魔王の孫の令嬢ということで、魔王城の近くで転生するのだが、「神は魔族が多い魔のエリアでは意思疎通ができない」という条件がある。


 だから、魔王の領域から出ると、360度腕輪を使わずとも浅見ミーナの脳内を調べて、意識も探ることができる。





 ここまでの設定でピンとくると思うけど、神には「神殺しのやり取りが即バレしちゃう」ということ。

 魔王がいる拠点のみ、神が浅見の脳や体にアクセスできず、「腕輪による映像と音声」躬恒にやり取りできる。

 

 逆に言えば、その間は「脳の思考とかはバレることがない」というもの。


 だから、もしデスノートのLみたいな策士じゃなければ、「神殺しのやり方」や「神への疑い」を魔王エリア以外で画策した時点で終わり。浅見の魂は神によって消されて、ミーナのみにになる。


 ミーナ自身は、後で浅見との2つの魂で交流することになるのだが、これも同じく「魔王エリア」以外で対話すると全部神にバレる。



 うん、ザファブルの漫画の「常にボスから監視されている」ってやつのヤバい版だね。

 ちょっとだけネタバレすると、主人公の女と男には手の中に小さい盗聴器が入っていて、常に上のボスは会話とか位置が丸見えと言う設定だ。





 これどうすんの? って話だが、ざっくり流れを書く。

 ①浅見はトラック事故死で神から「魔王殺しのスパイ」をやれと無理やり契約させられる

 ②神は魔王の孫ミーナ5歳を異世界転生によって乗っ取り、魔王殺しを託す

 ③神から貰った腕輪で映像みせたり、音声でこっそりスパイしながら魔王城探索

 ④魔王から「アババ国の王を消すために、勇者パーティに入り込め」との指示を貰う

 ⑤眷属ニャーレを託され、普通の猫としてアババ王国に侵入する。 ※この時点で浅見の思考は全部神に筒抜け


 ⑥神の意思疎通筒抜けを知る。チートスキル色々で合格、勇者パーティの闇魔術師として「魔王討伐」を任される


 ⑦魔王エリアに入る勇者一行。ここで神の意識通信は途絶え、腕輪交流になったことを浅見走り、魔王エリアでは「脳内思考」が読まれない事を確信する


 ⑧色々あって、勇者たち5人は魔王と闘う。浅見は察しながらも、魔王を傷つけず傍観。他4

似んを裏切り全員殺した


 ⑨ミーナは唯一の魔王討伐の生き残りとしてボロボロに自演して帰還。王の護衛は厳しく暗殺は出来そうにない


 ⑩再び勇者パーティを組みなおし、次はミーナ自身も消されるという背水の陣で再び魔王討伐に向かう。ここで現代転生者の南和人(みなみかずと)と前世語りでお互い思いだす。 ※魔王エリア


 ⑪腕輪にバレさせないように上手ーく和人と調整して、情報交換し「神は実は悪者で、和人含めて魔界や国王を混乱させる存在」と分かる。


 ⑫元ミーナの魂もココで意識を取り戻し、浅見、元ミーナ、和人の3人で腕輪にバレないようにこっそり対話する


 ⑬さらにこっそり、魔王にも真実を伝えて「神の神殿と4つの離れた石造を同時に破壊すると

極悪神が消滅する」碑文も魔王の奥底から見つかる。当然腕輪にはバレないようにする


 ⑭神の腕輪にバレないように自作自演して、勇者パーティは魔王にミーナ以外全滅させられて「魔王洗脳」させられて王国に戻った時に大暴れして殺す算段を神の腕輪に伝わるように伝える。


 ⑮魔王エリアを出て、精神全部筒抜け状態でミーナ魂は眠ったふり、和人も魔王洗脳されたふり、浅見は国王を殺す殺気で本来の意識を殺しながら国王から謁見を受ける。


 ⑯形上は、勇者たちは魔王を見事討伐して首を持ち帰ったという体で謁見し、隙を見せた所で魔王洗脳された勇者たちが大暴れして国王を殺すというもの。


 ⑰国王は瀕死で脱出、アババ王城の祭壇で神から指示された呪文を言い、「魔王殺しの魔術」を取得。これは眷属猫や勇者に見れないようにこっそりやる


 ⑱で、魔王には闇勇者パーティと浅見で「偽物の国王の顔」を持ち帰らせて、いよいよ神が望んだ孫による魔王殺しを進める


 ⑲が、ここで浅見は「魔王殺しの術式」が発動しないとわざと演技して、再び祭壇に戻って授与して確認したいと神に提案する。


 ⑳神は承諾。闇勇者パーティと一時的に離れて、裏口から祭壇に向かう。


 ㉑ここで既に闇パーティ和人達は魔王と連携して、魔族ルートの裏の裏から他3か所の神の祭壇にこっそり向かっていた


 ㉒浅見は神の意識をこちらに引き付けたまま、再度魔王殺しの術式取得の儀の呪文を唱える


 ㉓神は確実に浅見が術式を確認したことを脳内で伝えた直後、祭壇の神の像を意図して破壊した


 ㉔驚いた神、謀反として浅見魂を消そうと行動を取る。この時点で、神は残りの3つは絶対に破壊されないという自信を持っていた


 ㉕実は魔王エリアの時に時間調整していて、闇勇者パーティが同時刻ピッタリに破壊していた。神は浅見の魂の消去中に4石像が破壊されて消滅する


 ㉖浅見は見事、悪い神を消滅させ、魔族と国王を救ったのだった、が神の最後の魂消去により、浅見の魂はあと少しで削り取られて死ぬこととなる


 ㉗闇勇者パーティが浅見のいる祭壇に到着、浅見は全てを話して、眠いっていた元ミーナを呼び起こす


「ミーナ、おきて。私はもう旅立つ。和人や他の勇者の方と一緒に、魔族と人間が共存できる世界を創って。じゃあね」


 コレを期に、浅見の魂は消滅、ミーナが100%取り戻し、国王の元に戻り「魔王の孫」である事、そして魔族の和平契約を持ってきた。


 国王は承諾し、魔王と国王の凱旋パレードをやって終わり。ミーナと和人は、この異世界を救ってくれた浅見をふと思い出したのだった。



 みたいなね。二重スパイじゃなくて、三重スパイだったというオチ。

 ダブルスパイスは、2つのスパイではなく、スパイス=刺激=裏の裏の仕込みが2回あるってことで、魔王による国王殺しの勇者パーティスパイ、からーの神による魔王殺しの二重スパイ、からーの、魔王国王連合による悪徳神殺しの三重スパイってことね。


 どうかな、今回は裏の裏の監視で出し抜くキラとLの戦いっぽいのを女性版でやってみた。






山鹿美幸は山となり、愛する息子の恋人を選びます ~孤児ヴィオの24年の軌跡~ →山という母性





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