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26-8.  色石薔薇子は砕けない ~感情が読める白腕輪を超有能スパダリにあげたら詐欺師だったから夜這いは男で受けさせます~ →ホモは嫌いじゃない

 ★3行

  過労死したオタクOLの色石薔薇子は、神のお詫びで白腕輪を貰って転生する

  リアルDVする悪役令嬢の王子に二束三文で売ることになり、王子の感情が読めた薔薇子は悪役令嬢の悪事をバラシて追放する

  王子から脳筋旺盛ハウラと、知略スファレの執事を貰い、スファレに腕輪をあげたら令嬢を食い物にする詐欺師であることが分かった


 ★一言

 →ホモは嫌いじゃない


 ★五行プロットや感想

 くノ一有能だけど暗殺ってパータンの女性恋愛版もアリなんじゃないか? と考えた

 名前や設定は「天然石」から https://www.kenkengems.com/?mode=f15

 スファレライト(裏切り)、ハウライト(純粋無垢)のスパダリ異世界恋愛もの。

 主人公の色石薔薇子はインカローズ=ロードクロサイト=パッションローズ(愛夢情熱)。

 インカローズの硬度は3.5~4で脆く、砕けやすい。デリケートってことで女性にぴったり!


 くノ一と同じように、転生直後に腕輪の解説してもらえず、通りかかった王子に二束三文で腕輪を売ることになるが、それで装着した王子の心が全部読める用になり、ガチ悪役令嬢の妻のDVで悩んでいた。

 薔薇子は王子の声を頼りに城に行って謁見、上手く説得して仲良くなり、悪役令嬢妻の悪事をバラシて追放する。

 王子はお礼に2人の執事をプレゼントする。純粋無垢なハウラと、知略のスファレだ。


 スファレ CV:置鮎龍太郎(うさ耳仮面)

 ハウラ CV:石川界人(ダンベル何キロ持てる?街雄鳴造)


 で、ここからは「いきなり修羅場」ネタで終盤の面白シーンを妄想する。

 スファレは色石を篭絡して全財産を奪おうとするが、感情が読める薔薇子は上手にかわし続ける。

 しびれを切らしたスファレは、夜這いと媚薬で既成事実を作ろうと企てるが、当然バレてるのでハウラに女装させて入れ替え、薔薇子は隣で壁耳するのだった。



 ハウラ「薔薇お嬢、マジで俺がこんなことやるんすか?」

 薔薇子「ええ、スファレが侵入してきて色々言ってきても、『やめてください……』って裏声で対応しなさい。これ私の香水とカツラ」

 ハウラ「え、ええ…… (シュッシュ) あの根暗スファレが夜這いとか考えられないですけど」

 薔薇子「まあ見てなさい。何があっても暴力はダメよ! 私は隣で監視しているから、安心してね」



 ***


 スファレ (よし、裏口から侵入できた。あとは色石を手籠めにすれば、妹を、弟を助けられる)


 スファレ (ふふ。この香り間違いない。あとは秘薬を練り込めば誰だって落ちる。ちょれーw)


 スファレ (ベッドに侵入成功。あとは口説き落とすか。色石は初心だからこういうのは慣れてないだろうなぁ)


 薔薇子 (よくもまあ私に全部ばれてんのに言ってくれるわねぇ!)


 スファレ 「色石お嬢、スファレです。あなたに恋してしまって、今ここに参りました。熱い夜を過ごしませんか?」


 ハウラ「……」


 スファレ 「抵抗しないなら、受け入れてくれるのですね。愛しています」


 スファレ (ん? 何かやけに体がごっついな。こんなのだったっけ?)


 ハウラ (助けてお嬢! マジでスファレ俺の事をお嬢と思ってる! 背中でもぞもぞしてる!)


 薔薇子 (あれ? 腕輪はスファレだけのはずだけど、もしかして今ハウラにも腕輪触れてて感情が読めてる?)


 スファレ 「なんでずっと後ろを向いているのですか? もっとこちらを見てください」


 ハウラ 「や、やめてください……(裏声)」


 スファレ (ん? 何か声違う、いやでも髪型や香りは間違いない。まあいいや、下部に秘薬を)


 スファレ 「俺、もう君の魅力に溶けちゃいそうだ。ほら、触ってごらん」


 スファレ (パンツを脱がして、そして……ん? 何か違うのが?)


 ハウラ (ころす……ころす……)


 薔薇子 (スファレ、やっちゃえー!)


 ハウラ (殺す! 殺す!)


 スファレ 「ああ! なんという握り、握力! 色石お嬢、そんな……」


 ハウラ 「俺はハウラで男だ。スファレ、てめー何夜這いしてんだぁ!!)


 スファレ 「え?」


 スファレ 「あああああああーー! (ゴチン) いてっ……うわぁぁぁぁっぁ!!」


 スファレ (どどどどいううこと!? お嬢は男、いや入れ替わった。ちがう、バレてた。何故? それよりも俺の伝家の宝刀がよりにもよって男に握られるとは……一生の不覚。待て、この後ハウラに殺される! ヤバい!)


