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26-19.  洞窟ディフェンス無双 ~砂になった俺は土地開発の地主を追い出し貧しい一家のために献身する~ →山の守り神様

 ★三行

 山木石也(やまぎいしや)は土木員としてハーネスが破損して転落死、洞窟に異世界転生する

 地主ヤヴァンはレアアースのりーぞーと開発のため山の視察に入るが、唯一の砂操作で脅かして撤退させる

 国に山が売却された後、貧しい片親家族が迷い込み、彼女たちのために衣食住を提供し、侵入する蛮族を撤退させる話



 ★一言

  →山の守り神様


 ★五頁プロットや感想

 砂だけ操れる山木は地主を脅かして追い出し、貧しい家族たちの隠れ家として保護するという割と暖かめの話。


 大事なのはこの転生者、砂を磁場で動かすこと「しか」できないのである。

 だから、山自体に転生した彼は、向こうの住人とは「砂による文字やり取り」か「絵」しかない。

 言葉も出ないし、意思疎通もできないため、四苦八苦しながらも「山の神」としての最善を尽くす。


 まず地主ヤヴァンは悪役。土地開発のため、キレイな山や川のある一帯を高級リゾートとして再開発して、工場も建てて汚水を流してレアアースも掘ってウハウハを考えていた。


 しかしその言動は山本に聞こえ、地主ヤヴァンには自然の驚異、砂による目つぶしや幻覚を魅せることで撤退。

 呪われた山としてリゾート開発は中止となり、人は離れていった。


 その後、ヤヴァンも維持費を嫌がって国に山を売却。山の公園のよう共有物となった時に、貧しい片親家族が路頭に迷って山を訪れた。

 ミア、リネ、アーネの3人。母とその娘と息子である。


 不憫に思った山木は、砂で洞窟に案内して一夜休ませる。そして、わざとウサギやシカを誘い込んで躓かせて角が引っ掛からせて餌を渡した。

 体力をつけた3人は、山の神と感謝して徐々に成長していく。


 途中、暴漢やゴブリン、奴隷商人などが山の近くに来て人探しをやってたりするのだが、そこはタワーディフェンス、いや洞窟ディフェンス。


 PSのトラップ系ゲームの様に、侵入者を重症にして追い返す。そして3人家族の存在をバラさず、何グループも撤退させる。


 3人家族の家の構築手伝いもして、ついに土神さまという形で「砂の文字やり取り」も可能となる。

 そこで、文字が読める姉のアーネにお願いする。


「俺が現代転生者で、前世の地球の文化を本か何かに残したいから協力して欲しい」


 アーネは山上様の言い伝え通り、活版印刷のための資金集めと素材集めをするのだった。

 山木は徐々に神の力を失い、最後は意識がない山と同化することを感じた。


 残された2か月で、「山神の本、ヤマギ」を作り上げて、お供え物を貰い、山と同化して満足するヤマギだった。




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