26-21. グロ免疫解除無双 ~倫理観正常化と涙で感化してクラスを救う~ →なろう読者層が気づかないゲーム残虐性
★三行
八神学園3年C組は修学両行バス丸ごと異世界転移して、バラバラになった南野よもぎ(なんのよもぎ)は「倫理観正常化」スキルを貰う
勇者トオル、僧侶ナミ、魔術師マコトでは同じスキル判明の儀で同学年転生者数名として王の依頼で魔王を他の死に行く。
臆病な友人トオルがゴブリンを両断し、蛮族を笑いながら切り捨てる所を見て涙し、吐いた。よもぎの涙に触れたトオルは、倫理観正常化で洗脳が解けて吐き出す
★一言
→なろう読者層が気づかないゲーム残虐性
★五頁プロットと感想
「なんかなろう転生する主人公って、平気でゴブリンや蛮族切り殺すけど、ゲーム感覚なのかな?」という素朴な疑問から作った設定。
それは、倫理観と道徳観が現代に「戻る」というチートスキルである。
俺は、感受性が高めなので「牛豚鳥のトサツ」動画を見ると悲しくて閉じたくなる。でもそれは毎日起きていることで、人間が豊かな生活をするためにやっていることで、人としての罪として受け入れている。
おいしんぼで人は生まれながらに罪を抱える。生きながら他の生物を〇しているのだからってね。
ヴィーガンの方は直接肉は食べないが、牛の乳であったり卵、植物はOKといって命を刈り取っている。俺からすると罪は同じである。
で、倫理観正常化のゴミスキルを選んでしまった、南野よもぎは、一緒に転生してきた学生の仲間がバッタバッタと殺しているのを見て、泣いて、吐いた。
これ、彼女正常だと思う? 異常だと思う?
俺は、彼女「が」正常だと思うよ。他の、ゲーム感覚で切って殺してを平然とやれるようになった学生が異常になってしまった、倫理観を失った、グロ耐性を持ったという解釈をした。
そう、なろう小説や漫画アニメの99%にケンカを売るテーマである。
当然ね、主人公やヒロインは「感情的なコロシ」は基本的にやらない。後始末は現地人の仲間や、勝手に自滅するかどうしようもなく「殺されないために殺す」という感じでやっているだろう。
可愛い奴隷女性を、邪魔したからと切って殺す、そんななろう作品は売れないのでやらないだろう。
じゃあ、恫喝しようとした「オッサン蛮族」は有無を言わさず貫いてよいか? という倫理観だ。
最近のなろうの何が凄いって、ゴブリンとかオークとか見た目が酷いオスなら、秒殺してOKという風潮である。
ゲーム感覚で、ふわっと醜いゴブリンが出て「フェードアウトするかのように」アイテムと金を落とす、そんな感覚をなろう転生先で平然とやるのである。
だから、「倫理観正常化」は他勇者のような残虐行為に、泣いて吐いた。そして、彼女の涙が直接勇者たちに触れることで、「倫理観正常化」は一時的に作用する。
楽しそうにゴブリンたちをぶった切ってた友人勇者トオルは、よもぎの涙を受けて正気に戻る。そして自分の残虐性と、数分前の行動にドン引きして、さらに他の残虐の魔法使いやヒーラーを見て絶望するのだった。
彼らは、なろう転生によって倫理観を失い、平然と殺し、血が噴き出て命乞いをしても切り殺す悪魔となった。
結末は、彼女が勇者パーティーを説得し、全員に涙を触れさせて正常化させ、魔王討伐を進める。ただし、普段よりも殺しはせず逃がすか説得する方法を取る。アンダーテールの
ピュアPルートみたいなもの。
他のバス転移者パーティは、「倫理観正常化」のスキル持ちがいないため、ジェノサイドGルートでひたすらLOVEしていく。
魔王リヒトは「幹部の暴走と独断」によって攻め込んだことがわかり、謝罪、和解を求めるも、Gルート勇者は残虐性、おれやっちゃいました?とゴミスキル無双というテンプレで殺しに来る。
一方、「倫理観正常化」のPルートパーティ一行は魔王と和解すべく、G勇者たちと闘うのだった。
最終的には魔王とPグループが和解して平和END。
「倫理観正常化」彼女の涙とを転生者全員で聖水として共有することで定期的に思いだせることに成功。
なお、「倫理観正常化」を一切しないまま長期で治療対応しないと、完全に異世界に同化してしまい、地球や現世、倫理観を全て失って「なろう転生民」であることも忘れるという悲劇が待っている。
みんなはどっちが正常かな? 殺しやトサツ、それをゲーム感覚でばっさばっさとやれる方が「普通」?




