26-25. 賄賂無双 ~究極共感党員幹部の俺は完全賄賂スキルでハーレムする! 逃亡してももう遅い~ →とある国の仕組みを伝える
★三行
像和井成之は零細社長で、不正入札により仕事が全部奪われ倒産、家族のため保険金自殺する。
神から「贈賄で不正に殺された」事をしり、詫びチートスキル「絶対賄賂」で、賄賂が横行する異世界に転生する。
企業から裏賄賂で癒着、好き放題女も企業も掌握して国内1位を取るも、究共に目をつけられて剥奪、国外逃亡に失敗して処刑される
★一言
→とある国の仕組みを伝える
★五頁プロットと感想
絶対賄賂「perfect bribe」による、究共の成り上がり崩壊話。
コレの根本は、おとなりC国のとある党の仕組みと闇を「日本人にも伝える」ためのなろう話。
中国生まれ、中国育ちで日本に帰化した石平さんに読んでもらい、「コレとても近いよ! よくできてる!」と言われるような作品にしたい。
ずばり究極共感党 (※以下、究共)がキュウキョクというデカい国で生き残るための話であり、癒着、賄賂、贈賄のガチもんを伝えるための内容だ。
まず日本人は「法の上に究共がある世界」を1%も知らない。知ろうとしないし興味がない。
しかし、キュウキョクという異世界国家の中の住人は、常に「究共の権力争いと付帯」の意味と価値を無意識に知っている。
普通の健全な資本主義国家においては、企業の強さは「自己資本比率」であったり、成長率=
総資本増加率であったり、毎年のBS/PLだったり色々要素はある。
自己資本増加率=(今期自己資本-前期自己資本)÷前期自己資本×100
総資本増加率=(今期総資本-前期総資本)÷前期総資本×100
でも究共の国では、これら健全なステータスに加えて、「究共の癒着度と結束度」というのが追加されていると思って欲しい。
成長率や自己資本率が例えとても高い数値であったとしても、究共癒着度が0だったら、「倒産する」のである。
この怖さを知って、初めて「法の上に究共」という国の異常さが分かると思う。
このなろう小説や漫画を通じて、究共のリアルな恐ろしさと「日本の凄さ、誇らしさ」を知ってほしい。
その願いから、ちょっと過激に書く。
像和井成之は、父から継いだネジ工場の長男、父が定年退職して成之が継いだところからスタート。
うん、半沢直樹の序盤のアレだね。ネジ工場の社長は重要な案件を政府から受注して今まで耐えてきたが、別の競合B社は賄賂によって情報提示を受け「公開価格の調整」や競り勝ちを繰り返して、成之の会社を「潰そうとした」。
そして零細で体力のない成之は1件も受注できず借金が返せず破綻し、自殺する。
2人の子と妻の生活のため、保険を頼りに「家族に告げずに」逝ったのだ。
で、神は憐れみ、チートスキルを選ばせてから異世界転生するチャンスを提案する。
ついでにB社の賄賂と成之社潰しの事実を伝えて、成之はキレた。
完全賄賂: 成功率100%で裏切り逃亡は相手の死+賄賂返却、既に別で受け取った場合は100%こちらで上書きして洗脳する、言いなり奴隷になる
という恐ろしいチートスキルを貰って、キュウキョクという異世界国家に転生する。
文字の通り、ハーレムして、美女も企業も完全賄賂というチートスキルで囲い込みを行い、受注案件も全て通して、成功報酬賄賂を貰い、それを他の権力者に賄賂として渡して掌握する。
その繰り返しで、2年で金も名誉も女も全て手に入るようになった。
道中、裏切られたB社の社長や部長に似ている会社を見つけて、同じく賄賂で成り上がっていたので、こちらのチートスキルで上書き。
ザマァしながらB社似の企業を賄賂でぶっ潰してスカっとするのだった。
だがここから雲行きが怪しくなる。
法の上に究共、何でも手に入るはずだったのだが、キュウキョク国が財政難になり、地方政府は金の無心のため優良企業、権力持ちの企業や究共トップ層から金の収奪が始まった。
