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26-11.  魔通話交換手無双 ~遠距離魔通話の交換手として重要話を盗み聞く!秘密で脅せば好き放題~ →交換手の栄枯盛衰

 ★三行

  ドコデモ社の受託で過労死した通信(とおりしん)は異世界で3GHzの低周波数認定で同僚から追放される

  遠距離通信を魔術で応用した彼は中継の交換手として同じ帯域のゴミ魔術師を集めて会社を立ち上げる

  魔通話情報のお得意さんから重要情報をメモって活用した通信は、バレて会社追放される。すぐにオートマタ魔通話増幅装置が発明され、交換手は全て廃業した


 ★一言

 →交換手の栄枯盛衰



 ★五頁プロットとか感想

  交換手という職業が、日本にあったことを「日本人」はどれだけいるだろうか?


  会社で言いう内線番号を繋ぐことを物理的なピン挿しによる入れ替えで行う職業だ。


  当時は割と人気な職業だったそうな。


  今でいうと、ドコモショップのコアなイベント企画スタッフみたいな? 


  飛脚も交換手も、エレベーターガールもそうだけど、一躍花形とされて男女が「なりたい職業」として選ばれたとしても、時代の流れで不要となり廃業となる職業はいくらでもある。



  その中で、完全に復活することがない職業として、俺はこの「交換手」を1位にあげる。


  飛脚やエレベーターガール、人力車みたいなものって物珍しさと「日本文化」として象徴として、富裕層向けに一部存続維持しているものがある。



  それは、対人かつ常にいつでもというものではない体験を提供できるものだからだ。



  交換手は、人力車やエレベーターガールというような体験ではなく「仕組み」を提供する人力補助である。



  だから、機械の方がより正確で速くできるものについては、完全にとってかわられる。



  交換手のそのはかない職業を知ってもらうために、なろう転生でネタになってもらった。



  実際リアルな交換手は、常に「お二人の会話」は聞いている。

  そして、こっちにつないで! と交換手に声で依頼すると、そのままピンを差し替えてべつの人につないだりする。

  で、戻したり、の手際もそうだし「コミュ力お化け」でないとやっていけない位大変な職業だ。


  常に状況把握しながら、適切にお客さん=通話者を繋ぐということで緊張感ある仕事だと思う。何度かミスったら、常連さんが交換手の指定とか外すかもしれないし。


 シュハの儀で480THzの可視光の魔術師が大半の中、3GHzの低周波が確定して相手にされなくなった通信(とおりしん)は現代の通話技術を思い出して無双するというもの。


 しかしながら、交換手は全通話を把握している、というか交換手自体が媒体みたいなものだからね。


 その盗み利きを利用して、秘密情報を握って脅したり、金銭とかやろうとする人もでてきそうだね! ってことで通信君が欲望にのまれて闇落ちするって話。



 まあでもリアルでもそうだけど、交換手という職業自体が、機械化で完全に消滅するのだから、魔術法違反で逮捕されて投獄されてもされなくても、先細りで廃業していたわけ。



 こういう諸行無常の話って、俺は好き。


 そして、日本人に「こんな職業あったんだ」って思ってもらえたら嬉しい。


 ま、俺は一度も「交換手」を利用した通話なんてしたことないけどねぇ!!

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