 薔薇子 「まずい! ハウラ待って今行くから!」


 ***


 スファレ 「前が見えねえ……」


 薔薇子 「ちょっと! ハウラ何やってんの!」


 ハウラ 「お嬢、すみません。感情が抑えられなくて……」


 薔薇子 「何とかMPあるから蘇生魔法で顔は何とか復元するわ」


 ***


 スファレ 「さっさと殺すなり、突き出せよ。顔を直す必要はなかっただろ」


 薔薇子 「スファレ、あなたはとても有能な参謀なのに、なんでこういうことをするの?」 (知ってるけど)


 スファレ 「……」 (親父に俺が死んだのが伝われば、妹たちは解放されるかもしれない)


 ハウラ 「スファレ、てめーはお嬢を何だと思ってる? 俺と仲良くしてたのも、騙すためか?」


 スファレ 「ふんっ、ハウラのような脳筋にはわからない世界だよ。過酷な世界を生き抜いてきたからな」


 ハウラ 「あんだと!?」


 薔薇子 「待ってハウラ。私には、スファレの才能と知略が必要なの、黙って聞いていて」


 スファレ (俺を懐柔しようとしている? いや、もう遅いんだよ。もう死ぬしか……)


 薔薇子 「ワタシね、あなたの気持ちをちょっとだけ読み取れる能力があるの」 (小声)


 *** (腕輪も全部みぐるみ外して説得中)


 スファレ 「鈍感で、判断を俺に任せていたお嬢が、この罪人の俺を説得する? ふふ、無理な話だ」


 薔薇子 (今はスファレの気持ちが読めない。でも今まで聞いてたことを思いだせば行ける!)


 薔薇子 「貴方がちょっと前に嬉々として話していた、空飛ぶ鉄の鳥、大きな地を這う蛇、地を這う卵、私も見たことあるの」


 薔薇子 「ひこうき、でんしゃ、くるま、スファレはこの名前を聞いてピンとこない?」


 スファレ 「!?」


 ハウラ 「?」


 薔薇子 「あなたが見た世界は未来、私もスファレと同じ未来人の記憶を持つ者」


 薔薇子 「それに、スマートフォン、スマホという板を弄るのも記憶にないかしら?」


 スファレ 「ま、まさか……そんなことが」


 薔薇子 「スファレが夢に何度も出てきた大好物のホットケーキ。私作り方知っているから今度作ってあげる。弟のカイヤ君、病気で苦しんでる妹のハロイちゃんと一緒にね。だから私に力を貸して、これは強制ではなく私のお願い」


 スファレ 「最後は食べ物かよ。どこまでも読めないお嬢さんだ」


 薔薇子 「私はスファレ、あなたを許しました。罪はありません。裏口から脱出するルートはあります。だからこのまま出て行っても私は咎めません」


 スファレ 「最後まで俺に選択肢を与えるってか。見下してた女にこうも説得されちゃあ俺も終わりだな。はぁ~」


 スファレ 「色石薔薇子、俺の命をあなたに全て捧げます (チュ)」


 ハウラ 「え、あのスファレが忠誠を!? どんなマジックだよ」


 ***


 スファレ 「でさ、今言うのもアレなんだけど、明日の朝に魔録音石でヤッタ記録を親父に渡す必要があるんだよね。それがないと、妹たちが借金のかたで売られてしまう」


 薔薇子 「え? ////」


 ハウラ 「ん? スファレどういう意味だそれ?」


 今回はクッソ長くなったけど、こんな感じで2人のイケメンに囲まれながらも、片方は純粋無垢、片方は知略+参謀はアリだと思った。

 俺はノンケだけど、イケメン男同士のギャグコメイチャラブは悪くねぇと思った!

 裏設定だけど、スファレ自身は「クソ親父への政略結婚による資産計上」をしているのは、弟や病気の妹のためにやってる感じ。

 で、彼もまた薔薇子と同じく現代転生者だけど、薔薇子まで明確に知っているわけではないし思いだせない。

 しかし無意識に、現代知識や経験を中世ヨーロッパ貴族階級に落とし込めるようになっているから超有能という設定。

 薔薇子は現世の記憶を多く持つ代わりに鈍感、スファレは現代知識を無意識に持っているけど前世記憶はほぼない有能参謀。


 女子なら簡単に作れるホットケーキを白腕輪でスファレから何度もイメージが流れ込んできてたから、最後の決め手なったわけ。それが無かったら、そのまま仲間にならずに出て行っちゃたカモ?

 スファレ自体は過去に何十人も令嬢をたらしこんで、資産を奪っては離婚して「親父に借金返済」のために活動してきた。で、邪魔な男性貴族も闇に葬ってる。

 スファレ自身、声マネや顔の変装というスキル持ちで参謀としては超有能、でも詐欺師という表裏をやってみた。

 このエグイ行動や殺人系は、女子には受け入れがたいかもしれないが「クソ親父」から妹たちを守るために仕方なく! って感じ。

 で、薔薇子に忠誠を誓い、クソ親父を粛清追放して妹弟が返って来たら、詐欺師が聖人スファレになるって感じかな。

 こういうのって女子はときめくんじゃないかな? 俺は男だけど、こういう男友達は好きだね。


 今回は主要3人は天然石から引っ張って来たけど、色々名前が使えて面白いね!

 アメリトン、アンデ、チュリン、カイヤ、ハロイ、カルサ、モリオン、ルチル、ツァイト、ガイト、セレス、テクタ、モルチェ、ロアイト、ブロンザ、カイトみたいにね。

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