表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

423/833

25-27.  憑依→異世界→赤ちゃん転生→オリ主アンチオリ主→神様転生→次は【設定提供欺瞞転生】か? アルカディア、すごかった

25-27.  憑依→異世界→赤ちゃん転生→オリ主アンチオリ主→神様転生→次は【設定提供欺瞞転生】か? アルカディア、すごかった


 腕白関白があったアルカディア、日付が古いと思ってたら新しい所があった。


 http://www.mai-net.net/bbs/mainbbs/mainbbs.php?act=list&cate=all&page=1


 やはりというか、前のようなPVの小説は少ない。というか、PVソートやコメントソートがないから正直探すのめんどくさい。

 めんどくさいとは思ったものの、人気ランキングが逆にない事で、新規投稿が頭にきて誰の目にも止まる。そのチャンスからPVが伸びるといった新規救済機能があったのではないか、と思えた。


 今の小説家になろうでは、PVというか評価ブクマ至上主義であり、集団で組んでお互い良い評価ブクマを入れる組織票が有効だったりする。

 さらに、異世界転生と言うジャンルを隔離(別枠)にしたことで、転生にせず、転移とかそもそも転移すらしない異世界の物語モノが増えたという状態にある。



 これは、今の地球が若かったときに大陸分断と結合によって数十億の動物の進化が行われたに近い。なろう投稿サイト=地球が、任意で転生制限をかけ=大陸分断し、転生が急減した=それに適応しようと進化した。

 言ってしまえば、地球による魔改造である。地球は意思を持たず、物理法則に従って隕石が落ち、氷河期になり、定期的に恐竜などを絶滅させてきた。


 しかし、なろう小説投稿サイトは上の判断で環境を変える。転生が増えすぎたら隔離するし、別の何かが増えたら、また隔離するだろう。

 例えば、悪徳令嬢系のジャンル隔離とか? そうなれば、隔離されたジャンルは自然と淘汰されていく。検索に引っかかりにくくなるからだ。


 その点、始祖のなろうのアルカディアはシンプルだ。投稿順であり、組織票もほとんど意味をなさない。だって投稿したら、次の誰かが投稿するたびに下がり、全員同じで埋もれるからだ。

 敢えて言うなら、投稿されるのが少ない時間帯に調整して投稿するくらいで、それ以降は誰も同じだ。


 今のなろう小説サイトとは正反対のアルカディア。これもまた面白いと思った。




 さて話を戻そう。


 これら過去のなろう転生のながれは、ファンの二次創作SSの欲望から広まって進化した。



 原作を共有するニッチなファンたちの狭いコミュニティだったはずが、なのはSSから割とオタク界隈で一般大衆化?してなのは世界感(魔法?少女?)が共有され、主人公たちに入り込んだり、覗いたり、モブ憑依から好き放題やったり、好き放題やるオリ主アンチを裁く【オリ主アンチオリ主】が現れたりと面白いことになった。


 そこから小説というものから戦国IF、指輪物語の魔法中世ヨーロッパの世界感、逆行転生、赤ちゃん転生、ループもの、神からスキルなどの進化を遂げた。


 自由度の上限は、ほぼMAXになったと言える。これ以上、自由で欲望丸出しのSS=なろう小説はあろうだろうか? 自分は限界だと思っている。


 これ以上やると、ご都合主義、著者の妄想前回、テンプレ展開という萎える要素が増え、その萎える要素を潰そうする「カウンターアンチジャンル」が増える。


 シンプルに、チートイーターとかである。



 なろう転生者がチートでハーレムしている。国王とかはバカで適当にやるだけでべた褒め、俺悪いことしました? 主人公の乱立、それを成敗するためのチートイーターは闇のヒーローとしての需要があった。

 ただ、やってることは炎上youtuberみたいなものであり、正統というよりチート飽きたの需要でできた産物だ。

 ある程度やりすぎると、今度はチートイーター側が飽きられる、というか飽きている状態になっている。





 流行と言うのは共感であり、その時の購買層の共感具合で決まる。

 例えるなら、バブル期で育った段階と、30年不況を見てきた20代では違う。


 バブル期団塊に、果たして今のなろうのトップ10を読ませてどう評価されるか?

 いまの30年不況世代に、40年前の小説トップ10を読ませてどう評価されるか?


 違うはずだ。生まれや思想は時代で大きく異なる。土地が違えば文化は違うが、土地が同じでも時代によって大きく変わる。さらに言えば、今生まれた赤子が20になったら、また別の共感とジャンルが生まれる。



 自分は根本を考えた事がある。


 今の読者はなぜ、こういった無双を望むのか?

評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