7-3. 専門知識は必要か?
7-3. 専門知識は必要か?
宇宙から砂を持ってきて、分析したり。高度な科学技術で、ニュートリノを発見したり、と日々研究者は技術と知識で新しい発見や法則を探求している。では、魂の探求はその設備や知識は必要なのだろうか? 私は、データを集めるサーバーと大量のデータを処理できる汎用バッチ処理さえあれば、あとはデータを収集する装置だけで組めると思っている。高度な技術よりも、分析と大量処理と気づきで法則性を導ければよい。
当たり前だが、新しい事業のデータ収集はまっさらな状態なので、信用できるデータとなるための母数は多く必要となる。それまでに、数年と数億人のデータが必要となる。そのデータが各会場(データ収集する場所)で正確に、品質を担保しながら集められるかの人力作業と文化の質のほうが大きいかもしれない。
一人一人を有能な観測者に毎回時間をかけて見ていれば、一定の品質で集められるかもしれないが、それでは10年たっても終わらない。より近い教育を受けた観測者が数百人配備できて第一歩、それから人の年齢層に応じた適切な振り分けと、霊感の軽さ重さでふるいにかけられるペーパーテストの混在が効率が良いと思っている。流れとしては
時給1000円バイトで募集→大学借りて脳は装置を付けながら筆記試験→一定の感度を持つバイトに追加面接試験→高評価の人だけ対面で観測者の分析→すべてビッグデータに送って解析
この繰り返しである。ペーパーテストは、見た映像聞いた音楽嗅いだ匂い、間食、食事などを通じて解答用紙に選択肢や筆記をしてもらい、時系列の脳はと付け合わせて前世がどの時代と地域で反応しているかを調べる。また、記述の嘘、適当さ、間違い、旅行で経験済み等をふるいに落とす所もここで行う。このペーパーテストの精度が高いほど、より安価で効率よくデータ収集できる。ペーパーを通過したら、MRI検査のように個別に脳解析できる部屋に来てもらい、音声等を流して膝蓋腱反射のような無意識に反応する者を数ミリ秒オーダーで観測し、ペーパーテストの結果と突き合わせる。ここまでくると、おおよその前世の出生情報が決まってくる。そして、その分析結果を伝えずに、観測者単独の対面からその人の情報をアカシックレコード(または守護霊)経由で分析してもらう。
最後に、観測者の分析結果とペーパー&MRIの筆記+脳波分析をもとに機械算出した情報の突き合わせをして、「奇跡のランク化」を行う。ここまでを不正しないように、生放送や科学者同伴のもと実績を後悔するようにする。その人の個人情報は隠す必要はあるが……
こういった効率よい前世分析する施設や仕組みを作る必要がある。この奇跡のランク付けを数億人単位で実施する事で、「言い訳ができない奇跡の連続による、魂の存在」が出来上がっていく。いづれ、この奇妙な奇跡に国や企業が投資し始めたら、競争地獄がスタートする。