企業に対して完全賄賂は使えるが、内部闘争には使えない。究共の幹部には、他と同じ金額の積み込みや交渉、癒着や結託をしなければならない。
今まで企業には100%の絶対スキルで楽をしていた分、究共の内部闘争と言うどす黒いやり取りと交渉を「一切」やっていなかった成之は、ギンペーという究共の新参者に全てを奪われる。
まだ資産があった成之はそのまま美女や金を抱えて国外逃亡を企てるも、検問所で
引っ掛かり、企業スキル100%の絶対賄賂を使うも「究共の犬」であったため効果発動せず、捕まり、適当な罪状を吹っ掛けられて死刑となる。
まあ実際、ジャックマーとか、テンセントのトップとかは漏れなく同じ感じで収奪と追放で身ぐるみはがされて、究共に企業を乗っ取られてるからね。リアル問題。
現実は小説より奇なりって、ホント今のある国は財政困難と少子高齢化、死者偽装による国際信用度の失墜、さらに究共の国民が不満でキレだすということをやっている。
で、賄賂やそのやり方については、ぶっちゃけ向こうの国で実際に携わっている人や企業の「監修」を入れた方が良いね。
俺も動画や本で、賄賂のえげつなさ、非道さ、冷酷さ、そしてそれに関わった人達の悲惨な結末を知っているからある程度は書ける。
特に大事なのは、究共は社会主義国家でありながら、賄賂と自由競争を完全放置して「全員有罪」ってことにしたことね。
これにより、キュウキョク国家の中で育ったトップ10は、漏れなく賄賂で育って勝ち抜いた層であり、不正なしにここまで上がれないってこと。
そして究共は、必要な時に調べれば「あらゆる企業の不正」をでっちあげたり、暴露して社長を逮捕して、同じく賄賂で企業を潰して国有化が出来ちゃうってこと。
これが大事!
例えるなら、常に人狼で誰が誰か分かっている「究共」が大多数いて、いつでも殺せる。その環境の中で、蟲毒による競争をさせて放置している。
コレでしか生き残れないのよ。だから、放置して実った=運よく勝ち残って稼げるようになった企業は、美味しい果実としてもぎ取るわけ。
ここまでしないと、究共の賄賂による国家維持ができないわけ。貧乏すぎてね。
普通の資本主義国家なら、不当に会社の情報を抜いたり、ありもしない罪状で逮捕して「国有化」なんてできないでしょう。
それが出来ちゃうのが今、ホントレアケースだし、こんなに賄賂国家が「でかくなる」なんて地政学上ありえないのよね。
でもアメーリカが豊かにしたらきっとまともな資本主義国家になる! って思い込みで投資したり輸出や技術提供して、どこかの国が「人が多くて安くてデカい市場」と勘違いして
工場移転や技術供与して、全部すっぽ抜かれて究共の立ち上げた企業に全部特許を奪われてポイされたり。
うん、そんな判断の誤りの30年のせいで、これだけ肥大化してしまったわけだ。
普通の賄賂国家なら、賄賂による利益供与よりも「賄賂によるリスクと健全な競争のなさ」で一定数から伸びなくなるのよ。
でもさっきの2国の判断ミスによって、急成長。技術奪われてポイされて、今さら「あれ? やばくね?」と思って警戒してもお寿司。
まあ、もうそろそろ債務超過と信用失墜、トップを降ろされた易姓革命によって、多少分裂と統合、戦争によって落ち着くと思うよ。ロの含めて連鎖的にね。
今回は政治、地政学、歴史も絡めて書き残したけど、これはアリだとおもうのだよね!
キュウキョクで生まれ育った人なら、ああ! これあれだー! ってなるだろうし、知らぬ日本の読者も「へぇそうなんだぁ」ってなる。
で、流石に色濃く今のリアルの名前に近いのを出すと、恐らく検閲に引っかかって向こうから苦情出たり挿し留めされたりするだろうね。
そのあたりの調整は、漫画家に任せよう。




